光回線を選ぶ際、まず重視すべきスマホとのセット割。
ドコモユーザーならドコモ光、ソフトバンクユーザーならソフトバンク光やNURO光というように、セット割の対象を選ぶのが基本です。
ではLINEMOを利用している場合はどうするのが良いでしょう。ソフトƒバンクとどうようにソフトバンク光が良いのでしょうか。
今回はLINEMOユーザーにとってお得でおすすめな光回線を紹介します。
使ってるスマホで選ぶ
セットで使うとスマホ代が毎月最大1,100円/1回線割引
LINEMOに光回線とのセット割はない、ソフトバンク光を使っても割引されない
ソフトバンクの格安プランであるLINEMO。スマホが3GBで990円、20GBで2,728円という安さで利用できます。
キャリアのソフトバンクで同じ容量を使うとなると3GBなら5,000円程度、20GBなら7,000円程度(無制限プラン)かかりますし、サブブランドであるY!mobileでも割引なしで4GBが2,000円程度かかるので非常にお得です。
ただLINEMOには特定の光回線を使って適用されるセット割は存在しません。
たとえソフトバンク光をつかっても割引はなし。LINEMOはそもそもの料金が安いので、セット割によって割引されるという事自体がないのです。
ちなみにセット割がないから損というわけではありません。そもそもが安いですからね。
参考にソフトバンク・Y!mobile・LINEMOの光セット割適用時の料金を紹介します。
ソフトバンク | Y!mobile | LINEMO | |
基本料金 | 〜1GB:3,278円 〜2GB:4,378円 〜3GB:5,478円 無制限:7,238円 |
4GB:2,365円 20GB:4,015円 30GB:5,115円 |
3GB:990円 20GB:2,728円 |
光回線とのセット割 | 有り | 有り | 無し |
対象光回線 | ソフトバンク光 NURO光 |
ソフトバンク光 | 無し |
割引後料金 | 〜1GB:2,178円 〜2GB:3,278円 〜3GB:4,378円 無制限:6,138円 |
4GB:1,078円 20GB:2,178円 30GB:3,278円 |
3GB:990円 20GB:2,728円 |
LINEMOは光回線の割引がなくても、ソフトバンクのセット割後の料金よりも安く、Y!mobileのセット割の料金と同程度となっています。
LINEMOユーザーはどうやって光回線を選べば良い?
上記の通り、LINEMOには光回線とセットで使うことによるセット割自体がありません。さらには家族割等もないので、誰もがそのままの料金で使うことになります。
ではLINEMOユーザーはどのように光回線を選べば良いでしょうか。
コスパの良い光回線から選んでOK(セット割関係なし)
LINEMOにはセット割がないので、単純にコスパの良い光回線を選びましょう。
ただコスパと言っても月額料金だけではなく、キャッシュバックや工事費用等も考える必要があります。
- キャッシュバック・・・6万円以上貰える光回線もあり
- 工事費用・・・無料の場合もあれば20,000円近くかかる場合も
- 月額料金・・・光回線によって料金差あり
セット割があればスマホの回線数に応じて色々考える必要もありますが(1回線で1,100円割引と4回線で4,400円割引の場合は選ぶべきものが変わってくる)、LINEMOは考える必要がありません。
なお、トータルでコスパが良いおすすめの光回線は後述しているのでぜひ確認してみてください。
エリア・マンションで利用可能なものから選ぶ
光回線はエリアによって使えるものと使えないものが決まっていたり、それぞれのマンションで対応している光回線しか使えなかったりということがあり、必ずしも使いたいものが使えるとは限りません。
ちなみにauひかりやNURO光は以下の通りエリア外の地域があります。
【NURO光の提供エリア】
コスパ面で最もおすすめするのはauひかりですが、auひかりのエリア外であったり、マンションが非対応の場合は他の光回線から選ばなければなりません。
代理店・プロバイダなどよりお得度の高いところで契約
光回線はどこを使うかだけでなく、どこで申し込むかも大切。
光回線は公式からだけでなく正規代理店やプロバイダなどからも契約できますが、後者の方がキャッシュバックなどの特典が優れている場合が多いです。
違いがあるのは特典のみ、契約後のサービス(回線品質、サポートなど)は全く同じなので、公式と正規代理店やプロバイダから申し込むようにしましょう。
光回線 | 公式 特典 |
代理店・プロバイダ 特典 |
ドコモ光 | ・工事費無料 | 【GMOとくとくBB】 ・最大65,000円キャッシュバック ・工事費無料 ・他社違約金補助 |
auひかり | ・10,000円キャッシュバック ・工事費無料 |
【NNコミュニケーションズ】 ・最大72,000円キャッシュバック ・工事費無料 ・他社違約金補助 |
ビッグローブ光 | ・最大40,000円キャッシュバック (11ヶ月目振込) ・工事費無料 |
【NEXT】 ・最大63,000円キャッシュバック (最短2ヶ月後振込) |
ソフトバンク光 | ・工事費無料 ・他社違約金還元 |
【NEXT】 ・最大37,000円キャッシュバック ・工事費無料 ・他社違約金還元 |
その他のポイント
