光回線が工事できない理由を戸建て・マンション別に解説。工事できない場合の代替案も合わせて紹介

役立つ情報

自宅に光回線を引こうと思った時に、まさか工事ができないことがあるとはあまり思いませんよね。

戸建てやアパート、マンションでは色々な理由や事情から工事ができないこともあるんです。

本記事では、光回線の工事ができないことがある理由やその代替案なども合わせて解説していきます。

光回線の工事ができないのはなぜ?

光回線の工事の流れは一般的には次のように進みます。

  1. 契約したい人が申込みをする
  2. 回線業者から連絡が来て工事日を調整
  3. 事前調査
  4. 工事
  5. 開通

光回線の工事ができないと判断されるタイミングは「申込み」「事前調査」「工事」の3つです。

多くの場合は2つ目の「事前調査」の時点で、建物の構造や内部設備、立地などの観点から工事ができないと判断されてしまいます

戸建てや集合住宅によっても工事ができない理由は異なりますが、だいたいは以下の理由に集約されるでしょう。

【共通】

  • 居住エリアが希望する光回線に対応していない

【戸建て】

  • 電柱が遠い
  • 隣の家の上に線を通す許可が下りない
  • 川や道路をまたぐため国の許可が必要
  • 建物の所有者である家族の理解が得られなかったから

【マンション(集合住宅)】

  • マンションで契約している回線が決まっている
  • 管理会社や大家さんの許可が下りない
  • 電柱よりも部屋の高さが高い
  • ポートの空きスペースが無い

では一つずつ確認していきます。

引きたい光回線に対応していないエリアに該当するから

NTT東日本/西日本の回線が全国的に張り巡らされていはいるものの、必ずしもどの地域にもNTTの回線があるとは限りません。

地域全体でCATV(ケーブル)を使っているところがあったり、nuro光やauひかりのサービスが提供されていなかったりします。

地域でCATVが普及していて光回線が引かれているエリアに該当していない

地方の郊外や山間の地域では、大手の光回線ではなくCATV(ケーブル)が普及しているところが多いです。

CATVだけでTVや電話、インターネットなどの通信をすることができるため、わざわざそれ以外に別の光回線を引く必要性がなく、他の回線が入ってきていない可能性があります。

nuro光やauひかりなど特定のエリアにしか対応していない回線だったから

nuro光やauひかりはどこの地域でも契約できるような回線ではありません

まず、nuro光は首都圏や東海、関西、九州などの一部地域のみしか対応していないため、それ以外の地域で申し込むことができないようになっています。(下図:緑色の地域)

一方、auひかりはnuro光よりも対応地域が多いですが、KDDI系のコミュファ光やeo光との兼ね合いで、愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、滋賀県、福井県では戸建て契約が申し込むことができません。(下図:色付きの地域)

自分の地域が対象内かどうかは、各公式サイトの申込画面などから調べることができます。

対象外の場合は申込みを進めることができないようになっているため、この時点で諦めないといけないこともあるでしょう。

光回線の種類や仕組みについては、こちらの記事も参考にしてください。

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戸建てで光回線の工事ができない理由は?

戸建ての工事の際に、エリア外であること以外の理由で断念されることはほとんどありません。

ただ、以下のようなケースの際には、工事が難しいと判断されることがあります。

電柱が遠いから

自宅まで回線を引き込むには、最寄りの電柱から自宅までの距離が重要です。

電柱が遠すぎる場合は、自宅に回線を引き込むために新たに電柱を建てなければいけません

その際に発生する費用は、約10万円から30万円ほど

事前調査が済んだ回線業者から電柱設置に掛かる費用を提示されると、そこまでして引くべきかちょっと考えてしまいますよね。

それだけの費用を掛けるくらいなら、他の手段を講じたほうが良さそうです。

ちなみに最近は、景観保護などによって無電柱化が進んだ地域も増えてきましたね。

ケーブルや電話線が地中に埋められており、自宅まで回線パイプが通っていればそのまま回線を引き込むことができるので、電柱が近くになくても問題はありません。

(参考:国土交通省「道路の無電柱化低コスト手法導入の手引き(案)- Ver.1 -」)

