5Gの普及で光回線は不要になる?5Gの速度は光回線の何倍?理論値や実測値、使い勝手を比較!

最近大きな話題になっている「5G」は、以前では考えられないほど高速な通信ができる最新の技術です。

理論上の最大通信速度は光回線の10倍になるとも言われているので、5Gがあれば光回線はもはや必要ないように思われるかもしれません。

しかし、現状では5Gはまだまだ対応エリアが限られていて通信量の制限があるなど、光回線にはないデメリットがあるため、5Gと光回線の双方を上手に活用することが大切です。

今回は、5Gと光回線の通信速度の比較や、5Gとの付き合い方などについて解説します。

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5Gと光回線はどっちが速い?

最新の通信規格「5G」は、世界を大きく変えると言われているほどの技術です。

その通信速度も光回線を大幅に上回ると言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか。

これまでの通信技術に関する歴史も含めて、5Gの速度を検証してみましょう。

5Gの理論値は最大10Gbpsで4Gの約10倍

5Gの通信速度の理論値は最大10Gbpsで、4Gの最大1Gbpsの約10倍です。

つまり、5Gで通信を行うと、これまでの4Gと比べて通信時間が10分の1になります。

これまでの通信方式の世代ごとに速度や用途などをまとめると、次の通りです。

第2世代
(PCD)
第3世代
(W-CDMA)
第3.5世代
(W-CDMA
HSPA)
第3.9世代
(LTE)
第4世代
(LTE
-Advanced)
最大
通信
速度
(理論値)
0.01Mbps0.38Mbps14Mbps150Mbps1000Mbps
(1Gbps)
DVD1枚の
ダウンロード
時間
1,050~
1,100時間
(43~44日)
27~30時間45分~1時間4~5分30~40秒

(参考:総務省「第5世代移動通信システム(5G)の今と将来展望」)

5Gが開発されるまでに様々な通信方式が登場し、2015年の第4世代に至るまでに通信速度が約30年間で10万倍になっていることが分かります。

5Gはここから更なる進化を遂げており、特筆すべきは以下の3点です。

  • 最高伝送速度10Gbps
  • 遅延時間が約1ミリ秒
  • 1㎢あたり100万台機器を同時接続可能

これらの機能により、2時間の映画をわずか5秒でダウンロードすることや、身の回りのあらゆる機器をネットに接続することが可能となります。

一般的な光回線の理論値は下り1Gbps

NTTフレッツ光などの一般的な光回線の理論値は下り(受信)が1Gbpsで、これは4Gの理論値と同じくらいの速度です。

しかし、実測値は1Gbpsに達しないことがほとんどで、VDSL方式などが採用されている集合住宅の場合は下りで最大100Mbpsまでしか出ないケースもあります。

また、同じフレッツ光の回線を使用していても、プロバイダによっては通信速度が大幅に遅くなってしまうことも。

このように、光回線の速度は回線の種類や環境によって左右されることが大きく、理論値と実測値には差があります

標準的な光回線と実測値を比較すると、5Gのほうが速い

以前、理論値と実測値の差や、5Gと光回線の速度差を調べるために検証したところ、5Gの圧勝ではありました。

5Gスポットで計測した速度は、下り最大729Mbps、上り最大116Mbpsで、標準的な光回線の下り最大12.2Mbps、上り9.6Mbpsと比べると、5Gの速度はかなり速かったです。

どちらも理論値は1Gbpsですが、実測値となると標準的な光回線は5Gの速度に劣りました。

なお、「5Gがついに開始!」の記事では、法人向けのギガらくWi-FiやクラウドSIMとの速度比較も行っていますので、ぜひこちらも参考にしてください。

【ドコモでレビュー】5Gがついに開始!通信速度の実測値や各キャリアのプラン・エリアまとめ。
各キャリアで5Gがいよいよスタート。速度が速いと言われている5Gですが、実際どれくらいなのか気になっていた方は多いのではないでしょうか。 そこでさっそくドコモの5Gプランを契約し、高い端末代を出して、回線速度の実測をしてみました。 ...

5G対応のスマホやポケットWiFiが登場している

5Gは最先端の通信技術ですが、すでに各社から5G対応のスマホやポケットWiFiなどが続々と発売されています。

5Gに対応しているサービスについて見ていきましょう。

ドコモやau、ソフトバンクや楽天から5G対応スマホが発売開始

ドコモやau、ソフトバンクや楽天といったキャリアからは、5G対応のスマホが続々と発売されるようになっています。

例えば、ドコモでは毎月100GBまで使用可能な「5Gギガホ」が月額7,650円従量制の「5Gギガライト」では7GBで6,150円など、4Gと比べると高額ではありますが5G専用の料金プランも出始めました。

