格安SIMのエントリーパッケージとは?入手方法や使い方を解説。UQモバイルやマイネオのパッケージは結局損?お得?

エントリーパッケージは、格安SIMの契約時に必要な契約事務手数料が無料になるサービスです。

一見するとお得なように思えますが、公式サイトなどで開催されている通常キャンペーンとは併用できず、比較するとむしろ損になってしまうことも。

格安SIM事業者や時期によってキャンペーンは変わるので、エントリーパッケージとどちらがお得かを検討して契約することが大切です。

本記事では、エントリーパッケージの特徴とメリットやデメリット、各社のキャンペーン内容との比較について詳しく解説します。

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格安SIMのエントリーパッケージとは

エントリーパッケージLINE

(画像引用:LINEモバイル公式サイト

格安SIMのエントリーパッケージとは、格安SIMの契約時に使用できる「エントリーコード(英数字の羅列)」が記載された、紙のパッケージ商品のことです。

Amazonやヨドバシカメラ、ビックカメラなどのウェブサイトもしくは店舗で購入することができ、一部ではダウンロード版も販売されています。

購入してコードを使用することで格安SIMの初期費用を抑えることが可能ですが、全ての格安SIMで用意されているわけではありません。

また、基本的にはSIMカードが付属していないので契約時にSIMカード発行手数料が別途発生し、SIMカードは後日送られます。

そんなエントリーパッケージについて、通常の契約との違いやメリット、デメリットなどを詳しく見ていきましょう。

エントリーパッケージと通常の格安SIM契約との違い

エントリーパッケージがなくても格安SIMを契約できますが、利用すると格安SIMをお得に契約可能です。

少しでも費用を抑えるためにも、お得なものはできるだけ利用したいですよね。

最大のメリットは事務手数料が無料になることですが、必ずしもお得になるとは限らないところがデメリットです。

エントリーパッケージのメリットやデメリットについて、重要なポイントを解説していきます。

エントリーパッケージのメリット

エントリーパッケージには次の3つのメリットがあります。

  • 契約時の事務手数料が無料になる
  • エントリーパッケージ限定の特典を利用できることも
  • 格安SIMが初めての人でも申し込みしやすくなる

エントリーパッケージの最も大きなメリットは、申し込み時の契約事務手数料が無料になることです。

格安SIMを契約するときは、通常3,000円程度の契約事務手数料が必要になり、初期費用のほとんどを占めるので負担になります。

事業者によっては「SIMパッケージ料金」「申込手数料」などと表示されていますが、基本的に「初期費用」の中で最も高額なものが契約事務手数料だと考えていいでしょう。

具体的には下記のようになり、初期費用を大幅に抑えることができます。

必要料金(※1)通常申込エントリー
パッケージ
利用時
初期費用
内訳
契約事務
手数料
3,000円無料
(※2)
SIMカード
発行手数料
400円400円
初期費用合計3,400円400円
(※2)

(※1)表示している料金は参考値で、格安SIM事業者によって変動します。
(※2)エントリーパッケージ購入時に300円~500円ほど必要になります。

上記のように初期費用が大幅に安くなるので、余分な費用が掛かることが気掛かりな場合でも気軽に契約しやすくなりますね。

さらに、格安SIM事業者によっては、ポイント還元も受けることができるなどエントリーパッケージで特別なキャンペーンを受けることができる場合もあります。

エントリーパッケージのデメリット

エントリーパッケージのデメリットは次の5つです。

  • パッケージ代がかかる
  • 店舗契約では使えない
  • 通常のキャンペーンと併用できないことがある
  • SIMカード発行手数料は別途必要になる
  • エントリーコードは一度しか使えない

エントリーパッケージは有料です。料金は格安SIM事業者や販売店によって異なり、だいたい300円~500円くらいです。

また、エントリーパッケージはオンラインで契約することが前提となっているため、基本的には店頭の契約では利用できません。できるだけ早くスマホを使えるようにしたい場合や、疑問があって店員にいろいろ質問してから購入を検討したいなど、店頭契約を重視するときは不便になります。

さらに、エントリーパッケージを利用すると通常のキャンペーンを利用できないことがある、というのは大きなデメリットになるでしょう。専用の申し込みページや店頭での契約で受けられるキャンペーンがある場合、併用はまず不可能です。

そのため、購入前に格安SIM事業者の公式サイトを確認して、お得なキャンペーンがないかチェックしておくのが大切。事務手数料の無料化と通常キャンペーンのどちらがお得なのか、よく考慮してから契約すると損をすることはありません。

また、エントリーコードは一度しか使えないので、申し込みが失敗してしまうことがないように注意が必要です。この点については後ほど改めて解説します。

ちなみに、以前はエントリーパッケージに有効期限がありましたが、現在では廃止されているのでその点は安心してください。

なぜエントリーパッケージを使うの?

