格安SIMはスマホに挿し込むSIMカードを扱ったサービスのこと。
その名の通りドコモなどのキャリアと比べて料金が安いのが特徴で、中にはキャリアから乗り換え、月4,000円近くも通信費を節約できる人もいます。
中でもIIJmio(みおふぉん)はSIM契約回線数ナンバーワンの人気SIM。
今回はそんなIIJmioの料金や口コミをまとめました。

IIJmio(みおふぉん)のプラン、料金、キャンペーン
IIJmioのプランは通常プラン、ケータイプラン、エコプラン、eSIMプランの4つのプランがあります。
現在開催中のキャンペーンも併せて見ていきましょう。
なおIIJmioでは4月1日より新プランがスタート。旧プランに比べ、基本料金が1,000円前後値下げされています。新プランの詳細やキャンペーンについては以下の記事を参考にしてください。
【通常プラン】docomo回線、au回線に対応
格安SIMは使用できる容量、回線、SIMの種類(音声通話SIM、データSIMなど)によってプランや料金が変わります。
IIJmioの格安SIMで使える回線はタイプD(ドコモ回線)とタイプA(au回線)の2種類。容量は2GB、4GB、8GB、15GB、20GBの5種類の通常プランが用意されています。
容量 | 通話SIM | データSIM | eSIM※ |
2GB | 858円 | 748円 | 440円 |
4GB | 1,078円 | 968円 | 660円 |
8GB | 1,518円 | 1,408円 | 1,100円 |
15GB | 1,848円 | 1,738円 | 1,430円 |
20GB | 2,068円 | 1,958円 | 1,650円 |
SMS | 月額料金内に 含まれている |
+77円 | なし |
5G回線 利用 |
無料で切替可 | SMS付き au回線のみ 無料で切替可 |
なし |
SIM発行 手数料 |
D433.4円/ A446.6円 |
433.4円 | 433.4円 |
契約期間 | 1カ月 | ||
契約 事務 手数料 |
3,300円→1円 旧プランからの 変更の場合は無料 |
||
MNP 転出 手数料 |
無料 |
※価格は全て税込表示
※eSIMとは…物理的なSIMを持たず、あらかじめスマホやタブレット等の製品本体に内蔵されたチップに、インターネット上からSIMの情報を読み込ませたもの(詳細:eSIMとは)
IIJmioでは2021年5月31日までのキャンペーンで通常3,300円の初期費用が1円となります。
通話をたくさんするなら通話オプションを利用しよう
IIJmioの通話料金は22円/30秒で、他社と同じ料金です。
ただし「みおふぉんダイアル」という専用アプリを通して通話をすると、半額の11円/30秒となります。
同じIIJmioで契約している家族内の通話はさらに20%オフとなりますが、もし通話回数が多いのであれば、オプションをつけるのがおすすめです。
通話オプション | ||
月額 | オプション内容 | |
3分定額 | 660円 | 3分以内の国内通話無料 家族との通話は10分以内無料 |
10分定額 | 913円 | 10分以内の国内通話無料 家族との通話は30分以内無料 |
1カ月に1回3分の通話を5回以上するのであれば、3分定額オプションをつけておいた方がお得になります。
ただし「長電話をする」という場合は要注意。
IIJmioには時間制限のない「かけ放題」のオプションがないため、制限時間をオーバーした場合、通常通り通話料金が発生してしまいます。
これはIIJmioに限らず、基本的に格安SIMは「かけ放題」のプランがないところが多いです。
光回線とセットでmio割が適用
(引用:IIJmio公式サイト)
IIJmioを運営しているIIJ(インターネットイニシアティブ)では格安SIMの他にIIJひかりという光回線も取り扱っています。
mio割はIIJmioの格安SIMと光回線をセットで契約していると、月額660円が割引になるサービス。
特別な申込は不要で、両方のサービスが利用開始になった当日から自動的に適用されます。
ただしIIJひかりは基本料金がやや安い代わりに、他社に見られるようなキャッシュバックなどがなく、割引もこのmio割だけなので、改めて契約するには少々微妙です。
他社格安SIMとの月額料金比較
格安SIMの中には安い代わりに速度が遅く、使い物にならないものもあります。価格差もさほどないので、単に最も安いものを選べばいいというわけではないのが難しいですね。
今回はサポートや速度で一定の評判を得ている格安SIMと月額料金を比較してみましょう。
【デュアルタイプ(通話SIM)】(税込)
~1GB | 3GB | 5GB | ~10GB | ~20GB | 20GB~ | |
IIJmio | 2GB 858円 |
ー | 4GB 1,078円 |
