毎月の家計で意外と大きな負担になるのが、光回線の月額料金です。一般的には月額4,000円~5,000円くらい掛かることが多いものですが、できれば少しでも安くしたいですよね。
実は、戸建てタイプとマンションタイプどちらの場合でも、月額3,000円台で利用できる光回線はあります。
ただ、スマホとのセット割が無かったり、一定期間が過ぎると料金が高くなったりするので、契約の際はそういった条件を確認するのも大切です。
そこで今回は、3,000円台で使えるおすすめの光回線を、戸建てタイプ・マンションタイプそれぞれで詳しく解説します。
戸建てタイプでも3,000円台で使えるおすすめの光回線は?
利用者の多い光回線はソフトバンク光やドコモ光ですが、ソフトバンク光の戸建てタイプは月額基本料金が5,720円、ドコモ光も5,720円もしくは5,940円と、5,000円以上であることがほとんど。
しかし、戸建てタイプでありながら、月3,000円台で使える光回線もあります。
- So-net光プラス…2年間月額3,780円
- BB.excite 光 Fit…200GBまで月額4,290円(税抜3,900円)
それぞれの詳細について確認していきましょう。
So-net光プラス(2年間月額3,780円)
So-net光プラスは、契約後2年間の月額料金が大幅に割り引かれる光回線です。
戸建てタイプの場合、初月は3,300円、その後24ヶ月目までは月額3,780円で使うことができます。
回線工事の分割代金と同額が月額料金から割り引かれているため、支払いが終われば工事費も実質無料です。
ただ、25ヶ月目(3年目)以降は月額6,138円と高くなってしまう点には注意してください。
【戸建てタイプ】 | 料金 |
初月 | 3,300円 |
1か月目 ~24ヶ月目 |
3,780円 |
25ヶ月目以降 | 6,138円 |
excite 光Fitは200GBまで月額4,290円(税抜3,900円)
BB.excite光 Fitは、光回線では珍しく「段階料金制(従量課金制)」を採用しています。
(引用:BB.excite光 Fit)
料金が上がるタイミングは、戸建てタイプで月30GB・200GB・500GB、マンション(集合住宅)タイプだと月30GB・200GBです。
税込価格だと少しはみ出してしまいますが、戸建てタイプでも月200GBまでは月額4,290円(税抜3,900円)で使えるため、そこまで通信量を使わない人におすすめ。
戸建てタイプの最安は、おてがる光の月額4,708円なので、BB.excite光 Fitはそれよりも安く使えることになります。
ちなみに、200GBは1日平均6GB、YouTubeであれば標準画質動画で1ヶ月あたり370時間使うことができるくらいの通信容量です。
動画配信サービスを毎日見るとしても、通信容量をさほど気にしなくていいのは嬉しいですね。
【戸建てタイプ】 | 料金 |
~30GB | 3,520円 |
~200GB | 4,290円 |
~500GB | 5,060円 |
500GB以上 | 5,830円 |
マンションタイプ
マンション(集合住宅)タイプで取り上げるのは、以下4つの光回線です。
- BB.excite光 Fit…200GBまで3,410円、200GB以上は4,180円
- おてがる光…月3,608円
- エキサイト光…月3,608円
- エキサイトMEC光…月3,850円
それぞれの光回線の月額料金や特徴などについて、詳しく確認していきましょう。
BB.excite 光Fit(200GBまで月額3,410円)
戸建てタイプのところでも取り上げたBB.excite光 Fitは、マンション(集合住宅)タイプだとさらに安く使うことができます。
マンションタイプの場合、200GBまでは月額3,410円、200GB以上使っても月額4,180円です。
【マンション】 | 料金 |
~30GB | 2,640円 |
~200GB | 3,410円 |
200GB以上 | 4,180円 |
戸建てタイプだと月500GB以上でもう一段階料金が上がってしまいますが、マンションタイプは500GBを超過してもそのまま月額4,180円なので、料金が高くなる心配も要りません。
おてがる光(月額3,608円)
通信容量に制限のない光回線の中では最も料金が安いのが、おてがる光です。
おてがる光は、戸建てタイプで月4,280円、マンションタイプの場合月額3,608円となります。
タイプ | 料金 |
マンション | 3,608円 |
IPv6 | 165円 |
毎月200GB以下に収まるなら、BB.excite光のほうが月3,410円と安く済みますが、200GB以上使うような場合は、おてがる光を契約したほうがお得です。
なお、おてがる光は、回線混雑を避けて通信ができるIPv6には標準対応していないため、通信を快適にしたい場合は、別途オプション(月150円)を追加しなければいけません。
その場合は3,608円+165円=3,773円となるため、IPv6標準対応のBB.excite光Fitや、後ほど紹介するエキサイトMEC光などの利用も検討すると良いでしょう。
エキサイト光(月額3,696円)
エキサイト光は、マンションタイプが月額3,696円と安く、新規申し込みの場合は工事費が無料、転用や事業者変更の場合でも1年間月額料金が割引になるなど、とにかく安い光回線です。
タイプ | 料金 |
マンション | 3,696円 |
IPv6 | ー |
最低利用期間も無い(工事費は分割払い)など、手軽に利用できるのがエキサイト光の良さ。
ただ、こちらもIPv6には対応していないため、快適な通信を求めるのであれば、BB.excite光 Fitや、エキサイトMEC光を選ぶようにしましょう。
excite MEC光(月額3,850円)
excite系列で、IPv6に対応している光回線の一つが、excite MEC光です。
excite MEC光は、料金設定がシンプル。BB.excite光Fitのように従量課金制でもなく、一律3,850円となっています。
タイプ | 料金 |
マンション | 3,850円 |
IPv6 | 〇 (料金込) |
エキサイト光はIPv6非対応で月額3,850円なので、excite MEC光との差額はたったの154円です。
エキサイト光のほうが料金は安いですが、速度に快適さを求めるなら、MEC光を選んでおけば間違いありません。
3,000円未満で使える光回線は?
