hy-fiは無制限に使えるポケットWiFiがレンタルできるサービスです。
2年間の縛りがありますが、月額料金が安く使えることが特徴。
今回はそんなhy-fiのU2s端末のレビューや速度測定結果をまとめました。
料金や契約方法についてはこちらの記事を参照してください。

※hy-fiは新規受付を終了しました。
最新情報はおすすめランキングを参考にしてください。

hy-fiのGlocalMe U2sが届きました
hy-fiではGlocalMeのG4とU2sという端末を契約することができます。
今回は、月額3,280円で使えるお安いほう、U2s端末をゲットしました。
いざ、開封。どんなときもWiFiなどと比べて箱がちゃっちい気がしますがまあいいでしょう。
hy-fiの同梱物
開封後、中身を確認していくといくつか不安点があったのでまとめておきます。
説明書が中国語、英語
まず驚いたのが、説明書が、「中国語、英語」の一冊のみだったこと。
ただでさえ画面がなく、わかりにくいU2s端末ですからこれはいかがなものかと。
説明書を日本語で読みたいという場合は、GlocalNetで説明書のPDFが公開されているためそちらを確認するといいでしょう。(GlocalNet U2s使い方ガイド)
SSIDやパスワードのシールが取れそう
hy-fiから送られてくる端末には裏にQRコードとSSIDやパスワードが印字されたシールが貼られています。
使っているうちに剥げてしまいそうですよね。
結構重要な情報なのでは…と心配でしたが、もし剥げてしまった場合でも、端末のカバーを外した部分に同じ表示を見つけました。
ただしこのカバーはかなり外しにくいので、端末はケースに入れるなどしてシールがはがれてしまわないような工夫をしておきたいですね。

どんなときもWiFiにケースは必要?あんしん補償を付けなかった時に掛かる費用や困った時の対処法まとめ
hy-fiの接続方法
内容物を確認できたらさっそく接続していきましょう。
まずは端末の電源を入れます。側面にある電源ボタンをランプが光るまで長押ししましょう。
ランプは電波の状態やバッテリーの残量を示しています。右の画像は電波が4本であることを表していることになりますね。

バッテリーも問題なかったので、次は通信機器に接続します。
今回はiPhoneで解説しますが、AndroidでもPCでも仕組みはほとんど同じです。
最初に設定からWiFiの項目を選択します。
ずらっと表示されるWiFiから、ルーターに貼ってあるQRコードの下のSSIDと同じものを選択します。「GlocalMe_数字」となっているものです。
WiFiを選択すると、パスワード入力画面に切り替わるので、SSIDの下のパスワードを入力しましょう。
チェックマークが表示されれば、無事接続完了です。
届いたものは一式撮影しておくと便利。使わないものも大切に保管すること
hy-fiの端末は無料レンタル品のため、解約後は返却しなくてはいけません。
箱や、ケーブル、説明書もすべてまとめて返却するため、はじめに何が入っていたかきちんと撮影しておくことをおすすめします。
もし返却物に不備があると弁済金を請求されるケースも。
端末を壊してしまった場合はG4なら28,000円(画面割れ18,000円)、U2sなら15,000円かかるので大切に扱いましょう。
ランプがつかない場合はUSBケーブルで充電しよう
いくら電源ボタンを押しても端末が反応しない場合は、故障ではなく電池切れの可能性があります。
USBケーブルがセットでついてくるのでしばらく充電してから使いましょう。
なおアダプタは同梱されていないため手持ちのものか、持っていない場合は購入しなければなりません。
hy-fiの管理画面にログインする方法
hy-fiの管理画面はアプリとブラウザからログインできます。
それぞれ解説していきましょう。
192.168.43.1からログイン
ブラウザの管理画面にログインするには、まず「192.168.43.1」にアクセスします。
すると端末の接続状況が表示されるため、緑の端末管理の部分を選択しましょう。
ログイン画面が表視されます。IDとパスワードはどちらも「admin」を入力します。
無事ログインに成功しました。
防護機能をオフにするとAppStoreに接続可能
U2sでは通信に防護機能がついています。
この防護機能は初期状態ではオンになっているのですが、そのままだとAppStoreでアプリをダウンロードしたり、更新したりすることができなくなってしまいます。
防護機能の変更は管理画面の設定(Setting)>データ管理から行うことが可能です。
SIMの切り替えが可能
ふたを開けた時に気づいたのですが、hy-fiの端末にはSoftbankのSIMが入っています。
デフォルトの状態では、このSoftbankSIMで通信を行っている状態です。
クラウドSIMに切り替える場合は管理画面の設定(Setting)>SIMカード管理から行うことができます。
切り替えには数分かかることもあるので少し待ちましょう。
GlocalMeのアプリからログイン
GlocalMeのアプリからは海外渡航時のデータチャージなどを行うことができます。
まずはアプリをダウンロードしましょう。
【AppStore】iOS版ダウンロード
【GooglePlay】Android版ダウンロード
起動するとログイン/登録画面が表示されるので、まずは登録を選択します。
好きなメールアドレスとパスワードを設定し、国を設定しましょう。
ステップを進めていくと、登録したメールアドレスにURLが送られてきます。
これを選択すると無事登録は完了です。
これで終わりではありません。
次に管理画面へログインしアプリへ端末を紐づける作業が残っています。
先ほど登録したメールアドレスとパスワードを入力し、管理画面から「デバイスを紐づける」を選択しましょう。
カメラでルーターの裏に貼ってあるQRコードを読み取ります。完了の画面が表示されれば終了です。



hy-fiの通信速度を実測
hy-fiを初期状態のソフトバンクSIMで使用した場合の通信速度は以下のようになりました。(三度計測したものの平均値)
時間 | 下り(Mbps) | 上り(Mbps) |
9:30 | 20.53 | 14.71 |
12:30 | 6.54 | 8.27 |
16:30 | 24.00 | 13.60 |
20:00 | 25.22 | 9.32 |
クラウドSIMでも計測しようとしたところ…。
楽天回線をつかんでしまいました。この場合の楽天回線はMNO回線ではなく、ドコモのMVNO回線のため速度が出ません。
再起動してもう一度。
ソフトバンク回線をつかんだまではよかったのですが、速度がまったく出ません。
その後何度か試してみても、クラウドSIMでは速度が改善することはありませんでした。
時間的な問題でもないとなると、hy-fiではとりあえずクラウドSIMではなくソフトバンクのSIMで接続するのが無難と言えるでしょう。
【結論】hy-fiはクラウドSIMで使用すると遅い。SoftbankのSIMで通信をしよう
3つのキャリアの回線が使えると銘打たれたhy-fiですが、今回の試してみた結果では、クラウドSIMに変更はできるものの、速度が出ず使い物になりませんでした。
かわりにSoftbankのSIMが入っているため、そちらで通信を行うといいでしょう。
どういう理由でそのようなつくりになっているかは謎ですが、クラウドSIMが利用したくて契約を考えている人は別のポケットWiFiを選んだ方がいいかもしれませんね。
