どんなときもWiFiのエリア確認・検索をする方法は?クラウドSIMは対応キャリアとバンド数の確認を

LTEポケットWiFi、商品別情報

ポケットWiFiで通信できる地域を知る方法として、契約前に必要となるのはエリア確認です。

しかしどんなときもWiFiのエリアの公式サイトにはエリアを確認する方法がなく、出てくる言葉は「トリプルキャリアネットワークに対応でどこでも繋がる」といったもの。

そこで本記事ではどんなときもWiFiのエリアを確認する方法について詳しく解説していきます。

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どんなときもWiFiのエリアはトリプルキャリアのエリアなの?

(引用:どんなときもWiFi公式)

トリプルキャリアネットワークとは、ドコモやau、ソフトバンクの持つ通信エリアのこと。

ただ、どんなときもWiFiでは「携帯は繋がるのに圏外になる」「どんなときもWiFiが繋がらない」といった評判もあるため、本当に「どんなときもWiFiのエリア=トリプルキャリアのエリア」なのかは疑わしいところがありますよね。

結論から言うと、どんなときもWiFiは「基本的にはトリプルキャリアのエリア、ただそのエリア内でも使えないことがある」となります。

矛盾にも聞こえるこの結論について、なぜそのように言えるのかを確認しておきましょう。

トリプルキャリア対応のクラウドSIMはそのエリア内なら基本的に使える

どんなときもWiFiの公式サイトには「どんなときもWiFiのエリア」といったページはありません。

それは、どんなときもWiFiはクラウドSIMを採用しているため、一定の回線に依存しない通信の仕方をするからです。

(引用:どんなときもWiFi公式)

クラウドSIMとは、SIMカード不要でネットが使える技術のこと。

クラウドサーバー上にあるSIMカードを使うクラウドSIM方式により、どんなときもWiFiはキャリアの回線から自動的に最適なものを選んで通信するようになっています。

このためどんなときもWiFiでは、ドコモ・au・ソフトバンクのキャリアネットワークのあるエリアであれば基本的には通信が可能です。

携帯の利用可能場所とどんなときもWiFiの利用可能場所は必ずしも一致しない

しかしその一方で、どんなときもWiFiのページには次のような文言が記載されています。

ソフトバンク/ドコモ/auのネットワーク・LTE回線に対応しておりますが、どんなときもWiFiの提供端末とお使いの携帯電話の”対応帯域”が異なる場合、携帯電話が利用できる場所であってもどんなときもWiFiがご利用頂けない場合がございます
携帯電話の利用可能場所とどんなときもWiFiの利用可能場所が必ずしも一致するわけではございませんので、予めご理解くださいませ

(引用:どんなときもWiFi公式)

「対応帯域」とはいわゆる「周波数(バンド)」のことです。(以下「バンド」)

キャリアに振り分けられているバンドは異なっていて、スマホなど携帯端末によっても対応バンドは違います

したがって上述の文章では、どんなときもWiFiの端末と自分の携帯とを比べた時に、携帯で繋がってもどんなときもWiFiでは繋がらないという場面が出てくる可能性があると説明しているわけです。

つまり、「どんなときもWiFiのエリア=トリプルキャリアがカバーするエリア」とは必ずしも言えないことが分かりますね。

どんなときもWiFi端末の対応バンドとキャリアの対応バンドを比較

どんなときもWiFiサイトを見ると、周波数帯の欄には次のような情報が記載されています。

LTE-FDD Band
1/2/3/4/5/7/8
/9/17/19/20
LTE-TDD Band
38/39/40/41
WCDMA Band(3G)
1/2/4/5/6/8/9/19
GSM(2G)
850/900/
1800/1900MHz
CDMA/EVDO
BC0/BC1

LTE-FDDやLTE-TDDなどの用語は、通信方式の名称。

LTE-FDDは上りと下りで異なる周波数を使うのに対して、LTE-TDD方式は同じ周波数を短時間で切り替えながら通信します。

さらに前者は低周波数帯を、後者は高周波数帯を使うため、通信内容や接続状況に合わせてこれらの通信方式を切り替えることで快適な通信ができるようになっています。

ではここで、どんなときもWiFi端末の対応バンドと、キャリアの代表的なバンドを比較してみましょう。

下表は総務省の「各携帯電話事業者の通信方式と周波数帯」で、キャリアの使う主なバンドが記載されたものです。

(引用:総務省「各携帯電話事業者の通信方式と周波数帯」)

この表とどんなときもWiFiのバンドを見比べると、携帯でよく使われるバンド28(700MHz)の他にも、バンド42(3.5GHz)やバンド21(1.5GHz)などいくつか対応してないバンドがあることが分かります。

したがってどんなときもWiFiでは、たとえトリプルキャリアのエリア内であっても、バンドの種類によってはエリア外になって繋がらなくなるといった問題が起こるというわけです。

【どんなときもWiFiのエリアとは】

  • 基本的にはドコモ・au・ソフトバンクのエリアに対応
  • バンドの違いにより、携帯で繋がる場所でもどんなときもWiFiが使えないことはある
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どんなときもWiFiのエリアを確認する方法は?