隣の家の上に線を通す許可が下りないから

電柱が近くにあっても、引き込むには隣の家の上を通さなくてはいけないというケースがあります。

回線を引きたい側としては何としてでも通してほしいですが、相手の立場になって考えてみると、自宅の上を電線が通るとなると、あまりいい気持ちではありませんよね。

もし、隣人の許可が下りなかった時は、他の手段を考えてみましょう。

なお、隣家への許可取りは回線業者がしてくれるので、こちら側が直接尋ねることはありませんので安心してください。

川や道路をまたぐため、国の許可が必要だから

最寄りの電柱が河川や道路をまたぐことになる場合、国の許可が必要になる場合があります。

回線業者から依頼をしてその許可が下りなかったとなると、光回線を引き込むのは難しいでしょう。

建物の所有者である家族の理解が得られなかったから

(引用:「auひかり工事の概要」)

最近の工事では、建物壁に配線を固定するために留め具を使い、電話配管やエアコンダクトを使って極力建物に穴を空けないような配慮をされていることが多いです。

ただ、「固定回線の工事をすると壁に穴が空く」「壁に金具跡が付くのは嫌だ」という考えを建物所有者がもっていると少し厄介かもしれません。

光回線工事をする際には、必ず建物所有者と話をして理解を得ておくようにしましょう。

マンションの光回線の工事ができない理由は?

マンションやアパートなどの集合住宅で光回線の工事ができない時は、以下のような説明をされることがあります。

マンションで利用できるインターネット回線が決まっているから

マンションとして既にインターネット契約をしている場合は、入居者が利用できる回線が決まっていることがあります

例えば、auひかりの回線を引いている集合住宅では、auひかりのマンションタイプに加入することを求められるでしょう。

集合住宅に新たに回線を引くとなると、回線利用を希望する戸数が一定以上にならないと導入できないなど、希望がすぐに通ることは少ないです。

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管理会社や大家さんの許可が下りないから

最初からLANポートやモジュラージャック、光コンセントが配置されている部屋なら特に問題はありません。

しかし、集合住宅として回線を引いていない建物だった場合、新たに内部設備工事や各戸の工事などが必要になってきます。

管理会社や大家さんからすると、物件の壁に傷を付けたり部屋壁に穴を空けたりするなんて結構迷惑な話です。

入居先の許可が得られなかった場合は、契約ができても工事まで進むことは難しいでしょう。

3階建て以降の高さの部屋は電柱よりも高くなってしまうから

マンションに回線が引き込まれたいない時の対応として、2階以下の高さであればマンションプランではなくホームタイプで契約できることがあります。

3階以上になると電柱よりも部屋の方が高くなってしまうことがほとんどです。

回線会社を代えると工事できたという人もいるので、ダメ元で依頼してみるのも一つかもしれません。

マンションの集合装置のポートに空きスペースがないから

築年数が経っているマンションやアパートの場合、建物の回線を管理している集合装置のポートが不足していると、回線環境が整っていたとしても利用できないことがあります。

そこで回線を利用するには、ポートを増やしてもらうか固定回線を利用する人が減るのを待つかになってきますが、どちらもいつになるかは分かりません。

新たに引っ越す時は、ネット回線が整備されていたとしてもすぐに使えるのかを確認しておいたほうが良さそうです。

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光回線の工事ができない場合はどうしたらいいの?

業者の判断により工事ができないと言われた場合の、その後の対応についてまとめました。

工事費用はどうなる?

工事前に工事ができないと分かった場合は工事をしていないわけですから、もちろん工事費用は掛かりません

どんなときもWiFiやBroad WiMAXなどの「いつでも解約サポート」窓口を利用して乗り換える予定だった人は、違約金負担の絡みもあるので少々手続きが厄介になります。

開通が伸びる、もしくは中止になるため、再度窓口に連絡して違う乗り換え先を提案してもらうことになるでしょう。

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エリアに対応している光回線を探す

希望している回線がエリア外だった時は、居住地域や住宅に対応した回線契約を検討しましょう。

nuro光は年々対象地域の拡大を続けており、現在はエリア外の地域も数年後は回線が引けるようになっているかもしれません。

これまでauひかりやnuro光にこだわっていた人でも、NTT東日本/西日本の回線を使った光コラボの契約を考えてみるのも良いでしょう。

サッカーチームとコラボしたもの、携帯会社とコラボしたものなど光コラボはかなりの数があります。

まだ知らないだけで自分にとってお得な回線に出会えるチャンスだと思って、色々な契約先を検討してみてください。

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クラウドSIMの無制限WiFiやWiMAXなどのポケットWifiを契約する

