現在ガラケーと呼ばれている端末はすでに新しい機種が発売されておらず、世間はスマホの時代となっています。
しかし、スマホの操作は慣れない人とって難しいもの。
そこで生まれたのが見た目はガラケー、中身はスマホの進化型ケータイ、通称「ガラホ」。
今回はこのガラホについて、メリットデメリットや各携帯会社のプランを合わせて紹介していきます。
ガラホとは?ガラケーやスマホと何が違うの?
ガラホの特徴である「見た目はガラケー、中身はスマホ」。
見た目はわかりやすいですが、中身がスマホとはどういうことでしょうか。
(画像引用:SHARP公式サイト)
結論から言うと中身とは、回線とOSのことです。
上記の図のようにガラケーではガラケー用の回線を使用していたのが、ガラホでは4GLTEというスマホと同じ回線で通信を行っています。
そのため従来のガラケーよりさくさくと通信が可能です。
OSは端末の基本ソフト。ガラケーではこれも専用のものだったのが、ガラホではAndroidというスマホと同じOSを使用しています。
ちなみにガラホという名称は、auでの商品名です。
進化型ケータイはそれぞれ、ドコモ=「spモードケータイ」、Softbank=「進化したケータイ」と呼んでいます。
紛らわしいのでこの記事ではすべて「ガラホ」で統一しますね。
ガラホでできること
中身がスマホに近いガラホですが、具体的にどんなことができるのか見ていきましょう。
スマホと同じWEBページが見られる
ガラケーではメールを送ったり、インターネットに接続する際、ガラケー用の回線、OSを使用していました。
そのため、使用できるコンテンツはガラケー専用のもののみ。最近では利用者が減っているため、対応するものも少なくなっていしまっています。
一方ガラホはスマホと同じ回線なので、スマホやPCと同じコンテンツを楽しむことができるようになりました。
たとえばブラウザからTwitterやInstagramなどのSNSを使用したり、地図の検索、動画の視聴も可能です。
しかしスマホ同様、従来のガラケーのコンテンツは使えなくなるので注意しましょう。
ガラケーのようにテンキーで操作ができる
ガラケーからスマホに替えた時の最たる変化はやはり操作性でしょう。
ぽちぽちとボタンを押すのに慣れてしまった人は、なかなかスマホのタッチパネルを攻略できないというのもよく聞く話です。
私自身、初めてスマホを持った時はフリック入力ができずに、しばらくガラケーと同じようにポチポチしていました。
ガラホであれば見た目はガラケーのままなので、機種変更をするにしてもハードルが低くて済みます。
LINEができる
コミュニケーションツールとして人気のLINE。
メッセージのやりとりや通話が無料でできるとあって、家族や親戚と連絡を取りたいシニア層はもちろん、最近ではビジネスシーンでも多く使われています。
ガラホはそういった声に応えるためにLINEのアプリを標準装備しているものが多いです。
各携帯会社のショップでは講習会を開き、LINEの使い方を教えてくれることもあります。
ただしガラホで使えるアプリは基本的にLINEのようにもとからインストールされているもののみ。
有料登録をすればいくつか使用できるものもありますが、スマホのようにGooglePlayからゲームなどをダウンロードすることはできないため注意しましょう。
カメラで撮影ができる
カメラの機能はガラケー時代から備わっていたもはや定番の機能。ガラホにももちろん搭載されています。
現在販売されている端末の多くは800万画素。
スマホでいうとiPhone4Sから6と同じ画質です。なかなかですよね。
おサイフケータイとして使える
2019年10月から2020年6月まで「キャッシュレス決済・消費者還元事業」か実施され、電子マネーやスマホでの決済に対応する店舗が増えてきています。
さまざまなポイント還元があるためこの機会にキャッシュレス決済に挑戦してみたという人もいるのではないでしょうか。
ガラホの中には、かざすだけで楽天EdyやQuicPayなどの電子マネーでの支払いができる、おサイフケータイ対応の端末も多くあります。
ガラケーにも類似した機能はあったのですが、すでにサービスを停止しているため、現在利用することはできません。
経産省では2025年までにキャッシュレス決済の比率を40%にまで引き上げる目標を掲げています。
今後より利用頻度が増える便利な機能なので、日常利用するのであればおサイフケータイ対応端末を選ぶのがおすすめです。
ガラケーのままじゃだめ? 早ければ2022年に使えなくなるので注意!
