ポケットWiFiの電池の残量が気になって思うように使えず、もどかしい気持ちになったことはありませんか。
充電が切れてしまうと、ポケットWiFiはただの荷物になってしまいますよね。
そこで本記事では、ポケットWiFiのバッテリーがもたない理由や持ち歩かずに済む方法、ポケットWiFi向けのモバイルバッテリーについて解説していきたいと思います。
ポケットWiFiのバッテリーがもたないのはなぜ?
ポケットWiFiを使っていて、電波の強さや速度と同じくらい気になるのが、バッテリー持ち。
ポケットWiFiのバッテリーが持たない理由には何があるんでしょうか。
ポケットWiFiを省エネモードにしていない
最近のポケットWiFiはほとんどの端末で操作画面がついていて、接続台数やアンテナの本数など色々な情報を見ることができます。
その反面、画面を自動的に暗くしたりスリープモードになったりする設定をしていないと、思っている以上に充電を使ってしまうケースもあるようです。
端末の設定からタッチして簡単に変えられるので、設定しておくと良いでしょう。
バッテリーを保護する機能が作動して100%充電されない
充電残量が少しでも減っていたら、つい充電したくなりますよね。
フル充電の100%の数字を見たら安心する気持ちは、よく分かります。
ただ、100%の満充電が続くとバッテリーが傷み、一度の充電で使えるバッテリー容量がどんどん減少してしまうので、最近の端末には自動的に100%から充電量を減らす機能が付けられています。
100%にしたくて寝る前に充電したのに、朝起きたら充電が減っていたら、この機能が作動しているからと考えられます。
充電するときはなるべく残量が0%に近い状態まで使い切り、100%になったらアダプタを抜いておくようにしましょう。
(参考:UQ コミュニケーションズ)
速度の速い通信をしている
主に使っている通信速度以上のモードで接続を続けていると、そのぶん充電を使ってしまう場合があるようです。
WiMAXであればハイスピードプラスエリアモード、docomoであればpremium4Gなどがそれにあたります。
速度が速いということは、いつも以上の情報や速さで通信しているということなので、バッテリーを消耗してしまうのもよく分かります。
モバイルバッテリーを持ち歩かずにポケットWiFiを使う方法5つ
ポケットWiFiの他にモバイルバッテリーまで持ち歩くとなると、負担に感じてしまいますよね。
それでもポケットWiFiを使いたいあなた、大丈夫です。
モバイルバッテリーを持ち歩かずにポケットWiFiを使う方法を5つ紹介します。
使わないときは、スマホとパソコンのWiFi設定をオフにする
スマホやパソコンのWiFiをオンにしたままでいると、バックグランドで通信していたり、気付かないうちに自動アップデートしていたりして、気付かないうちにポケットWiFiで通信していることがあります。
ポケットWiFiを使わないなら、接続端末のWiFi設定をオフにしておけば、無駄なバッテリー消費を避けることができます。
電池持ちがよい端末を購入する
ポケットWiFiは端末によって連続通信時間が違います。
最新端末であれば9時間以上使うことができるものが多いので、1日の中で少しずつ使う程度であればバッテリーがなくなることはないでしょう。