前述したメリットとデメリットを踏まえると、次のような場合にエントリーパッケージを使うとお得になります。

  • 初期費用を安く抑えたい場合
  • 通常キャンペーン適用時よりも安くなる場合
  • 店頭で格安SIMを契約する必要がない場合

エントリーパッケージの最大のメリットは、とにかく初期費用が安くなることです。

ただし、格安SIMが提供している通常のキャンペーンを利用できなくなる場合があるので、どちらがお得なのかを比較してから選ぶ必要があります。

分かりやすく言うと、初期費用の金額以上のキャッシュバックや割引を受けることができるなら、通常キャンペーンを選ぶ方がお得です。

例えば、公式サイトの専用フォームから申し込むと5,000円のキャッシュバックを受けられる場合は、エントリーパッケージを使うと2,000円ほど損になってしまいます。

店頭での契約でしかキャンペーンを受けられない場合も、そちらの方がお得な場合が多いので注意が必要です。

公式のキャンペーンが特になく、店頭で契約する必要もない場合は、エントリーパッケージを利用する方がお得になります。

エントリーパッケージの使い方

エントリーパッケージを使いたいと思っても、どのように契約すれば良いのか分からないことがあります。

そこで、エントリーパッケージの入手方法と契約方法について、詳しく見ていきましょう。

エントリーパッケージの入手方法

エントリーパッケージは家電量販店などの店頭、もしくはウェブサイトで購入することができます。

同じパッケージでも販売店によって価格が微妙に異なることがあるので、それぞれの入手方法についてあらかじめ知っておくと便利です。

家電量販店などの店舗でパッケージ版を購入

エントリーパッケージの最も一般的な入手方法は、家電量販店などの店舗で購入することです。購入できる代表的な店舗には、次のようなものがあります。

エントリーパッケージ取り扱い店舗例
ヨドバシカメラ/ビックカメラ/ヤマダ電機/ケーズデンキ
エディオン/ソフマップ/Joshin/コジマ/ノジマ

ただし、格安SIM事業者によって取り扱い店舗が異なる場合もあるため、上記の店舗でも入手できないことがあります。

あらかじめ格安SIM事業者の公式サイトで、エントリーパッケージを購入できる店舗について調べておきましょう。

購入するときは、「SMS機能付きデータ通信SIM」や「音声通話SIM」といったSIMカードの種別に注意が必要です。

SIMカードの種類によってエントリーパッケージも分かれていることがあり、その場合は実際に契約するタイプと違っていると使えません。

ただしパッケージにSIMカード種別の表記がされていないものや、複数のタイプと共用になっているものもあります。よく分からない場合は必ず店員に確認してから購入しましょう。

なお、エントリーパッケージは基本的に「データ通信専用SIM」では利用できませんが、一部の格安SIM事業者ではデータ通信専用SIMでも使えます。

その場合は、SIMカードが付属していることが多いですが、ここではSIMカードのサイズに注意が必要です。

SIMカードには「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3種類があり、端末が対応しているサイズと異なる場合は使用することができません。