どんなときもWiFiのエリアを確認するなら、基本的には各キャリアの公式サイトでエリア検索をして、自宅や職場がエリア内かどうかを調べることになります。

バンドでエリアを調べることはできませんが、速度や端末でエリア検索を掛けることはできるので、調べたいエリア宅周辺の対応速度からある程度バンドを推測するのも良いかもしれません。

ドコモのエリア確認をする方法

(引用:ドコモ公式「サービスエリア」)

[ドコモ公式]>[通信エリア]>[ドコモの携帯電話はこんなところでも「つながる」]>[サービスエリア]から住所検索や地図検索が可能です。

「FOMA」「LTE」「LTE(速度別エリア)」別に表示変更もできます。

auのエリア確認をする方法

(引用:au公式「サービスエリア」)

auでは、住所検索や都道府県検索に加えて、速度別にエリア検索する方法もあります。

まずは[au公式トップ]>[スマートフォン・携帯電話]>[エリア]から住所検索や地図検索が可能です。

「100Mbps~370Mbps対応エリア」で検索する時は地図は表示されないものの、対応地域一覧が番地で表示されるため、より詳しく細かな対応速度が分かるようになっています。

ソフトバンクのエリア確認をする方法

(引用:ソフトバンク公式「サービスエリア」)

ソフトバンクでは、製品やメーカー、機種名を選択することで端末ごとのエリアを出すことができます。

ただどんなときもWiFiの端末と全く同じバンド数の端末はそうそうないので、似た端末を使って単純に比較するといったことは難しいでしょう。

地図上ではSoftbank4Gと4G LTE、3Gからエリア確認ができるようになっています。

どんなときもWiFiはなぜソフトバンク回線ばかり拾うのか?

どんなときもWiFiを使って回線速度を測定すると気付く人が多いのは、ソフトバンク回線への繋がりやすさ。

口コミを集めていると「ソフトバンク回線ばかり拾う」「実はトリプルキャリアではないのでは」といった評判が寄せられます。

私自身実際に起動して最初に繋がったのはソフトバンク回線でしたし、それ以降もソフトバンク回線を拾う回数は多いように感じました。

ただ場所を移動するとau回線やドコモ回線を拾うこともありましたし、他の回線を全く拾わないというわけではありません。

実際にau回線やドコモ回線を拾ったという人もいます。

公式サイトに記されているように、ただ単に最適な回線としてソフトバンクが自動割当されているだけであって、利用場所や時間などの条件次第では他のキャリアに繋がることもあるのでしょう。

クラウドwifiであれば端末のご利用場所における電波の受信強度・通信速度の安定性などあらゆる条件を踏まえた上でクラウドサーバーに用意している複数のSIMカード(ソフトバンク・ドコモ・au)の中から最適なものを自動割当することが可能

(引用:どんなときもWiFi公式)

それでも接続頻度が高い理由として、対応バンドの種類が関係している可能性があります。

よくばりWiFiとバンド数を比較すると重複しているものが多い

同じU2s端末(D1)を使うよくばりWiFiは、ソフトバンク回線のみに接続するポケットWiFiです。

そこでどんなときもWiFiとよくばりWiFiでバンドを比較しました。

どんなときもWiFi よくばりWiFi
LTE-FDD Band
1/2/3/4/5/7/8
/9/17/19/20
1/2/3/4/5/7/8/
9/12/13/17/18
/19/20/26/28
LTE-TDD Band
38/39/40/41 34/38/39
/40/41(200M)
WCDMA Band(3G)
1/2/4/5/6/8/9/19 1/2/4/5/8
GSM(2G)
850/900/
1800/1900MHz
850/900/
1800/1900 MHz
CDMA/EVDO
BC0/BC1 なし

黄色のアンダーマーカーを付けた部分が、どんなときもWiFiと重複しているバンド数です。

2Gや3Gのバンドは全て重複しており、LTE-FDDも11/16の割合で重複しています。

ソフトバンク回線に対応したよくばりWiFiのバンドがこれだけどんなときもWiFiにも含まれていると、確かにソフトバンク回線は比較的拾いやすい回線なのかもしれません。

MVNOの楽天モバイルやBIGLOBEなどの回線を拾ったら再起動を

どんなときもWiFiを利用するにあたって理解しておかねばいけないのは、キャリアネットワークに接続できるだけであって、キャリアのスマホが使う回線と全く同じものを使うわけではないことです。

キャリアネットワークの中には、サブブランドやMVNO向けのネットワークも含まれます。

したがって、どんなときもWiFiのドコモ回線でMVNOの楽天モバイルに繋がったり、au回線でUQmobileやBIGLOBEの回線に繋がったりすることが起こるわけです。

これらのサブブランドやMVNO向けの回線に一度繋がると、その場を離れてもしばらく回線が切り替わらず低速のままになってしまうため、速度が気になった時は一度再起動を掛けてみましょう

回線速度を測定するアプリなどで接続先を調べるのも一つの手段として知っておくと役に立ちます。

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【どんなときもWiFiがソフトバンク回線を拾いやすい理由は?】

  • ソフトバンク回線を拾うLTE-FDDやLTE-TDDバンドに多く対応している
  • 3Gや2Gのバンドはソフトバンク回線のバンドに完全一致している

 → ソフトバンク回線との相性が良い

【結論】クラウドSIMのエリア確認は利用回線とバンド数が重要

どんなときもWiFiのエリアとバンドの関係性、トリプルキャリアのエリア検索方法、ソフトバンク回線ばかりに繋がる問題について解説してきました。

クラウドSIMのエリアを確認する時は、使用回線の種類(トリプルキャリアか単一回線か)や端末の対応バンドの種類をもとに調べるようにしましょう。

特に似たようなサービスが多いクラウドSIMでは、端末がどのバンドに対応しているかが分かれば繋がりやすい回線先が分かり、エリアも把握しやすくなります

【この記事のまとめ】

  • どんなときもWiFiのエリア≠トリプルキャリアの携帯回線エリア
  • どんなときもWiFiのバンドが対応していないエリアでは繋がらないことも
  • エリア確認自体は基本的に各キャリアのエリア検索でOK
  • どんなときもWiFiがソフトバンク回線をよく拾うのはバンドの相性の良さ
  • MVNO向けの低速回線を拾ったら再起動で解消される
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