ブラスト光は、株式会社ティーダが運営する光回線サービスで、NURO光の回線を使用していることが特徴です。
NURO光と同じく高速で安定した通信には定評があり、ソフトバンクスマホとのセット割やプランによって3年目以降は解約金が掛からなくなるなどの魅力があります。
しかし、NURO光と比べるとコスパが悪いことや、工事費を実質無料にするための長期契約が難点です。
本記事では、ブラスト光の特徴や月額料金、口コミ・評判、NURO光との比較などについて分かりやすく解説します。
【この記事で分かること】
- ブラスト光の料金や工事費
- ブラスト光のメリット・デメリット
- NURO光と比べてどちらがお得に使えるのか
ブラスト光(BLAST光)はNURO光の回線を使った光回線サービス
ブラスト光の大きな特徴は、NURO光の回線を使用していることです。
NURO光のように最大2Gbpsと、フレッツ光系列の光回線と比べて2倍の速度でネットを使うことができます。
そんなブラスト光の月額料金や通信速度について、さらに詳しく掘り下げていきましょう。
参考:ブラスト光公式
【期間・料金】2年契約で月5,217円、3年契約で月額5,478円
ブラスト光には、「ブラスト光」と「ブラスト光プラス」の2種類の料金プランがあります。
通常プランのブラスト光では月額基本料金は5,217円、ブラスト光プラスでは5,478円。
通常プランの料金は、NURO光の「G2 V」と同じです。
ブラスト光 | ブラスト光 プラス |
|
月額料金 | 5,217円 | 5,478円 |
契約期間 | 2年 | 3年 |
契約解除料 | 22,000円 | 33,000円 |
工事費 | 44,000円 →実質無料 (30ヶ月分割) |
44,000円 →実質無料 (50ヶ月分割) |
サービス 内容 |
WiFiルーター 無料レンタル |
・WiFiルーター 無料レンタル ・セキュリティ オプション |
ブラスト光と、ブラスト光プラスの差は、契約期間の長さとセキュリティオプションの有無にあります。
契約期間はブラスト光が2年、ブラスト光プラスでは3年です。
なお、ブラスト光を契約した場合、セキュリティオプションをつけるには月額550円が掛かるため、差額を考慮するとブラスト光プラスを契約したほうが年間3,000円ほどお得です。
関連:NURO光が速いって本当?料金や工事費、キャッシュバック、実際の口コミや評判をまとめて紹介
【速度】NURO光の回線なので下り2Mbps/上り1Mbpsで速い
(引用:ブラスト光公式)
ブラスト光ではNURO光と同じ回線を使用しているため、いずれの料金プランでも最大通信速度は下り2Mbpsで上り1Mbpsです。
※下り…ダウンロード(受信)時の速度、上り…アップロード(送信)時の速度。
フレッツ光などNTT回線と比べると混雑が少なく、通信も比較的快適に使えます。
ブラスト光の評判や口コミ
ブラスト光の評判や口コミを集めました。
NUROの回線だから速度はとにかく速い
ブラスト光を使っている人の速度を見ると、下り800Mbps超、上りも500Mbps超えでかなり速いです。
やはり、NURO光の回線を使っているだけありますね。
勧誘の電話には良くない評判も
勧誘の電話を受けた人の中には、実際とは異なる説明を受けたという人がいました。
昨日、詐欺に合いました。電話で、ソフトバンク光がなくなってブラスト光になるので手続きをして下さというような内容で、40分程話されました。夫にLINEで報告したら、それは怪しいと言われ、調べたらソフトバンク光はなくならないそうで、らまんまと騙されました(TT)(Twitter)
電話による説明が不十分でよく分からない場合は、電話を一旦切ったり、家族に相談したりするのがおすすめです。
また、何度も勧誘の電話を受けている人も多くいました。
うち、ソネットau光なんだけど、ブラスト光にすると安いとか何回もかかってきてさ、ああいうのってどういう流れなの。ほんと腹立つ。どこから電話番号仕入れてるんですか?とか聞いちゃったよ。何回もとりあえずうちはやらないんでって言ってるが、おそらくいろんなとこが何度も電話してくるけど。(Twitter)