各社ともに5Gサービスの展開に積極的で、ドコモやauでは5年後の5G展開率を90%にするという大きな目標を掲げています

総務省でも5G展開率を5年で50%以上にすることを計画しており、これは大都市圏だけではなく地方もカバーしなければ達成できない数値です。

このように、キャリアでは5Gを使用できるエリアは少しずつ広がっているので、いずれは5Gも4Gと同じように幅広く活用されるようになるでしょう。

ドコモやauからは5G対応のポケットWiFiも取り扱いあり

ドコモやauからは、スマホ以外にも5G対応のポケットWiFiの取り扱いも始まっています。

例えば、ドコモが販売している「Wi-Fi STATION SH-52A」というルーターでは、通信速度が下りで最大4.1Gbpsで、これまでにない高速通信が可能です。

【ドコモの5G対応データ通信製品「Wi-Fi STATION SH-52A」】

auの「Speed Wi-Fi 5G X01」でも通信速度の理論値が最大4.1Gbpsとなっていますが、これらのルーターの実測値は400Mbpsくらいだと言われています。

環境によってはさらに速度が低下することもあるため、5G対応スマホと比べると見劣りする点があるかもしれません。

とはいえ、4G環境の実測値が下り100~150Mbpsくらいになるので、普段使う範囲なら十分な性能だと言えるのではないでしょうか。

ポケットWiFiの通信速度はソフトウェアアップデートによっても向上するので、今後もさらなる速度の向上が期待できます。

5Gの登場で、光回線は不要になるのか?

5Gは光回線よりも高速な通信ができるので、5Gは光回線の代替になるように思われるかもしれません。

しかし、5Gは全国的にはまだまだ普及しておらず、光回線でも5Gに匹敵する速度で使えるエリアが増えているので、光回線が不要になることはまだ先になりそうです。

エリアが限られているため全国的に使えるのはまだまだ先

現在のところ、5Gを使えるエリアはまだまだ限られていて、大都市圏や一部の地方都市など限られた地域でしか使用することができません

5Gの対応エリアを拡大させるのに時間が掛かる理由のひとつが、5Gでは従来の4Gより周波数の高い電波を使用することです。

高周波の電波は障害物の影響を受けやすく遠くまで届きにくいため、5Gを全国的に展開するためには多くの基地局が必要になります。

4Gや光回線は全国の幅広い地域で使用できるので、対応エリアが限られているという不便さを感じることはほとんどないでしょう。

このように5Gは使えるエリアが限定的で、現在のところは光回線の代替として使うのは難しいです。

光回線なら、通信量や速度制限を気にせずに済むプランが多い

5Gのみならずスマホの回線の大きな問題が、通信量の制限とそれをオーバーしたときの速度制限です。

例えば、ドコモの「5Gギガホ」では1か月あたりのデータ通信容量が100GB、ソフトバンクの「メリハリプラン」では1か月50GBに制限されています。

このデータ容量を超過してしまうと速度制限が掛かるので、5Gどころか高速通信さえできなくなるので厄介です

それに今後5Gの利用者数が増えれば、通信量や速度の制限がさらに厳しくなることも考えられます。

光回線の料金プランは定額制で無制限に使えるのがほとんど。通信量や制限が気になる人は、光回線を使うほうが通信に困ることは少ないでしょう。

光回線でも10Gbpsや5Gbpsの高速通信を利用できるエリアが拡大中

一般的な光回線の速度は理論値で1Gbpsでしたが、2020年春にNTT回線で10Gbpsコースのプランが始まりました。(NTT東西フレッツ光クロス、ドコモ光10Gbpsコースなど)

以前からNURO光やauひかりでは既に超高速通信プランは始まっていましたが、全国的に回線が普及しているNTTで10Gbps対応プランが開始されたことで、5Gに匹敵する速度通信ができるチャンスが広がっています

通常の1Gbpsプランに比べると、いずれも月額料金はやや高めです。

高速プラン月額料金公式詳細
ドコモ光
(NTT回線)
10ギガ
タイプA
6,300円公式詳細
10ギガ
タイプB
6,500円
NURO光10Gs5,743円公式詳細
6Gs5,243円
auひかり10Gbps6,380円公式詳細
5Gbps5,600円

ただ、NTT回線やその他の回線でも10Gbpsコースを申し込むことのできるエリアはまだ限られているため、どの地域の人でも利用できるわけではありませんが…。

それでも順次10Gbpsエリアは拡大中なので、5Gエリアよりも先に対応する可能性もあります。

既に光回線を引いている人は同回線における10Gbpsコースへの切り替えはそう難しくないので、5Gよりも光回線の超高速プランへの申込みを検討してみると良さそうです。

5Gが普及していなかでも家庭や職場では光回線は必要になる

5Gの基地局整備は日々少しずつ進んでいて、気付かないうちに自宅が5G対応エリアになっているという人もいるかもしれません。

ただ、自宅で5Gが使えても職場では4Gしか使えないなど、出先や移動中に5Gエリアの圏外となってしまう可能性は高いです。

5Gの速度は確かに高速で生活を一変させてくれるものですが、通信量や通信の安定性を考えると光回線のほうが優位に立っています。まだしばらくは、光回線が不要になることはないでしょう。