8GB 1,518円 |
15GB/1,848円 20GB/2,068円 |
ー |
OCN モバイル |
770円 | 990円 | ー | 6GB/1,320円 10GB/1,760円 |
ー | ー |
モバイル |
ー | 1,628円 | ー | ー | 15GB 2,728円 |
25GB 3,828円 |
Y!mobile | ー | 2,178円 | ー | ー | 15GB 3,278円 |
25GB 4,158円 |
楽天 モバイル |
無料 | 1,078円 | 2,178円 | 無制限 3,278円 |
||
BIGLOBE モバイル ※ |
1,078円 (770円) |
1,320円 (770円) |
ー | 6GB/1,870円 (1,320円) |
12GB/3,740円 (3,190円) 20GB/5,720円 (5,170円) |
30GB 8,195円 (7,645円) |
mineo | 1,298円 | ー | 1,518円 | 1,958円 | 2,178円 | ー |
※()内キャンペーン価格。2年目以降は通常価格に。
2GBではOCNモバイルに負けてしまいますが、8GB以降で見れば、IIJmioが安いですね。
OCNモバイルは11GB以降のプランがないので、10GBではちょっと足りないと感じている人は、IIJmioを選ぶと良いでしょう。
【シングルタイプ(データSIM)】(税込)
~1GB | 3GB | 5GB | ~10GB | ~20GB | 20GB~ | |
IIJmio | ー | 2GB 748円 |
4GB 968円 |
8GB 1,408円 |
15GB/1,738円 20GB/1,958円 |
ー |
OCN モバイル |
ー | 858円 | ー | 6GB/1,188円 10GB/1,628円 |
ー | ー |
BIGLOBE モバイル |
ー | 990円 | ー | 6GB 1,595円 |
12GB/2,970円 20GB/4,950円 |
30GB 7,425円 |
楽天 モバイル |
無料 | 1,078円 | 2,178円 | 無制限 3,278円 |
||
mineo | 880円 | ー | 1,265円 | 1,705円 | 1,925円 | ー |
データSIMだとIIJmioは2GBと4GBで最安。10GBではOCNモバイルのほうが安かったものの、15GBでも1,738円とかなりお得です。
ただし20GBになるとmineoのほうが安くなるので、そちらを選ぶのがおすすめです。
ちなみに、IIJmioでは後述するキャンペーンによって、初回事務手数料が3,300円→1円になります。
そう考えると、初期費用は他社に比べても安いといえるでしょう。
旧プランも継続
旧プランでは、通話SIMにのみ契約期間に12カ月間の縛りがあります。
期間内に解約してしまうと違約金が発生しますが、とはいっても金額は1,000円なのでさして気にすることもないでしょう。(注意:2019年9月30日までに申し込んでいる場合は、旧プランのため違約金が「12ヵ月-利用開始月を0ヵ月とした利用月数] ×1,000円」かかります)
IIJmio通常プラン月額料金(税込) | ||||
【容量】 | 音声通話 SIM |
SMSつき SIM |
データ通信 SIM |
|
タイプD/A | タイプD | タイプA | タイプD | |
従量 プラン 【1GB~】 |
Aのみ 1,298円~ |
ー | 528円~ | |
ミニマム スタート 【3GB】 |
1,760円 | 1,144円 | 990円 | 990円 |
ライト スタート 【6GB】 |
2,442円 | 1,826円 | 1,672円 | 1,672円 |
ファミリー シェア 【12GB】 |
3,586円 | 2,970円 | 2,816円 | 2,816円 |
その他費用と詳細 | ||||
初期費用 | 3,300円 →キャンペーン適用時1円 |
|||
SIM発行 手数料 |
D433.4円/ A446.6円 |
433.4円 | 446.6 | 433.4円 |
契約期間 | 12カ月 | なし | ||
違約金 | 1,000円 | なし |
【音声通話SIM:080~の電話番号で通話ができるSIM、SMSつきSIM:通話不可、SMS利用可能なSIM、データ通信SIM:通話・SMS不可のSIM】SIMの種類について詳しくはこちら
なお、新プラン(ギガプラン)は、旧プランから1,000円近く値下げされているので、基本的には新プランを選んでおけばOKです。
同一プラン内なら別回線でもデータ量を分け合える
IIJmioの旧プランは複数枚のSIMでデータ量をシェアして使用(=シェアSIM)することができます。
SIMを追加するには別途手数料がかかりますが、もう1枚別のSIMを新規契約するよりはお得です。