3G回線に対応しているガラケーはすでに新端末の生産を中止しています。
そのため端末が壊れたら、4GLTE回線が使用できるガラホかスマホに機種変更するしかありません。
たとえ端末が壊れていなかったとしても、ガラケーが使えるのは3G回線が使用できる間のみ。
各携帯会社は3G回線の終了を以下のように告知しています。
3G回線終了時期 | ||
ドコモ | 2026年3月末 | |
au | 2022年3月末 | |
Softbank | 未定 (ただし機能の一部は2019年12月から停止) |
つまり3G回線終了が最も早いauでは2022年にはガラケーは使用できなくなるということですね。
Softbankでは3G回線自体の終了は未定ですがセキュリティ面を考慮し、2019年12月から順次通話、SMS以外の機能を停止する告知がされています。
GPSやメール、カメラの起動、ワンセグなど使えなくなる機能は想像以上に幅広いです。
もしSoftbankの3G対応ガラケーを使っている場合は、なるべく早く4GLTEのガラホかスマホに乗り換えをした方がいいでしょう。
ガラホのメリット・デメリット
ガラホのメリットやデメリットについて確認していきましょう。
ガラケーを持っていてスマホかガラホ、どちらに機種変更をするか悩んでいる場合は特にガラホのデメリットには注意が必要です。
ガラホのメリット
まずはガラホのメリットから見ていきましょう。
スマホと同じく4GLTEの高速通信やWiFiが使える
ガラホはスマホと同じ4GLTEの回線を使用しています。
そのため回線の速度が従来のガラケーで使用していた3Gから格段に向上し、10倍以上の速度で通信が可能です。
3G | 4GLTE | |||
最大 速度 |
下り | 2~14Mbps | 150Mbps | |
上り | 5.7Mbps | 37.5Mbps | ||
回線 名 |
docomo | FOMA | Xi | |
au | au3G | au4GLTE WiMAX |
||
Softbank | Softbank3G ULTRA SPEED |
Softbank4GLTE Softbank4G |
またWiFi対応端末もあり、自宅の固定回線や、お店などで提供されているフリーWiFiを使うこともできます。
スマホより維持費が安く、通信料を抑えられる
ガラホのポイントはランニングコスト、端末代金の安さにあります。
スマホのプランでは通話とデータ通信が一緒になった割高のプランがほとんどですが、ガラホには「4GLTEケータイ用プラン」としてスマホより安いプランが用意されています。
たとえばドコモのガラホプランは月額1,200円ですが、スマホプランだと最低でも2,980円。
さらに、端末代金も高性能のスマホが10万円を超えるのに対し、ガラホはどんなに高くても3~4万円、安ければ5千円程度で手にいれることも可能です。
ただし、いくら安いと言っても、従来のガラケーよりはプランも端末代金も多少高くなってしまうので注意しましょう。
スマホに比べてバッテリーが長持ち
スマホは総じて高画質で大きなタッチパネルを搭載していますが、画面が大きいとその分バッテリーの消耗も激しくなります。
ガラホはスマホに比べて最低限の画面の大きさのため、バッテリー消費が少なく、Softbank、Y!mobileで購入できるAQUOSケータイのように、中には1週間充電が持つものも。
ついつい充電を忘れがちな人にガラホはぴったりかもしれません。
ガラホのデメリット
スマホと同じOSを搭載しているガラホですが、スマホとは違う点やデメリットがあります。
タッチパネルは非搭載
基本的にガラホは従来のガラケーの形に、スマホの機能を詰め込んでいるので、タッチパネルには対応していません。
スマホと同じWEBサイトが見られると言っても、ほとんどがスマホ用に作られているため、ガラホでは操作がしづらいこともあります。
追加できるスマホ用アプリが少ない
ガラホはスマホと同じ中身と説明しましたが、実はスマホ用アプリをダウンロードするGooglePlayに対応していません。
もともと入っているLINEは使えるのですが、それ以外のSNSはブラウザからアクセスする必要があります。
せっかくAndroidに対応しているのにもったいない気もしますね。
しかし全くダウンロードできないかというと、そんなこともありません。
アプリを利用する方法は大きく分けて2種類あります。
- ガラホ専用アプリを利用する
- APK Downloaderからアプリを入手し利用する
それぞれの方法についてさらに詳しく解説していきましょう。
auスマートパスに加入しているとガラホ用アプリがダウンロードできる
auでは月372円のスマートパス、月499円のスマートパスプレミアム会員であれば利用できるガラホ用のアプリを提供しています。
(画像引用:au公式サイト)
●着うた ©RecoChoku Co., Ltd.「着うた®」は、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントの登録商標です ●NAVITIME for auスマートパス ©NAVITIME JAPAN ●カラオケJOYSOUND ©XING Inc ●三省堂国語辞典 ©BIGLOBE Inc.