ネットをよく使う人ならば、固定回線よりも速度は落ちるものの、無制限に通信のできるWiFiやWiMAXなどのポケットWiFiを利用するのも良いでしょう。

速度は落ちると言っても、ネット閲覧や動画を見るなどの利用ならば遅いなどの不便さはそこまでありません。

マンションの場合であれば、光回線よりもポケットWiFiの方が早いなんてこともありますしね。

クラウドSIMを使ってキャリアのネットワークで通信できる無制限WiFiは、短期制限も無くLTE通信で割とどこでも繋がるため、自宅以外での通信にも役立ちます。

3日で10GBという制限があるものの、安定したWiMAX2+回線で通信できるWiMAXも魅力的です。

これまで自宅メインでネットを使っていた人も、持ち歩けるWifiを手にすることで一気に利用範囲が広がるかもしれません。

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SoftBank Airなどコンセントを挿すだけで使えるホームルーターを契約する

(引用:UQ WiMAX公式)

外出先ではそこまでネットを使うこともないという人は、固定回線の替わりにホームルーターを契約すると良いでしょう。

ホームルーターは工事不要で、コンセントを挿すだけで通信ができるため、工事ができないと言われた家でも使えます

ホームルーターは同時接続可能台数が40台から60台、有線LANポートも付いています。

ポケットWiFiではオンラインゲームをするには物足りないと感じている人にもおすすめです。

時間帯やエリアによって利用者の中でも速度に差が出ていることが口コミで報告されているため、不安な人は「Try WiMAX」などの無料お試し制度を活用して実際に自宅で使ってみることをおすすめします。

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CATV(ケーブルテレビ)を利用する

地域ぐるみでケーブルテレビの利用が多ければ、CATVに加入してみるのも良いでしょう。

中にはv6プラスやv6アルファのようなIPv6の技術を導入している地域もあり、IPv4の光回線を利用しているよりもずっと速い通信をすることができます。

なお、2000年代に一気に広がったADSLは既に廃止が決まっており、新規申込みも終了していますが、光回線の引かれていない一部の地域では廃止後も引き続き利用は可能です。

詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

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スマホを大容量プランにしてテザリングをする

(引用:au料金プラン)

「とりあえず固定回線を引いていたけれど、無いなら無いで何とかなりそう」という人は、携帯のプランを大容量に変更して様子を見ましょう。

テザリングを使えばパソコンやタブレットなどの他の機器でネットを使うことも可能です。

固定回線の工事費や通信費を考えると、スマホのプランを大容量にしてもそこまで料金的には問題は無いでしょう。

テザリング、データシェア、…でデータ通信をご利用の場合、データの容量の上限は20GBです。(引用:au公式サイト「auデータMAXプランPro」)

ただ、スマホの大容量プランはテザリングが20GBまでといった制限が掛かっているパターンが多いため、テザリングの通信が多い人はポケットWiFiやホームルーターに移行した方が良さそうです。

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無制限に通信できる方法は多い。他の手段を検討するのもあり

光回線が工事できない理由についてまとめると、次の通りです。

  • 居住エリアが希望する光回線に対応していない
  • 電柱が遠い
  • 隣の家の上に線を通す許可が下りない
  • 川や道路をまたぐため国の許可が必要
  • 建物の所有者である家族の理解が得られなかったから
  • マンションで契約している回線が決まっている
  • 管理会社や大家さんの許可が下りない
  • 電柱よりも部屋の高さが高い
  • 集合装置(ポート)の空きスペースが無い

固定回線は基本的には無制限に通信でき、速度も安定しているため好んで使っている人も多いと思います。

しかし、最近では利用者一人当たりの通信量の増加によって回線が混雑し、夕方や夜間の速度が落ちることもしばしば。

IPv6に対応した契約の申込みや機器を利用することでこれを避けることもできますが、光回線工事が難しいと言われれば、他の手段を考えるしかありません。

クラウドSIMを使った無制限WiFiや、大容量通信に対応した料金プランなど、年々通信分野の可能性は広がってきています。

工事ができなかったのはある意味良い機会だったと思って、様々な代替手段を検討してみるのも良いでしょう。

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