シェアSIM自体は他の格安SIMにもあるサービスですが、IIJmioの場合は回線が異なる場合でもデータ量をシェアすることができます。
(引用:IIJmio公式サイト)
以下のようなケースはシェアSIMを使うといいでしょう。
- ドコモ回線とau回線の両方を使用したい場合
- スマホとタブレットの両方にSIMを入れたい場合
- 家族全員でデータ量をシェアしながら通信したい場合
特に端末にSIMロック(キャリアによって指定の回線しか使えない状態にするロック)がかかっている場合や、通信障害に備えて2回線確保したい場合などは回線を分けられるIIJmioが最適ですね。
IIJmioシェアSIM 利用料金(税込) |
|||
【容量】 | SIM枚数 | 追加SIM 利用料金 |
付帯料 |
ミニマム スタート 【3GB】 |
最大2枚 | 2枚目 440円 |
1枚ごと 音声通話機能 +770円 SMS機能 +154円※ |
ライト スタート 【6GB】 |
最大2枚 | 2枚目 440円 |
|
ファミリー シェア※ 【12GB】 |
最大10枚 | 4枚目以降 440円 |
※タイプAの場合SMSの追加料金なし
ファミリーシェアプランでは2~3枚目は追加SIM利用料金は無料です。
ただし、それぞれに電話番号が必要な場合は、1枚ずつ付帯料がかかるので注意しましょう。
月額プランに+20GB、+30GB追加できる大容量オプション
IIJmioの旧プランは12GBまでしかないため、家族でシェアして使う場合や、たくさんネットを使う人はデータ量が足りないということも考えられます。
その場合は大容量オプションを使いましょう。(20GBまでならギガプランを選んだほうが月2,068円で安い)
大容量オプション |
||
月額 | 利用期間 | |
20GB | 3,410円 | 最低利用期間 利用開始月の翌月末日 |
30GB | 5,500円 |
※20GBと30GBの併用はできますが、20GBを2つというような重複した契約はできません。
大容量オプションは契約したその日から利用することが可能。初月の料金は日割になります。
また「来月はちょっと通信が多そうだから20GBを30GBにしたい」という場合も、プランの変更はできないので、いったん20GBのオプションを解約し30GBを再度契約しなくてはなりません。
ただし最低利用期間が2カ月(利用開始月の翌月末まで)のため、1カ月ごとにつけたり外したりという使い方はできない点に注意しましょう。
【ケータイプラン】音声通話のみ、データ通信なしの最安プラン
(引用:IIJmio公式サイト)
IIJmioケータイプラン月額料金 | |
タイプD/A | |
1,012円 | |
その他費用と詳細 | |
初期費用 | 3,300円 |
SIM発行 手数料 |
D446.6円/ A433.4円 |
契約期間 | 12カ月 |
違約金 | 1,000円~ |
※税込表記
IIJmio(みおふぉん)のケータイプランはデータ通信が一切できない、本当に通話のみのプランです。
ケータイと名前についていますが、iPhoneなどのスマホに入れても使うことができます。
月額1,012円はキャリアのプランと比べると約1/3。
ほとんど待ち受け状態にしている人や2台持ちの人はもちろん、海外留学や出張などで通話はしないけれど日本の電話番号は残しておきたい人なども利用しています。
もしネットを利用しなければいけなくなったときは、別途「追加クーポン」を購入することができるので、最低維持費で電話番号を持ちたいという人には特におすすめです。
通話をたくさん利用する場合は、ケータイプランにも通話オプションを付けることが可能です。
【eSIMプラン】日本初!月165円~使えるeSIMが登場
(引用:IIJmio公式サイト)
eSIMは従来の「契約したSIMカードをスマホなどの端末に挿し込む」形ではなく「スマホにあらかじめ組み込まれたSIMカードに契約情報をプログラムする」ことで通信が可能になる新しいSIMの形です。
IIJmioのeSIMプランは日本では初めての試みということもあって、注目を集めています。
eSIMの詳しい解説は以下の記事も参考にしてください。

プランの基本料金は165円。1GBごとに追加料金がかかり、1GBまでは330円、2GB以降は1GB/495円ずつ加算されます。通話SIMはありません。
IIJmio eSIMプラン月額料金 | ||
月額基本料金 | 165円 | |
追加 データ量 |
1GB | 330円 |
2~10GB | 495円/1GB | |
その他費用と詳細 | ||
初期費用 | 3,300円 →1円 |
|
SIM発行 手数料 |
0円※1 |
※会員専用ページより手続きを行った場合。
キャリアでデータ量を追加しようとすると、1GBごとに1,100円かかります。