NAVITIMEなど日常的に使えるものもありますが、その数はまだまだ少数。
スマホのようにいろいろな機能を使えると想像していた人にとっては物足りないかもしれないですね。
auスマートパスでは他にもクーポンがもらえたり、保証が受けられるなどの特典がありますが、月額ほどの価値があるのかは、人によって異なるでしょう。
ちなみにdocomoやSoftbankではガラホ対応のアプリは残念ながら提供されていません。
APK Downloaderからアプリのファイルをダウンロードする
ガラホ用アプリだけじゃ足りない、どうしてもスマホで使っているようなアプリを使用したいという場合には、APK Downloaderを使ってアプリを入れることができます。
本来はadbコマンドを利用するのが手っ取り早いのですが、操作に不慣れだと難しい部分もあるため、今回はスマホもしくはPCとBluetoothを利用した方法に絞って説明します。
手順は大きく分けて2工程。
- APK DownloaderでアプリのAPKファイルを入手する
- 入手したAPKファイルをガラホにインストールする
ただしこの方法はサポートを受けていないアプリをガラホに突っ込んでいる状態になります。
きちんと動くものもあれば動かないものもあり、さらにはセキュリティがきちんとしていないアプリを入れてしまいウイルスに感染したりなど、すべては自己責任となるので気を付けましょう。
ステップ1)APKファイルをスマホ、PCで入手する
まず、ガラホの設定画面のセキュリティやロックの項目にある「提供元不明アプリのインストール」にチェックを入れましょう。
端末によって文言は多少異なるかもしれませんが、アプリをインストールできる状態にできれば問題ありません。
つぎにスマホ、PC側のブラウザでAPK Downloaderを表示します。今回はPCで行っています。
枠の中にGooglePlayでダウンロードしたいアプリのURLをコピーペーストします。
今回は適当にメモ帳のアプリで試してみました。
URLを貼り付けたら、ダウンロードリンクを作成しましょう。
アプリによってはリンクを作成できない場合もあります。
無事作成できるとダウンロードボタンが現れるので、クリックしダウンロードしましょう。
これでスマホ、PCにアプリのAPKファイルがダウンロードされました。
ステップ2)APKファイルをガラホにインストールする
続いて、入手したAPKファイルをガラホにインストールします。
SDカードなどでやりとりできると楽なのですが、SDカードから移したデータは「データフォルダ」に格納されてしまい、アプリがインストールできなくなってしまうのでこの方法は使えません。
そこで登場するのがBluetooth接続。
Bluetoothを通してやりとりをすると保存先が変わるので、ダウンロードが可能になります。
ちなみに同じ原理で「フリーメールアドレスの自分宛てにAPKファイルを送る」ことも有効な手段です。
それはさておき、入手したAPKファイルを表示させ、共有からBluetoothを選択します。
Bluetooth接続が開始されたら、ガラホ側の設定からBluetoothの画面を開き、該当の端末との接続を開始させましょう。
うまく接続ができたらガラホ側にファイルを受信確認の画面が表示されます。
ファイルを選びダウンロードができたら完了です。
繰り返しますが、無理にアプリを入れて挙動がおかしくなっても、自己責任になります。
試す際には大事なデータのバックアップを取っておいた方がいいでしょう。
各キャリア別ガラホプラン比較 最低維持費は2,000円~3,000円
各社のガラホにかかる費用は「端末代金+通話プラン+通話料+インターネットプラン+ネット使用料-割引」で構成されています。
携帯会社によってすべてがパックになっていたり、別々になっていたりと複雑です。
docomo|ケータイプランは上限100MBで月額1,200円
docomoのガラホ用プランは1種類とシンプルです。
通話+データ通信プラン | ||||
月額 |
プラン内容 | |||
音声通信 | データ通信 | 条件 | ||
ケータイ プラン |
1,200円 | 家族間通話無料 家族以外への通話20円/30秒 |
【Xi】 100MB まで |
2年契約 違約金1,000円 |
2年の定期契約ありなら月1,200円、縛りなしなら月170円多くかかる代わりに違約金1,000円がかかりません。