送られてきた契約書を見ると、オプションがいくつもついていたという口コミもあるので、契約内容はよく確認しておくようにしてください。
光コラボやNURO系列の電話勧誘で困っている方は、こちらの記事に対処法をまとめています。合わせてご覧ください。
関連:光回線の電話勧誘がしつこい!光コラボやauひかりを名乗る相手は代理店?断り方や勧誘停止登録方法を紹介

ブラスト光のメリット
ブラスト光には次のメリットがあります。
- ソフトバンクとのセット割でスマホ料金が最大1,100円引きになる
- 3年契約なのに3年目以降は契約解除料が無料
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
ソフトバンクスマホとのセット割でスマホ料金が最大1,100円引きになる
NURO光と同様にブラスト光でも、ソフトバンクユーザーが「おうち割光セット」を利用できます。
(引用:ブラスト光公式)
おうち割光セットは、ソフトバンクのスマホユーザーが特定の光回線をセットで契約することで、スマホの月額料金が最大1,100円安くなるというサービスです。
また、条件を満たせば最大10回線まで割引を適用することができるので、家族4人がソフトバンクユーザーの場合は2年間で105,600円もスマホ代が安くなります。
ただし、おうち割光セットの適用には「NURO光でんわ」と「ホワイトコール24(無料)」の加入が条件となります。
ブラスト光プラスは3年契約なのに3年目以降は契約解除料が無料
ブラスト光プラスは2年以内に解約すると33,000円の違約金が掛かりますが、契約から3年以降に解約した場合は違約金が無料になります。
3年契約なのに、3年目以降の違約金が無料になるというのは珍しいですね。
ただ、工事費を実質無料にするためには、50ヶ月の分割払いが必要です。
たとえ3年目以降に解約したとしても、50ヶ月以内に解約した場合は、工事費の分割代金(880円×残り期間)を一括請求されます。
なお、解約時は違約金や工事費の分割費用とは別に、機器改修費として22,0000円が掛かる点に注意してください。
ブラスト光のデメリット
ブラスト光のデメリットは次の通りです。
- 月額料金はNURO光よりもやや高め
- 工事費を実質無料にするには30または50か月かかる
- 2年以内の途中解約で3万円の契約解除料発生する
- NURO光のエリアはNTT東西に比べると限定的
それぞれ確認していきます。
月額料金はNURO光よりもやや高め
ブラスト光はどちらのプランを選んだ場合でも、NURO光よりもコストパフォーマンスが悪くなります。
ブラスト光の「ブラスト光」と「ブラスト光プラス」2種類の料金プランと、NURO光の「G2 Vプラン」を比較してみましょう。
料金 (税込) |
内容 | |
NURO光 G2 Vプラン |
5,217円 | ・WiFiルーター 無料レンタル ・セキュリティ オプション |
ブラスト光 | 5,217円 | ・WiFiルーター 無料レンタル |
ブラスト光 プラス |
5,478円 | ・WiFiルーター 無料レンタル ・セキュリティ オプション |
このように、月額料金やセキュリティなどのサービス内容を考慮すると、NURO光の方がお得です。
NURO光の月額料金は5,217円で一見するとブラスト光の通常プランと同じですが、NURO光には月額550円のセキュリティオプションが無料で付帯します。
同じ回線を使うなら、ブラスト光を選ばなくても、NURO光で十分です。
工事費を実質無料にするには30ヶ月または50ヶ月の契約が最低限必要
ブラスト光は工事費が実質無料になる光回線ですが、そのためには30ヶ月(2年6ヶ月)もしくは50ヶ月(4年2ヶ月)の分割払いが必要です。
払い終える前に解約した場合は、残債を一括で支払わなければいけません。