データ通信専用SIMのエントリーパッケージを購入する場合は、あらかじめSIMカードのサイズを確認して対応しているものを購入しましょう。

WEBからならパッケージ版の他、ダウンロード版でも入手可能

店舗だけではなくオンラインサイトでもエントリーパッケージを購入できます。入手可能なサイトの代表例は次の通りです。

エントリーパッケージ取り扱いオンラインサイト例
Amazon/楽天市場/Yahoo!ショッピング
家電量販店のオンラインサイト

店舗の場合と同じく、サイトによっては取り扱っている格安SIM事業者が異なる場合があります。

ウェブサイトの場合は全国各地で購入することができるので、近くに店舗がなくても安心です。

格安SIM事業者によってはダウンロード版の販売を行っていることもあり、価格もパッケージ版より少し安い場合があります。

ただし、オンラインでパッケージ版やダウンロード版を購入するときも、SIMカードの種別には注意が必要です。

「音声通話SIM」で契約したいのに、間違って「SMS機能付きデータ通信SIM」用にエントリーパッケージを購入すると使えません。

SIMカードが付属しているものを購入する場合は、SIMカードのサイズにも注意してください。使用する端末が対応しているか確認しましょう。

エントリーパッケージの契約方法

エントリーパッケージを利用して格安SIMを契約するときは、通常の場合とは手順が少し異なります。次の手順で契約を進めましょう。

  • 店頭もしくはオンラインサイトでエントリーパッケージを購入する
  • エントリーパッケージに記載されている「公式サイト」もしくは「二次元コード」などから、専用
  • 申し込みページへアクセス
  • 情報を入力する画面でエントリーコード(主に16桁の英数字)を入力して、住所氏名など必要事項を記入して送信
  • 後日SIMカードを受け取り、初期設定を完了すれば格安SIMを利用可能

契約方法は事業者によって多少異なるので、パッケージの説明をよく読んでから契約を進めましょう。

エントリーパッケージを手に入れたら、公式サイトの専用フォームにてエントリーコードと必要事項を記入して契約申し込みを行います。

なお、格安SIMの契約時には審査が行われますが、エントリーコード使用後に審査に通らなかった場合は、同じコードを再度利用することはできず返金も行われません。

主に、住所氏名の入力ミスや本人確認書類の不備などで審査に落ちてしまうので、手違いがないよう確実に申し込む必要があります。

SIMの契約と同時にスマホ本体を購入する場合も、在庫状況によってはキャンセルになりコードが使用不可になることもあるので、端末の在庫を確認しておきましょう。

基本的にエントリーパッケージにはSIMカードは付属していないので、申し込み完了後はSIMカードを受け取るまで数日間は使えません。

エントリーパッケージの購入から、格安SIMを利用できるようになるまで1週間ほど掛かるので、時間に余裕を見て手続きを行いましょう。

【損orお得】エントリーパッケージのある格安SIMまとめ

エントリーパッケージを提供している格安SIMや価格は次の通りです。

ダウンロードパッケージ
LINE350円350円
mineo350円350円
UQ350円350円
OCN300円
リンクスメイト300円
IIJmio330円
nuroモバイル500円
LIBMO432円
BIGLOBE350円350円

(上記はすべてAmazonでの価格です。)

格安SIM事業者によっては、ダウンロード版とパッケージのどちらかしか提供されていないものもあります。Amazonではダウンロード版とパッケージ版に価格の差はないようです。

UQモバイルの場合は名称が「ウェルカムパッケージ」となっていますが、基本的には他社のエントリーパッケージと同じものになります。

このうち「LINEモバイル」「UQモバイル」「mineo」「OCNモバイルONE」「楽天モバイル」の5社について、エントリーパッケージがお得かどうかを調べていきましょう。

LINEモバイル|開催中キャンペーンとどちらがお得か都度チェック

LINEモバイルはAmazonにて、エントリーパッケージのダウンロード版もしくはパッケージ版を350円で購入できます。

しかし、LINEモバイルで開催中のキャンペーンと比べると、エントリーパッケージはお得ではありません。

現在LINEモバイルを契約すると、3か月間の月額料金が980円引きになるキャンペーンが行われています。

つまり、通常キャンペーンを利用すると2,940円安くなるということですが、残念ながらエントリーパッケージとの併用はできません。

どちらを選ぶ方がお得になるのか、割引額を比較してみましょう。

申し込み方法お得になる金額
通常申し込み2,940円
(3か月間の合計)
エントリーパッケージ利用2,650円
([初期費用3,000円の割引] – [
パッケージ購入費350円])

上記のように、通常申し込みの方が290円お得になります。わずかな差ではありますが、少しでも安く契約したいなら通常申し込みで契約しましょう。

LINEモバイル公式サイトはこちら

LINEモバイルの料金・キャンペーンをチェック

UQモバイル|10,000円キャッシュバックはWEB申込でも受けられる

UQモバイルで現在契約可能な「スマホプラン」には、「ウェルカムパッケージ」が提供されていて、ダウンロード版もしくはパッケージ版をAmazonにて350円で購入可能です。