家族でdocomoに加入している場合は、家族内での通話が無料になります。
端末費用も含めるとひと月2,080円で運用が可能です。
月額総費用(最低維持費) | |||
ひと月 総費用 |
月額 | 端末代金 | |
ケータイ プラン |
2,080円 | 1,200円 | 31,600円 (36回払い/月880円) |
通話が多めなら通話オプションに加入しよう
家族以外との通話が多い場合は、通話オプションに合わせて加入するといいでしょう。
docomoのかけ放題オプションは2種類。
通話オプション | ||
月額 | オプション内容(条件) | |
かけ放題 | 1,700円 | 国内通話かけ放題 |
5分通話無料 | 700円 | 5分以内の国内通話無料 5分超過以降20円/30秒 |
通常の国内通話だと20円/30秒なので月に42分以上通話をする人はかけ放題オプションを付けた方がお得になります。
月100MB以上使うならギガライトプランがおすすめ
docomoのケータイプランのネット使用量の上限は100MB。ほとんどネットを行わない人向けのプランです。
1カ月100MBでできることは以下の通り。
LINEトーク | 約5万回/月 (1,500回/日) |
約5分/月 |
|
LINE音声通話 | 約5時間/月 (3分/日) |
約5分/月 |
|
LINEビデオ通話 | 約30分/月 |
約50分/月 | |
ニュースサイト | 約100ページ/月 (3ページ/日) |
Youtube(低) | 約1時間/月 |
つまりLINEやメールでのメッセージのやり取り、1日数ページのニュースサイトの閲覧程度であれば行えるということですね。
動画や画像の多いSNSなどは数分見ただけですぐに容量オーバーとなるため気を付けましょう。
もし100MB以上使用する場合はケータイプランではなくギガライトプランで契約しましょう。
docomoではガラホでもスマホと同じプランで契約できます。
ひと月2,980円で1GB(100MBの約10倍)ネットが使えるので、LINEでの通話や画像の多いWEBサイトを見る場合などはこちらが安心です。
au|スーパーカケホは500KBで月額1,500円~
auのプランは少し複雑で、ネットのプランに加入必須な「カケホ」「スーパーカケホ」と、ネット未加入の通話プランのみで契約できる「VKプラン」の2種類に分かれます。
端末代金を含めた維持費は以下の通り。
月額総費用(最低維持費) | |||
ひと月 総費用 |
月額 | 端末代金 | |
スーパーカケホ (ダブル定額Z) |
2,260円~ | 1,200円 +300円 |
2,7360円 (36回払い/760円) ~43,920円 (36回払い/1,220円) |
カケホ (ダブル定額Z) |
3,260円~ | 2,200円 +300円 |
|
VKプランS | 1,758円~ | 998円 | |
VKプランM | 2,380円~ | 1,620円 | |
VKプラン | 1,758円~ | 998円 |
auのガラホプランはスマホとは完全に分かれているため、スマホプランを適用させることはできません。
カケホプランとVKプランに分けてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
かけ放題のプランはデータ通信加入必須。ただし使わなければ0円に。
通話+データ通信プラン | ||||
月額 |
プラン内容 | |||
音声通信 | データ通信 | 条件 | ||
スーパー カケホ |
1,200円 | 5分以内の 国内通話無料 |
【au4GLTE】 ダブル定額Z もしくは データ定額 サービス加入 |
2年契約 違約金 9,500円 |
カケホ | 2,200円 | 国内通話無料 |
カケホ、スーパーカケホのプランでは使う、使わないとにかかわらず、データ通信(ネット)のプランを「ダブル定額Z」か「データ定額サービス」から選ぶ必要があります。さらにLTENET料300円がかかる点にも注意。
データ通信プラン | ||
月額 | プラン内容(条件) | |
ダブル定額Z | 0円~ 4,200円 (+300円) |
500KBまで無料 以降137MBまで+0.03円/KB 上限2.5GB |
データ定額 サービス |
2,900円~ 5,000円 (+300円) |
スーパーカケホ(1,3,5GB) カケホ(2,3,5GB) |