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使わないときは電源を切っておく
一番良い方法は、使わない間はできるだけポケットWiFiの端末の電源を切っておくことでしょう。
ただ、頻繁に電源を入れたり切ったりすると、電波を拾うためにバッテリーを消費してしまうので、長時間使わないと判断した場合には切るようにしておくと良いかもしれません。
電池パックの交換や端末の機種変更
繰り返し充電のできるリチウム電池は、スマホやポケットWiFiなど多くの機器に使われていますが、充電する回数が増えるほど、バッテリーが劣化して充電できる量は減っていきます。
端末によっては電池パックが取り外せるものと、自分ではバッテリーを変えられないものがあるのでそれぞれ対応が変わりますが、大きく分けて「電池パックの交換」か「端末の機種変更」が考えられます。
【電池パックが取り出せる場合】
- 契約先に連絡して新しい電池パックを送ってもらう
- 契約した店舗で電池パックを購入し、替えてもらう
- 家電量販店やネット通販などで電池パックを購入して自分で交換する
【自分で交換できない端末】
- 契約先に連絡して新しい端末に機種変更する
- 契約先に連絡してバッテリーを交換してもらう
なお、自分でバッテリー交換ができない端末であるにも関わらず交換しようとして故障してしまった場合は、メーカーからの公式サポートが受けられず費用が余計に掛かってしまう恐れがあるので、無理に交換しないほうが良いでしょう。
キャリアはアフターサポートも充実しているので、電池パックやバッテリー交換で困ったら各ショップやオンラインで相談するのも一つです。
以下、ポケットWifiのなかでも代表的なWiMAXとY!mobileの2つの対応を紹介します。
UQ コミュニケーションズの場合
2年以上使っていれば無料で機種変更ができますが、2年以内のバッテリー交換はオプションの保証内容ではないため、修理代として高額の費用を請求されます。
(参考:WiMAX「機種変更」)
Y!mobileの場合
同一機種を1年以上使用し、かつ故障安心パックに1年以上加入していた際に内蔵バッテリー交換を一律3,300円で行うことが可能です。
(参考:Y!mobile「故障安心パック」)
ポケットWiFiをレンタル+縛りのないプランに加入
ポケットWiFiを契約するときは、2年や3年以上の契約をする場合がほとんどですが、最近は長期契約を前提にしないところも出てきています。
長期契約の縛りがなく、ポケットWiFiもレンタルで借りることができれば、端末代や期間を気にすることなく解約することができるので、バッテリーの消耗も心配せずに使うことができます。

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ポケットWiFiにおすすめのモバイルバッテリー
ポケットWiFiの他にモバイルバッテリーまで持ち歩くのはちょっと・・・。
でも薄くて軽いバッテリーだったら、スマホの充電対策としても持っていていいかなという人のために、ポケットWiFiの充電におすすめのモバイルバッテリーをいくつか選んでみました。
同時接続3台まで可能!Type-Cポート・microUSBポート搭載で対応しやすい
- サイズ:19cm×10.2cm×2.8cm
- 重量:195g
- 4台同時充電可能
- ライトニングケーブル対応
- 10000mAhの大容量バッテリー
- カラーバリエーション豊富
モバイルバッテリーのなかでも、USBポート以外も使えるものは非常にありがたいですね。
さらに同時充電が最大2台まで可能なので、複数の機器の充電にも困ることはありません。
アルミボディがおしゃれ&500回繰り返し使用できる
- サイズ:約92 x 60 x 22mm
- 重量:180g
- USB-Aポート×1
- 一度の充電でiPhone11に2回充電できる大容量バッテリー
3つの中でサイズが一番小さく軽いことから人気が高く、世界で累計3,000万台以上販売されているモバイルバッテリーです。持ち運びグッズとして長く愛用できそうですね。
その発想はなかった!モバイルバッテリー自体がポケットWiFiになる機器
モバイルバッテリーのなかにも、ポケットWiFiとして使うこともできる珍しいものもあります。
- サイズ:7.5 x 2.2 cm
- 重量:231g
- 日本版 7800mAh大容量バッテリー搭載
それがこちらのBattery Wi-Fiで、SIMフリーのポケットWiFiとして使えるうえに、スマホの充電にも使うことができます。
この機器の充電がなくなってしまうとモバイルバッテリーとしてもポケットWiFiとしても使えないのでただの荷物にはなってしまいますが、2つの機能が1つになっているのは必見ですね。
最後に
機器が古くなってきた、最近もたなくなってきたという方は、ポケットWiFiの状態を確認したうえで端末交換やバッテリー交換、もしくはモバイルバッテリーの用意をしておくと良いでしょう。
最新端末を購入し、ほどほどに使う程度の人であればそんなに心配はいりませんが、1日中使うようなヘビーユーザーであればバッテリーのもしもの時のことは考えておきたいものですね。

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