eSIMプランは495円なので、毎月データ量が足りなくて買い足しているという人はeSIMにするだけで節約が可能です。
ただしeSIMは対応する端末が限られています。まだ種類が少ないですが、需要も増えているため、今後さらに増えていく見込みです。
eSIM対応端末 | ||
スマホ | iPhone12、iPhone12Pro、iPhone12ProMax、 iPhone12mini、iPhoneSE(第二世代) iPhone11/iPhone11Pro/iPhone11ProMAX iPhoneXS/iPhoneXS Max/iPhoneXR Google Pixel5、Google Pixel4/ Google Pixel4 XL、Google Pixel4a、P40Pro5G、 OPPOA73、RakutenMini |
|
タブレット | iPad第8~7世代/iPad mini 第5世代/ iPad Air第4~3世代 11インチiPad Pro/12.9インチiPadPro第3世代 Surface Pro LTE Advanced/Surface ProX ASUS TransBook Mini T103HAF-LTE ASUS TransBook Mini T103HAF-GR079LTE CF-LV9WTYQP |
【エコプラン】端末とセット契約限定!データ通信を使った分だけ支払う無駄のないプラン(※終了)
(引用:IIJmio公式サイト)
※エコプランは2020年8月に新規契約受付を停止しています。
エコプランは指定端末とセット購入の際にだけ適用できる、「データ量を使った分だけ支払う」段階式プラン。
月によってネットの使用量に変動がある人は、エコプランにしておくと使わなかった月に無駄な料金を支払わなくて済みます。
たとえば通常プランの場合、月に1GB使う人は月額1,760円のミニマムスタートプラン(3GB/通話SIM)で契約します。
しかしエコプランだと、1GBしか使わなかった月は1,320円(データ容量550円+通話SIM機能770円)。440円節約できます。
上限の3GB(エコプランミニマムの場合)まで利用した場合も、通常プランと料金は変わらないので、端末をセットで契約する場合はエコプランを利用するのがお得です。
【キャンペーン】スマホ大幅値下げ&初期費用1円キャンペーン開催中
(引用:IIJmio公式サイト)
2021年5月31日まで、IIJmioではキャンペーンを実施中。
実施内容は以下の通り。
- 初期費用3,300円→1円
- スマホ特価セール
さらに詳しく条件などを見ていきましょう。
その1)初期費用3,300円→1円に
キャンペーン期間中は通常3,300円かかる初期費用が1円に。
そのため、実際に契約してかかる初月の料金は、1円+1カ月分の利用料金+SIM発行手数料(D433.4円/A446.6円)となります。
初期費用特典 | ||
期間 | 2021年4月1日~5月31日 | |
条件 | ・ミニマムスタートプラン ・ライトスタートプラン ・ファミリーシェアプラン ・従量制プラン 上記のいずれかで契約 |
データSIMプランも対象になりますが、通話のみのプランである「ケータイプラン」などは対象外です。
その2)MNP乗り換えでスマホ特価セール
MNPで乗り換えの場合、スマホをお得にゲットできるセールも開催。
iPhoneSE(第二世代)が32,780円で手に入るほか、Xiaomi Redmi9T、OPPO A5 2020,motorola moto e7 powerが15,000円以上割引で110円となっています。
スマホ特価セール | ||
期間 | 2021年4月1日~5月31日23時59分まで | |
条件 | ・通常プラン(ミニマムスタート、ライトスタート、 ファミリーシェア、ケータイプラン、従量制プラン) の音声SIMにMNP転入で契約 |
人気のものは続々売り切れていますが、再入荷されることもあるのでこまめにチェックするのがいいでしょう。
中には従量制プランに対応していないものや、au回線では使えないものもあるので契約の際は要注意。
IIJmio(みおふぉん)の特徴
IIJmioには以下のような特徴があります。
- 通信・回線の老舗だから安心感がある
- ケータイプランと大容量データSIMを組み合わせてお得に通信ができる
- 格安SIMの中では速度が安定している
- 低速状態でも初速バースト機能でテキストサイトなら閲覧可能
- プランの容量の種類が少ない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
通信・回線の老舗だから安心感がある
IIJmioを運営しているIIJは、日本の企業で初めてインターネット接続サービスを始めた会社。そのため、通信や回線に対するノウハウをしっかりと持っています。
