ポケットWiFi

ポケットWiFiのエリアって?Wimaxはドコモやソフトバンクに比べて狭いって本当?

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ポケットWiFiって、何を基準に選んだらいいのかしら。

 

大事なのは、通信できるか=「エリア内」かどうかってことだよ!

エリア?

ポケットWiFiを選ぶときは、料金や速度など色々な面から検討しますよね。

でも大前提として調べておきたいのは、ポケットWiFiが自宅や職場、その周辺地域で使えるかどうかです。

本記事は、ポケットWiFiのエリアの調べ方とつながらない時の対処法についてまとめてあります。

ポケットWifiやWiMAXのレンタル、購入前の確認事項の参考にしてください。

エリアって何?

エリアって何?

「エリア」というのは、簡単に言うと「電波が届く範囲」という意味です。

電波が届く範囲内に入っていることを「エリア内」、入っていないことを「エリア外」と呼びます。

私たちが普段スマホで通信しているのは4G LTE通信といって、基地局と携帯が直接データの送受信をして通信する方法です。

ポケットWiFiにはこの4G LTE通信の他にも、WiMAX機器で使えるWiMAX2+回線による通信方法があります。

ポケットWi-Fiって?

NTTdocomoやau、Softbankなどのキャリアはそれぞれ自社の通信基地局を設置していますが、WiMAX2+回線はキャリアの基地局とは別に独自で基地局を設置しています。

ポケットWiFiのエリアを確認したいときは、契約先がキャリアの回線なのかWiMAX2+回線なのかに応じたエリア確認が必要です。

ポケットWiFiがエリア外になると、電波を使えないため通信は不可能。

エリアの境界線で通信を試みたとしても、アンテナが立ったり立たなかったりするような不安定な電波になるでしょう。

ポケットWiFiにとって、エリアに対応しているかどうかはかなり重要な確認事項と言えます。

ポケットWiFiのエリア比較

ポケットWiFiのエリア比較

ポケットWiFiは、エリアで差はあるのでしょうか。

ポケットWiFiによって、エリアに差はあるの?

地図に色が付いている部分が「エリア」です。

NTTdocomo、au、Softbank、WiMAX、Y!mobileについて、関東・関西・東海・北海道の各エリアごとに比較しました。

エリア関東

エリア関西

エリア東海

エリア北海道

(参考:docomo通信エリアau通信エリアsoftbank通信エリアWiMAX通信エリアY!mobile通信エリア

この図を見ると、各社とも山地の部分でぽつぽつとカバーされていないところがあり、都心部ではほぼエリアが網羅されていることが分かります。

docomoやau、Softbankは人口カバー率を99%達成としているように、ほとんどの人は使っていて不便に感じることはないでしょう。

UQ WiMAXもあまり変わらないように見えますが、関東・関西・東海に比べると、北海道のエリアの狭さがよく分かりますね。

都心部以外の地域では、まだ対応していないところも多いというのがWiMAXエリアの現状です。

とは言え、基地局を増やすなど対応エリアの拡大は続いているので、まだ使えない地域でも近いうちに使えるようになる可能性があります。

ポケットWiFiのエリア確認方法

ポケットWifiは、たとえエリア内だったとしても、地形や建物など周囲の環境次第で通信しにくいことがよくあります。

エリアは広域検索に加えて「ピンポイント検索」をするようにしましょう。

ポケットWiFiのエリアを確認するなら、各社の公式HPをみるのが一番速いです。

都道府県や住所、キーワードを入れるなど基本的な検索方法が同じなので簡単に調べることができます。

今回使用したエリア検索の一覧はこちらです。

各キャリア、サブブランドであるWiMAXとY!mobileを例に見ていきます。

ドコモのエリア

docomo

(引用:NTTdocomo

NTTdocomoでは住所や都道府県で検索することができます。

地図はLTE通信の速さ別の色分け表示ができるので、自宅付近や職場、頻繁に行く出張先などを検索したうえで、通信速度に合わせた端末を選ぶとよいでしょう。

エリアマップ ドコモ

引用:NTTdocomo

ピンク色の点で示されたところは、1288Mbps~988Mbpsの速度が出るエリアです。

一見エリア内でも、場所によって速度に違いがあるため、一度自宅や職場の色を確認しておくとよいでしょう。

(参考:NTTドコモ公式HP:「NTTdocomo通信エリア」)

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auのエリア

auサービスエリア(引用:au「エリア確認」

auでは「3Gエリア」「4G LTE通信エリア」「WiMAX+2エリア」の3種類のエリアを、郵便番号や住所、キーワードから確認することができます。

ちなみに、auもUQ WiMAXもKDDI系なので、auから契約したポケットWifiでも「WiMAX2+」回線を使った通信が可能です。

(参考:au公式HP「auサービスエリア」)