ネットをほとんど使わない人は「ダブル定額Z」で契約するとデータ通信の月額が0円で済むのでこちらを選択しましょう。
【ダブル定額Zプラン】
ただしダブル定額Zの無料分は500KBとドコモに比べかなり少なくなっています。
ひと月500KBでできることは以下の通り。
LINEトーク | 約300回/月 (10回/日) |
メール | 約120回/月 (4回/日) |
見ての通りメールを数回送る以外ほぼ何もできません。
使いすぎると最大月4,200円まで料金がかかってしまうので、LINEやWEB検索、地図などを使う場合は、データ定額サービス1GB~の方が安心して利用できます。
月額 | スーパー カケホ |
カケホ | |
1GB | 2,900円 | 〇 | |
2GB | 3,500円 | 〇 | |
3GB | 4,200円 | 〇 | 〇 |
5GB | 5,000円 | 〇 | 〇 |
ただし、スーパーカケホ+データ定額サービス(1GB)のプランは合計月額4,500円。
それだけかかるならスマホプランの月額料金の方がお得となってしまうので気を付けましょう。
通話のみのプランも可能。最安は998円/月のVKプランS
auではガラホを通話プランのみで契約することも可能です。
通話プラン別に3種類ありますが気を付けなければいけないのは、VKプランには完全な「かけ放題」がないこと。
国内通話し放題にしたければ「カケホプラン」で契約するしかありません。
通話のみプラン | ||||
月額 |
プラン内容 | |||
音声通信 | データ通信 | 条件 | ||
VKプランS | 998円 | 無料通話1,100円/月分 (最大27分) |
【au4GLTE】 なし もしくは ダブル定額 加入 |
2年契約 違約金 9,500円 |
VKプランM | 1,620円 | 無料通話2,600円/月分 (最大65分) |
||
VKプラン | 998円 | 1時~21時au携帯電話への 国内通話無料 |
VKプラン用データプランはカケホプランとは異なり利用しなくても最低500円は発生するので注意しましょう。
【ダブル定額プラン】
データ通信プラン | |||
月額 | 対象 プラン |
プラン内容(条件) | |
ダブル定額 | 500円~ 4,200円 (+300円) |
VKプラン 無印/S/M |
10MBまで500円 以降190MBまで+0.02円/KB 上限2GB |
Softbank|ケータイ100MBプランは月額1,280円
ソフトバンクは通話のみのプランと、データ通信の付いたプランがひとつずつ。
ネットを少しでも使う場合は最低維持費1,280円でdocomoより月80円高くなっています。
通話のみプラン/通話+データ通信プラン | ||||
月額 |
プラン内容 | |||
音声通信 | データ通信 | 条件 | ||
通話プラン | 980円 | 家族間通話無料 家族以外への 通話20円/30秒 |
なし | なし |
100MB プラン |
1,280円 | 上限 100MB |
それぞれ、端末代金を含めた最低維持費は以下のようになります。
月額総費用(最低維持費) | |||
ひと月 総費用 |
月額 | 端末代金※ | |
通話 プラン |
1,595円~ | 980円 | 29,520円 (48回払い/615円) ~33,120円 (48回払い/690円) |
100MB プラン |
1,895円~ | 1,280円 |
※トクするサポートなしの場合
ただしSoftbankではオンラインでも旧シリーズの安い端末を5,000円程度で購入することができ、その場合は月の総費用を1,085円~1,385円に抑えることが可能です。
通話オプションは定額と準定額から選択可能
かけ放題のオプションはdocomoと同じ、2種類。ただしSoftbankの方が月200円お得です。
通話オプション | ||
月額 | オプション内容(条件) | |
定額 | 1,500円 | 国内通話かけ放題 |
準定額 | 500円 | 5分以内の国内通話無料 5分超過以降20円/30秒 |
月37分以上通話する場合は通話オプションを利用するのがいいでしょう。
機種変更、MNP乗り換えの場合はお得な1GBプランも
さらにSoftbankでは機種変更、他社からの乗り換えの場合に限り、「5分以内の通話無料+データ通信1GB」で月980円(1年目のみ、2年目以降1,980円)のプランが提供されています。