格安SIMを提供している企業の中には、「えっそんなところが」とちょっと意外なところも少なくありません。
IIJはそういった自社でネットワークの知識や技術を持たない事業者を裏で支える役割も果たしています。
実際に大手格安SIMであるイオンモバイルやDMMモバイルなどはIIJのサポートを受けて運営しています。大手企業からも信頼されている分、安心感がありますね。
大容量データSIMを組み合わせるならケータイプランが最安
IIJmioのケータイプランは他にはない、「通話のみ」のSIMプラン。
スマホや携帯の電話機能しか使わない人向け、と思われがちですが、実はデータSIMと組み合わせて使用することで、大容量の通信をお得にすることができます。
たとえば月に20GB使用する場合、docomoのギガホプレミアだと7,205円かかります。
それをケータイプラン【1,012円】+大容量データSIM【例:FUJI Wifi 20GB 2,178円】に置き換えると、合計3,190円。
ケータイプランは通話SIMに余計なデータ通信がついていないので、現状データSIMと組み合わせるなら最安の通話SIMです。(以前まではnuroモバイルの0SIMの770円が最安でしたが、2020年2月に受付を停止しています。)
【データSIMと組み合わせやすい格安通話SIMプラン】
回線 | 月額 (税込) |
プラン内容 | |
IIJmio | ドコモ au |
1,012円 | ケータイプラン (データ通信なし) |
ロケット モバイル |
ドコモ au |
1,042円 1,174円 |
神プラン (低速200Kbps) |
nuro モバイル |
ドコモ | 1,100円 | お試しプラン (0.2GB) |
au ソフバ |
1,320円 | ||
イオン モバイル |
ドコモ au |
1,243円 | 音声500MBプラン (500MB) |
DMM モバイル |
ドコモ | 1,254円 | ライトプラン (低速200Kbps) |
ただしこの使い方をするには、スマホを2台持ちにする、デュアルSIM(SIMが2枚入る)端末を使う、モバイルルーター(ポケットWiFi)を用意する、のいずれかが必要になります。


格安SIMの中では速度が安定している
格安SIM事業者(MVNO)の大半はキャリア(MNO)から回線をレンタルしています。
利用者が少ない時間帯は、回線が混みあうこともなくスムーズに使えますが、お昼時などのネットを使う人が多くなる時間帯は、下の図のように回線が混雑し通信が極端に遅くなります。
回線を借り受けるにも費用がかかるので、低価格の料金で提供される格安SIMは、いついかなる時も快適な速度での通信を可能とさせるほど、回線に余裕を持たせることができません。
IIJmioもご多分に漏れず、キャリアやキャリアのサブブランド(UQモバイル、Y!mobile)よりは速度が遅くなってしまいます。
しかし数ある格安SIMの中でもIIJmioは回線設備をきちんと整えているため、特に利用者が多い昼の時間帯でも下り平均5Mbps程度とそこそこ使える速度を出すことが可能です(エリアや端末によって異なります)。
中には0.1Mbps以下となり、まったく通信ができないようなSIMもあるため、それらに比べると優秀なSIMですね。
低速状態でもバースト転送機能でテキストサイトなら閲覧可能
格安SIMに限らずですが、スマホは契約している容量以上使用してしまうと通信制限にかかり速度が遅くなります。
これはIIJmioでも変わらず、通信制限となると200Kbpsの低速状態になります。
ただしIIJmioには「バースト転送機能」という低速通信時にも、通信しはじめの一定量は高速通信ができる機能があります。
サイトを開く最初の一瞬だけ速度が速くなるので、他の格安SIMの通信制限時より速くサイトを表示させることが可能です。
とはいえ、通信制限にかかった状態なことに変わりはないので過信は禁物。
公式にも「テキストサイトなら数秒で読み込みが完了することがある」と表記されている通り、あくまでちょっとだけ使いやすいぐらいに考えておきましょう。
プランの容量の種類が少ない
IIJmioの通常プランは3GB、6GB、12GBの3種類しかありません。
他社の格安SIMでは1GBごとに細かくプランを分けているところもあり、自分の使用量にぴったりと合ったプランを選ぶことができます。
あまり細分化しすぎてもかえってわかりにくいかもしれませんが、仮に月に9GB程度使いたいと思った場合にIIJmioにはぴったりのプランがなく、12GBプランで契約するしかなくなってしまいます。
当然容量が小さい方が料金が安くなるので、自分が月に使用しているデータ量と、プランがあまりにもかけ離れている場合は他の格安SIMも検討しましょう。

IIJmioの疑問Q&A
IIJmioに関するちょっとした疑問点をまとめました。
Q.テザリングはできる?