分割支払いは、ブラスト光が「1,446円×残り期間」で、ブラスト光プラスでは「880円×残り期間」です。
例えば、ブラスト光を契約から24か月で解約した場合の残債分は8,676円(1,446円×6ヶ月)、ブラスト光プラスを36か月で解約した場合は12,320円(880円×14ヶ月)になります。
ですから、何らかの事情で途中解約する可能性がある場合は注意が必要です。
契約解除料が高い
通常プランの契約期間は2年、ブラスト光プラスは3年です。
更新月前に解約すると、ブラスト光は22,000円、ブラスト光ブラスでは33,000円の違約金が掛かるため注意が必要です。
ブラスト光 | ブラスト光 プラス |
|
契約期間 | 2年 | 3年 |
違約金 | 22,000円 | 33,000円 |
通常プランは契約満了の翌月が更新月となっていますが、ブラスト光プラスは3年目以降であればいつ解約しても違約金が掛かりません。
3年以上契約する予定があれば、通常プランよりもブラスト光プラスを選ぶと良いでしょう。
NURO光のエリアはNTT東西に比べると限定的、利用できない場合もある
ブラスト光の回線はNURO光と同じですが、そのNURO光は対応エリアが限定されており、利用できない地域がたくさんあります。
北海道 | 北海道 |
関東 | 東京都、神奈川県、 埼玉県、千葉県、 群馬県、栃木県、茨城県 |
東海 | 愛知県、静岡県、 岐阜県、三重県 |
関西 | 大阪府、兵庫県、京都府、 奈良県、滋賀県 |
九州 | 福岡県、佐賀県 |
※一部エリアを除く
NTT系列の光回線は基本的に全国各地で利用可能で、繋がらないのはごく一部のエリアだけです。
一方でNURO光は東北地方・中国地方・四国地方で利用できず、エリア内になっている都道府県でも対応していない市町村がいくつもあります。
ブラスト光を検討している場合は、NURO光のエリア検索でエリアの有無を確認してみましょう。
参考:NURO光公式
NURO光とCひかり、ブラスト光を比較
NURO光やブラスト光の他にも、NURO光の回線を使っている光回線に「Cひかり」があります。
このNURO光とブラスト光、Cひかりの3つを比較してみました。
光回線 | NURO光 G2 Vプラン |
Cひかり | ブラスト光 |
回線 速度 |
下り最大2Gbps 上り最大1Gbps |
||
月額 料金 |
5,217円 | 5,478円 | 5,217円 |
契約 期間 |
2年 | 2年 | 2年 |
違約金 | 10,450円 | 22,000円 | 22,000円 |
工事費 | 44,000円 (30ヶ月分割) |
||
内容 | ・WiFiルーター 無料レンタル ・セキュリティ オプション |
・WiFiルーター 無料レンタル |
・WiFiルーター 無料レンタル |
備考 | ・45,000円CB ・セット割 |
・50,000円まで 他社の違約金負担 ・セット割 |
・セット割 |
詳細 | 詳細 | 詳細 | ー |
結論から言うと、この3つの中ではNURO光が一番お得な回線です。
Cひかりとブラスト光プラスの月額料金は同じですが、Cひかりにはセキュリティオプションが付帯しません。
一方、NURO光は解約金も10,450円と他より安く、45,000円のキャッシュパックなどサービスが充実しています。つまり、この中で言えばNURO光のコスパが最も良いのです。
NUROの回線を使いたいなら、Cひかりでもブラスト光でもなく、NURO光の契約がおすすめです。
まとめ:ブラスト光で契約するよりもNURO光がおすすめ
NURO光とブラスト光はよく似た回線に見えますが、月額料金とサービス内容を比較すると、NURO光の方がコスパが良いです。
また、ブラスト光プラスでは基本的なサービス内容はNURO光と同じですが、月額料金が200円ほど高いため、NURO光を選んだほうがお得になります。
ですから、NURO系列の回線を検討するなら、基本的にNURO光を契約するのが最もおすすめです。
参考:ブラスト光公式