他社で1GB利用する場合は、docomoならギガライトプラン月2,980円、auならスーパーカケホ+データ定額で月4,500円もかかってしまうので、とてもお得なのがわかりますね。
通話のみプラン/通話+データ通信プラン | ||||
月額 |
プラン内容 | |||
音声通信 | データ通信 | 条件 | ||
1GB プラン |
1年目980円 以降1,980円 |
家族間通話無料 5分以内の国内通話無料 5分超過以降20円/30秒 |
上限 1GB |
機種変更/ MNP乗り換え |
キャリアより安いサブブランド、格安SIMもおすすめ
すでに持っているガラホを使いたい場合や、中古などで端末を手に入れる場合などは、格安SIMの方が月額料金が安くておすすめです。
ガラホと特に相性のいい格安SIMを紹介します。
Y!mobileはガラホプランが最安で利用できる
携帯のプランで特におすすめしたいのがY!mobile(Softbankのサブブランド)です。
通話+データ通信プラン | ||||
月額 |
プラン内容 | |||
音声通信 | データ通信 | 条件 | ||
ケータイ ベーシック プランSS |
934円 | Y!mobile/Softbank 携帯電話への 1時~21時国内通話無料 |
なし もしくは データ定額 プラン加入 |
なし |
通話のみの基本料金は934円。この基本プランだけですでにSoftbank、Y!mobileでの国内通話が時間帯限定で無料になっています。
他社携帯にもかける場合はSoftbankやdocomo同様かけ放題の通話オプションがあります。
通話オプション | ||
月額 | オプション内容(条件) | |
スーパー だれとでも定額 |
1,000円 | 国内通話かけ放題 |
かけ放題にしても月額1,934円とかなり月額料金を抑えることが可能です。
メールなどデータ通信を行う場合は別途ベーシックパック月300円に加入の上、データ定額プランを使用します。
データ通信プラン | ||
月額 | プラン内容(条件) | |
データ 定額 |
0円~4,500円 (+300円) |
未使用の場合0円 以降110MBまで+0.005円/パケット 上限2.5GB |
端末代金を含めた月の総額は以下の通りです。
月額総費用(最低維持費) | |||
ひと月 総費用 |
月額 | 端末代金 | |
ケータイ ベーシック プランSS |
1,108円 | 934円 | 6,400円 (36回払い/月174円) ~16,400円※ (36回払い/月455円) |
※一括、24回払いも可能、定価18,000~28,800円
Y!mobileは乗り換え、新規契約の場合キャンペーンで端末代金の割引が受けられます。
機種変更の場合は端末代金の割引がない代わりに、スーパーだれとでも定額をずっと無料で利用することが可能です。
端末がすでにあるなら格安SIMのLINEモバイルもおすすめ
LINEモバイルでは3つのキャリアすべてから回線を選ぶことができる格安SIMです。
SoftbankのデータSIMは少ないのでSoftbankのガラホを使用したい人にはうれしいですね。
注目したいのは最も安い1GBのプランでもLINEの通信量をカウントしないオプションが無料でついていること。
そのためLINEでの通信が主で他はあまり使わないという人にはぴったりです。
LINEフリープラン | ||||
月額 |
プラン内容 | |||
音声通信 | データ通信 | 条件 | ||
通話あり | 1,200円 | 国内通話 20円/30秒 |
上限1GB 【追加容量】 0.5GB/500円 1GB/1,000円 ※3GB/3,000円 |
最低利用期間 1年 解約金1,000円 |
SMSあり | 620円 | |||
データのみ | 500円 |
※容量追加の3GBはauのみ。docomo回線、Softbank回線は月10回まで、au回線は月3回まで
通話を大目に使う場合は通話オプションも用意されていますが、格安SIMにはキャリアのような「完全なかけ放題プラン」がないので注意しましょう。
通話オプション | ||
月額 | オプション内容(条件) | |
10分かけ放題 | 880円 | 10分以内の国内通話無料 10分超過以降10円/30秒 |
ガラホがおすすめなのはどんな人?