通常4,000円から5,000円であることが多い光回線を、3,000円台で使えたらかなりお得ですよね。
しかし、光回線の中には、月額3,000円未満で使える光回線もあるんです。
注意点も合わせて確認していきましょう。
So-net光プラスとexcite 光Fitなら2,000円台で使えないこともない
戸建てタイプだと月3,480円で使えるSo-net光プラスは、マンションタイプになると月額2,728円(2年間)という安さで使えます。
戸建てタイプ同様、3年目以降は月額4,480円に料金が上がってしまいますが、最初の2年間はかなり費用が抑えられますね。
また、前述の通り、excite光Fitは、30GBまでなら月額2,640円で利用することも可能。まあ、光回線を引いて30GB以上通信をしない人は早々いないのであまり現実的ではありませんが…。
月額2,000円台で光回線を使える選択肢もあるとはいえ、基本的には他の選択肢を考える方が良いでしょう。
戸建てタイプだとeo光が1年間3,278円で使える
戸建てタイプの場合、eo光なら条件付きで1年間だけ3,278円(税抜2,980円)で利用することが可能です。
eo光を新規契約もしくは他社から乗り換えると、通常5,448円の月額料金が1年間3,248円になります。
どちらも税込価格では少し3,000円を超えてしまいますが、それでも安く使えることには変わりありません。
eo光は関西地方を中心に展開する評判の良い光回線なので、関西在住の人は検討してみると良いでしょう。
関連:月額2,000円台で使える光回線はあるの?条件付きでも一定期間お得に使えるものを集めました

ドコモ光やソフトバンク光などの大手はセット割を使わないと割高
ここまで解説してきた通り、ドコモ光やソフトバンク光など、大手携帯キャリアが運営している光回線は、基本的に他社よりも料金が割高です。
光回線 | 戸建て | マンション | 詳細 |
ドコモ光 | 5,720円 ~5,940円 |
4,400円 ~4,620円 |
詳細 |
ソフト バンク光 |
5,720円 | 4,180円 | 詳細 |
おてがる光 | 4,708円 | 3,608円 | 詳細 |
エキサイト光 | 4,796円 | 3,696円 | 詳細 |
So-net光 プラス |
3,608円 ~6,138円 |
2,728円 ~4,928円 |
詳細 |
一方、通信費全体で考えると、キャリアのスマホを利用している人は、ドコモ光やソフトバンク光などキャリアの光回線を使うとお得になります。
例えば家族4人がソフトバンクユーザーの家庭がソフトバンク光を契約すると、2年間で100,000円近くの節約が可能です。
とはいえ、家族で同じキャリアの加入者が多くないと、割引額も大きくならないのであまりお得ではありません。
それに、スマホとのセット割にこだわらなければ、割引なしで安く使える光回線もあります。
何を削って何を選ぶ方がお得になるか、複数の選択肢の中から検討を重ねることが重要です。
関連:格安SIMも光回線のセット割を使えば安くなる?実はセット割なしの光回線の方が安い場合もあるので要確認!

まとめ|3,000円台で使える光回線はいくつもある!
月額料金を安くするのが難しいという印象がある光回線ですが、いろいろ探してみれば、安く使える光回線は案外いくつもあります。
ドコモやソフトバンクなどのキャリアユーザーにとっては、セット割を適用すると通信費が安くなる傾向はありますが、家族の加入者が少ない場合は大した割引にはなりません。
スマホのセット割にこだわるよりも、月額料金の安い光回線を選んだほうが良いこともあります。
自分の使っているスマホとのセット割引きがなくても、1年や2年分の通信費をシミュレーションして、よりお得に使える光回線を使っていきましょう。