UQモバイルでの特典内容は他社とは少し異なっており、契約後にキャッシュバックという形式での割引になります。

他社からのMNP転入を行った場合は10,000円、新規契約の場合は3,000円のキャッシュバックを受けることができるというものです。

キャッシュバックは開通月を含まない7か月目の末日に行われ、契約時に登録した口座へ振り込まれます。

ただ、同様のキャンペーンはUQモバイルの公式サイトでも行われており、キャッシュバック金額などの条件も同じです。

そのためどちらを選んでもお得なのですが、パッケージ代金を考えると公式サイトでの通常申し込みの方がわずかに安くなります。

UQモバイル公式サイトはこちら

UQモバイルの料金・キャンペーンをチェック

mineo|キャンペーンが併用できるならエントリーパッケージもあり

LINEモバイルのエントリーパッケージは、Amazonにてダウンロード版もしくはパッケージ版を350円で購入できます。

特典内容は事務手数料3,000円が無料になるという標準的なものですが、他社と違って通常キャンペーンと併用できることがあるのが特徴です。

現在、mineoではデュアルタイプ(3GB以上)を他社からの乗り換え(MNP)で契約すると、6か月間の月額料金が800円引きになります。

このキャンペーンもエントリーパッケージと併用できる可能性が高く、その場合はなんと8,000円近くもお得に契約できることに。

ちなみに、mineoは他社と違って店頭契約でもエントリーコードを利用できますが、手数料が1,000円掛かるのでおすすめできません。

mineoを契約する場合は、エントリーパッケージを利用すると通常よりお得になる可能性が高いです。

mineo公式サイトはこちら

mineoの料金・キャンペーンをチェック

OCNモバイルONE|スマホセールで端末を買うなら通常契約がおすすめ

OCNモバイルONEのエントリーパッケージは、パッケージ版をAmazonにて300円で購入できます。

ただし、OCNモバイルONEでは定期的にスマホ本体の大幅割引が行われていることがあり、そちらを利用する場合はエントリーパッケージを使えません

スマホセールが行われていないときはエントリーパッケージがお得ですが、セール中のときは通常契約の方がお得です。

ただ、手持ちのスマホを引き続き使う場合は、セールの有無に関わらずエントリーパッケージを利用すると契約事務手数料が無料になります。

OCNモバイルONE公式サイトはこちら

OCNモバイルONEの料金・キャンペーンをチェック

楽天モバイル|エントリーパッケージはないがキャンペーンがお得

楽天モバイルでも以前はエントリーパッケージを販売していましたが、旧プランの廃止にともなってエントリーパッケージもなくなりました

しかし、楽天モバイルは他社より大幅に安い料金プランやキャンペーンを展開しているので、エントリーパッケージがなくてもお得です。

楽天モバイルの新プラン「楽天アンリミット」は、高速データ通信容量が無制限で月額2,980円です。

しかも、現在は1年間の月額基本料金が無料になるキャンペーンが行われていて、Rakuten Linkを利用すれば契約事務手数料も無料です。

楽天モバイルにはエントリーパッケージがありませんが、それよりも圧倒的にお得なキャンペーンが行われています。楽天回線のエリア内ならぜひ検討してみましょう。

楽天モバイル公式サイトはこちら

楽天モバイルの料金・キャンペーンをチェック

まとめ

契約する格安SIM事業者によって、エントリーパッケージはお得なこともあれば、逆に損になってしまうこともあります。

公式サイト上でキャッシュバックや月額料金割引のキャンペーンが行われている場合は、基本的にそちらの方がお得なので、エントリーパッケージは利用しないようにしましょう。

ただ、一部の格安SIMでは通常キャンペーンとの併用ができることもあるので、公式サイトの情報をよく確認してどの契約方法がお得なのか検討することが大切です。

また、エントリーコードは一度しか使えないので、入力ミスや書類の不備などで審査に落ちないように注意してください。

エントリーコードや各種キャンペーンを上手に利用すると、格安SIMをできるだけお得に契約できます。