A.基本的には可能ですが、端末によってできない場合があります。
IIJmioの格安SIMはテザリングが可能です。
事前に公式の動作確認端末で、テザリングができるかどうか確かめておくのがいいでしょう。(IIJmio動作確認端末)
ただしeSIMの場合は、手動でAPN設定(接続先を認識させるための設定)を手動で行わなくてはならない場合があります。
Q.エコネクトのオプションは必要?
A.基本は不要。決まった場所でWiFiを使う機会が多いならあり。
IIJmio WiFi byエコネクト(月額398円/2カ月無料)は、エコネクトというアプリを使うことにより、無料のフリーWiFiと有料の「Wi2」「モバイルポイント」の公衆WiFiスポットを利用できるようにします。
使用可能WiFi | |
![]() |
![]() |
街中でよく見かける「Wi2」や「mobilepoint」などのWiFiですね。カフェなどWiFiスポットのある場所にいけばWiFiが使える仕組みです。
逆にWiFiスポットがなければ利用することはできないので、行きつけのカフェや飲食店などにWiFiスポットが設置されているという場合でなければなかなか利用する機会は多くないでしょう。
このアプリは「エコネクト」の公式で契約することも可能。(エコネクト公式サイト)
IIJmioでは2カ月無料になりますが、料金自体は公式価格と同じです。
公式には登録するだけで無料のWiFiスポットが使えるようになる無料プランもあるので、基本的にはIIJmioでの契約は不要でしょう。

Q.支払い方法は?
A.支払い方法はクレジットカードのみ。
IIJmioの支払は口座振替やデビットカードなどに対応しておらず、クレジットカードのみ。
IIJmioに限らず、格安SIMはキャリアと違いクレカにしか対応していないことの方が多いです。
口座振替を利用したい場合は以下の格安SIMを利用するといいでしょう。
口座振替可能な格安SIM | ||
ドコモ 回線 |
OCNモバイルONE BIGLOBEモバイル mineo |
|
au回線 | UQモバイル BIGLOBEモバイル mineo |
|
ソフバ 回線 |
Y!mobile mineo |
ただし場合によっては、口座振替できるプランが限られていたり(例:BIGLOBEモバイルはデータSIMのみ口座振替可能)、特定のカードや方法でないと口座振替できなかったり(例:LINEモバイルはLINE Payカードの支払のみ口座振替可能)するので気を付けましょう。
Q.解約はどうやってするの?使わなくなったSIMは返却する?