ソフトバンクのエリア

Softbankサービスエリア

Softbankは「Softbank4G/Softbank 4G LTE」「Softbank 3G」で調べることができます。

ポケットWiFiで使うなら「Softbank4G/Softbank 4G LTE」エリアの色を見ましょう。

Softbankは、製品カテゴリやメーカー、機種名なども合わせて検索できるので、自分の機種や購入を検討している機種が対応しているか調べることができます。

もちろん、住所や地域名・キーワードでの検索も可能です。

(参考:ソフトバンク公式HP「softbank通信エリア)

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Y!mobileのエリア

ワイモバエリア(引用:Y!mobile

Y!mobileのエリアを見るときに注意したいのは、赤色と青色の違いです。

Y!mobileでは、7GBまで使える標準モード(赤色)にアドバンスオプションを付ける(有料)ことで、でアドバンスモード(青色)を使えるようになっています。

本来標準モードであれば7GBで速度制限が掛かってしまいますが、オプションを付ければ無制限に使うことができるのが、アドバンスモードです。

しかし、気を付けなければならないのは、「アドバンスモードは、アドバンスモードに対応した地域で、アドバンスモードに対応した機種を持っていないと使えない」ということです。

つまり、家や職場などWiFiをよく使う場所がアドバンスモードエリア外だった場合は、オプションを付けたり対応端末を買ったりしても意味がないということになります。

Y!mobileはSoftbank系だから対応エリアは広いけど、データ通信が多い人にとっては、アドバンスモード対応エリアでなければ厳しそうね。

検索するときは、調べたいエリアが赤色なのか青色なのかをきちんと確認する必要がありそう。

(参考:Y!mobile公式サイト)

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WiMAXのエリア

WiMAXには「WiMAX」「WiMAX2+(ハイスピードエリア)」「ハイスピードプラスエリアモード」の3種類の回線があります。

現在はWiMAX2+が主流の回線ですが、ハイスピードプラスエリアモードでは月1,105円の有料オプションで4G LTE通信も使うことができます

まずはWiMAX2+のサービスエリアを都道府県や住所、フリーワードから調べましょう。

ルーターのエリア

(引用:UQコミュニケーションズ

キャリアと同じように調べることができますが、WiMAXのエリア検索はここからが大切です。

WiMAXの使用している周波数帯は、4G LTEに比べて高い周波数を使用しています。

高い周波数は障害物に弱く、高い建物や奥まった部屋まで電波を届けるのが得意ではありません。

WiMAX特徴

そのため、WiMAXは、地域の大まかな電波状況だけでなく、特定の場所や施設において「○」「△」「×」電波の具合が分かる「ピンポイントエリア判定」が非常に重要になってきます。

上から地図を見る2Gだけでなく、3Gの立体的な感覚で電波を調べる必要がありそうね。

 

エリア判定(引用:UQコミュニケーションズ「ピンポイントエリア判定」

実際に地図上でピンの位置を少し変えてみると、「○~△」や「△」などすぐに判定が変わるので、ほんの少し場所を変えるだけでも電波状況が変わりやすいことがよく分かります。

東京

(引用:UQコミュニケーションズ「ピンポイントエリア判定」

4G LTE通信に比べると「電波が弱い」「エリアが狭い」と言われがちなWiMAX通信ですが、4G LTEは回線の混雑や時間帯に左右されやすく、キャリアのポケットWiFiは料金設定が割高なものや速度制限が掛かるものも多いです。

ポケットWiFiをせっかく契約するなら、ポケットWiFi単体でデータ通信枠が使える無制限プランが低価格で利用できるほうがいいですよね。

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エリア内でもつながらない場合はどうしたらいいの?

エリア検索をしたらばっちりエリア内だったのに、つながらないの。

 

十分に使えなかったら、契約した意味ないものね。

エリアの改善要望を出せるフォームの設置や、端末設定のON/OFFといった対策方法が公式HPに載っていることが多いですが、長期契約直後の解約はちょっと嫌ですよね。

WiMAXでは受信環境、接続方法、利用機器の3つの要素を調べることが紹介されていました。

また、他にもこのような方法が紹介されています。

  • 他にWiFiを使っている機器が部屋のなかや周辺にないか(WiFi干渉・Bluetooth干渉)
  • 端末がエリアの電波に対応しているか(古すぎるなど)

ここまでやってもつながらなかった場合は、検索ではエリア内であった旨をセンターに問い合わせるしかなさそうです。

つながりにくいのでどうしても解約したいといったときは、端末の分割代や契約解除料などが掛かることもあるので、違約金がいくら掛かるのかも知っておきたいところです。

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ポケットWifiの利用は必ずエリア確認を

ポケットWiFiがエリア内であるかを確かめる重要さがよく分かりましたね。

使い始める前は、以下のことを確認しておきましょう。

  • 通信会社の公式HPで、自分や職場のエリアが対応しているかを知る
  • WiMAX2+の場合は、必ずピンポイントエリア検索をする
  • エリアと使いたい端末が対応しているかを確認する
  • 不安な場合は「Try WiMAX」で一度試してみる

ポケットWiFiは、端末やエリア、契約プランによって使い勝手が大きく変わるので、購入前に自分の気になる点をしっかりとおさえておくといいですね。

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