ガラホの料金やプランからおすすめな使用パターンをまとめました。
通話、メールがメインの人
スマホはさまざまなゲームや音楽、動画プレイヤーなど様々な機能に対応するため高性能でなくてはならないため、端末代金がどうしても高くなってしまいます。
しかし通話やメールがメインでネットやアプリをそもそも使う予定のない人は、端末代金の安いガラホの方が月々の料金を安く済ませることができるためおすすめです。
ただしガラホはスマホに比べて専用のアプリがないなど、サービスの弱さはどうしても拭えません。
モバイルSuicaが2020年12月以降ガラホでの使用を終了するなど、今後も使えなくなる機能が出てくる可能性もあります。
そういった点を考慮し、問題がなければガラホを契約しましょう。
ショップに行くと執拗にスマホをすすめられる可能性がありますが、不必要ならNOとはっきり伝えて大丈夫です。
ガラケーの操作に慣れてしまった人
いまさらスマホの操作を覚え直すのは難しいと感じる人も、ガラホを選ぶといいでしょう。
慣れてしまえばどうということもないですが、スマホがなくて不自由していないなら無理してスマホにする必要はどこにもありません。
ガラケーの由来であるガラパゴスとは「最適化」が行き過ぎた状態を示す言葉。日本語や日本人に特化したつくりなので、使いやすくて当然です。
ただ目が遠くなってきて画面の文字をもっと大きくしたいという人にはスマホの方が向いているかもしれません。
ショップに行けば実際に機器に触れることができるため、どちらが自分に合うのか試してから契約するようにしましょう。
スマホやタブレットとの2台持ちをする人
スマホやタブレットをすでに持っていて、通話用に2台持ちを考えている人にもガラホはおすすめです。
余計な機能がない分スマホよりは端末代金が安く、バッテリーの持ちがいいため電気代もかからないので、ランニングコストを抑えることができます。
実際ビジネス用として活用されているガラホはいまだに多く、市場に出回っている端末の約15%はガラホもしくはガラケーです。
通話用のみのプランはこちらの記事でも触れているので参考にしてください。

携帯(ガラケー)の通話のみプランの料金比較。シニア、キッズ、ビジネス向け機種も紹介
結論:ガラケーが使えなくなる前にガラホに買い替えが必要!格安SIMを使えばより安く運用可能に
ガラケープランの新規受付が終了し、現在契約中の人でもauでは2022年、docomoでは2026年にはガラケーが使えなくなってしまいます。
ガラケーが利用できなくなる前に4GLTE通信のできるガラホもしくはスマホに乗り換えが必要です。
ガラホはスマホに比べ維持費も端末代金も安いため、最低維持費を抑えることが可能。
携帯用プラン料金比較(最低維持費) |
||||||
基本料金 月額 |
通話 |
データ 通信 |
かけ放題オプション |
|||
5分かけ放題 | 通話無料 | |||||
docomo |
1,200円 | 家族内通話無料 | 100MB | +700円 | +1,700円 | |
au |
998円 | 1,100円分通話無料または 1時~21時au携帯通話無料 |
なし | ー | ||
Softbank |
980円 | 家族内通話無料 | なし | +500円 | +1,500円 | |
Y!mobile |
934円 | Y!mobile/Softbank 1時~21時通話無料 |
なし | ー | +1,000円 |
通話をメインに使うのであればキャリアでなるべくデータ量の小さなプランで契約し、通話オプションをつけるのがおすすめ。
LINEなどデータ通信を行うのであれば、LINEモバイル等の格安SIMも検討するといいでしょう。