A.IIJmio会員専用マイページから解約手続きができます。SIMは返却が必要です。
IIJmioの解約は会員専用マイページから手続きを進めます。手続き後、不要となったSIMは以下へ返送しましょう。返送料は自己負担です。
返送先 | 〒143-0006 東京都大田区平和島3-6-1 東京団地倉庫A-2 棟 住友倉庫内 IIJ モバイル 解約受付センター TEL:0570-09-4400 |
返却物 | SIMのみ※パッケージや付属品は不要 (破損防止のため台紙等に貼り付けること) |
ただし紛失等で返却できなかった場合でも、別途料金が請求されることはありません。
ちなみに他社へ電話場暗号を引き継ぐ場合は解約ではなく「MNP転出」、複数枚契約のうち1枚だけを解約したい場合には「SIMカードの削除」を行いましょう。
IIJmio(みおふぉん)の口コミ、評判
IIJmioの口コミや評判は「遅い」という悪いものと、「使い勝手がいい」という良い意見が半分ずつくらいです。
【速度に関する口コミ】
IIJmioが一般向けにeSIMのサービスを開始したそうですが、IIJmioはピークタイムの遅さがマジで尋常じゃないんですよね。
(Twitter)
simをiijmioからUQモバイルに変えて昨日出かけた秋葉原にて思ったこと。通常モードならUQモバイルの方が圧倒的に速くて快適だけど、低速モードに切り替えるとiijmioの方がスペック上は遅いながらも比較的安定して通信してくれる。
(Twitter)
いくら設備が整っているとは言え、IIJmioは格安SIM。キャリアやキャリアのサブブランド(UQモバイル、Y!mobile)よりは遅く感じてしまいます。
またキャンペーンなどで契約者が増えると、その分回線も圧迫されてしまうため速度も遅くなります。
ただし以下のように他の格安SIMと比べると速度が安定しているという意見も。
IIJmio遅いと言ったが,低速モードでも200kbps出ているのはむしろ優秀なのでは………
テキストだけならTwitterも十分だしな.(Twitter)
なんとなく楽天MNOをメイン端末で使ってるけど正直何のメリットもなかった。メイン回線はIIJmioだけど、速度遅いって感じることはほぼないしギガ余ってるし。唯一通話定額じゃないのがデメリットだけどそもそも電話なんてそんなにしないし。
(Twitter)
LINEモバイルからIIJみおふぉんへ戻したら、混雑時の安定性が全然違った。
LINEモバイルの繋がりは最悪で、ネットが遅いというより不安定だったのだが、IIJはさすが安定している。(Twitter)
サブブランドには及ばないものの、格安SIMに比べると速度は出ているという意見が目立ちます。
特に低速時でもバースト機能があるため、そこそこサイトを表示してくれる点が高評価でした。
Twitter表示遅いの、障害が〜って思ってたけど、実はみおふぉんの高速クーポン使い切り(>_<)
高速バスの中、10時間くらいAmazon MUSIC聴いてたりしたら1日で2Gちょい使ってた…
大容量オプション追加しなければ…
(Twitter)
通信容量(IIJmioではクーポンと呼びます)を使い切ると遅くなるのはキャリアも格安SIMと同じですね。
制限にかかった場合はオプションなどで通信量を追加することができます。
ただしIIJmioの大容量オプションは20GB3,410円。大容量格安SIMにはもっと安いものもあるため、自分がどれだけ使用するのかは契約の際に見極めておく必要がありますね。
【サービスに対する口コミ】
みおふぉんのアプリ通話品質が🙄
通話オプション解約。😮 (Twitter)
IIJmioでは「みおふぉんダイアル」というアプリを提供しています。
ただしこのアプリはプレフィックスという通信方式。料金が安い代わりに通常とは異なる通話回線を通っているため、普通に電話している感覚よりざらつきや途切れやすいなど品質が落ちてしまうデメリットがあります。
ちなみにこれはみおふぉんダイアルだけではなくほぼすべての格安SIMに言えることです。安いのには理由があるんですね。
格安SIMは基本的に故障などの際にあまり手厚いサポートは期待できません。キャリアの手厚いサポートに慣れてしまった人には、格安SIMの「塩対応」には驚くかもしれません。
こういった場合にまずは公式サイトの「よくある質問」を見て解決しましょう。
ちなみにIIJmioの公式サイトには「IIJmioは端末の販売を行っているだけなので、詳細な仕様・不具合情報等は把握しきれておりません。故障の際は各メーカーに連絡を」といった内容が書いてあります。
格安SIMを契約するなら、こういったケースでも自分で調べて解決する力をつけていきましょうね。
【結論】IIJmioはキャリアやデータSIMと組み合わせやすいプランが魅力。キャンペーン期間中は特におすすめ
さらにIIJmioでは通常のプランの他に、通話のみのプラン(ケータイプラン)を大容量データSIMと併用したり、すでにあるキャリアのプランをeSIMと併用したりなど、使い方次第でお得になるプランが多くある点が魅力です。
さらに、IIJmioでは2021年5月31日までキャンペーンを行っています。
- 初期費用3,300円→1円
- スマホ特価セール
月額割引や、初期費用1円などかなりお得な内容です。
4月からは新プランがスタートして料金もかなり安くなったので、この機会にIIJmioも検討してみると良いでしょう。