基本的には上記2つのポイントを抑えてOKですが、その他におさえておきたいポイントを紹介します。
- 光回線の種類(光コラボ、独自回線、電力系光回線)、エリア、導入可否
- 最大通信速度
- iPv6対応
- 容量
光回線の種類、エリア、導入可否
光回線には大きくわけて以下の3つの種類があります。
いずれも光回線であることにかわりはなく、一戸建てに住んでいる人はそこまで気にする必要はありませんが、マンション等集合住宅に住んでいる場合は注意しなければなりません。
なぜなら、集合住宅では導入できる光回線の種類が決められている場合がほとんどであり、なんでも使えるわけではないからです。
たとえば「フレッツ光対応マンション」の場合、そのマンションにはフレッツ光もしくは光コラボの導入は可能です。
しかし、auひかりなど他の種類の光回線は設備がなく導入できない可能性が高いです。
その為、集合住宅に住んでいる場合はあらかじめどの種類の光回線が導入できるかを確認しておく必要があります。
また、光コラボ以外の光回線はエリアも注意。auひかりは関西、東海地方がエリア外となっていますし、電力系光回線はそれぞれ限られた地域でしか展開されていません。
最大通信速度はほとんどの人が最大1GbpsでOK
現在の光回線は最大通信速度が1Gbpsというのが一般的です。
ただ、NURO光では最大通信速度が2Gbpsと速さを売りにしているところもありますし、ドコモ光やauひかり、ソフトバンク光などは通常の1Gbpsプランとは別に、月額料金が高くなるかわりに最大通信速度が10Gbpsの超高速プラン(月額料金が高い)を出しているところもあります。
ほとんどの人は最大1Gbpsあれば十分で、わざわざ料金が高い超高速プランを選ぶ必要はありませんが、大容量のデータダウンロード・アップロードなどを行う必要がある人などは超高速プランを選択するのもありでしょう。
【下り最大通信速度】
光回線 | 通常プラン | 高速プラン |
ドコモ光 | 1Gbps | 10Gbps |
auひかり | 1Gbps | 5Gbps 10Gbps |
ビッグローブ光 | 1Gbps | – |
ソフトバンク光 | 1Gbps | 10Gbps |
NURO光 | 2Gbps | 10Gbps |
eo光 | 1Gbps | 5Gbps 10Gbps |
コミュファ光 | 1Gbps | 10Gbps |
iPv6への対応
光回線をより快適に使いたいなら、iPv6という新しい方式の接続方法に対応していることをおすすめします。
iPv6の詳細は省きますが、従来(iPv4)に比べ、iPv6は回線混雑に非常に強く、対応しているかどうかでインターネットの快適性が全然違います。
以前までは一部の光回線でしか対応していなかったものの、現在は多くの光回線で対応済み。
少なくとも上記で挙げている光回線についてはすべて利用できるので、特別心配はありません。
ただ、他の光回線から選ぶ場合については念の為チェックするようにしてください。

LINEMOを使っている人におすすめの光回線4つ
ここまで解説した通り、LINEMOには光回線とのセット割がないので、単純にコスパが良い光回線を選ぶのがおすすめです。
ここでは、LINEMOを使っている人におすすめの光回線を詳しく紹介していきます。
auひかり|エリア内ならベスト!高額キャッシュバックで月額料金も安い
auひかり | ||
回線種類 |
独自回線 | |
月額料金 |
戸建 | 1年目:5,610円 2年目:5,500円 3年目:5,390円 |
マンション | 4,180円 | |
工事費 | 実質無料(※1) | |
最大キャッシュバック | 72,000円 | |
対応エリア |
全国 (関西・中部・沖縄除く) |
|
申し込み先 | auひかり |
※1:土日工事や夜間工事等の追加料金がある場合は割引対象外
特徴
- 月額料金が安く、キャッシュバック額もトップクラス
- 一部エリア対象外
- 工事費が実質無料
auひかりを選ぶべき人
- auひかりのエリア内で利用可能な人
- マンションがauひかりに対応している人
auひかりは月額料金が他社よりも安く、さらに高額なキャッシュバックを貰うことができる非常にコスパが良い光回線です。
ただ注意すべきなのが、auひかりは一部エリアで対象外となる点。またエリア内であってもマンションが未対応で利用できないケースもあります。
もし使えない場合は以降で紹介している光コラボ系から光回線を選びましょう。
ビッグローブ光|キャッシュバックが多く、エリアも広い
ビッグローブ光 | ||
回線種類 |
光コラボ | |
月額料金 |
戸建 | 5,478円 |
マンション | 4,378円 | |
工事費用 | 戸建:19,800円 マンション:16,500円 |
|
最大キャッシュバック | 63,000円 | |
対応エリア |
全国 | |
申し込み先 | ビッグローブ光 |
特徴
- 月額料金が安く、キャッシュバック額も多い
- 光コラボなので全国対象、対応しているマンションも多い
ビッグローブ光を選ぶべき人
- auひかりのエリア外で使えない人
- フレッツ光対応のマンションに住んでいる人
ビッグローブ光はキャッシュバックが多く、月額料金も安い光コラボの光回線。
auひかりはエリアが限定的でしたが、ビッグローブ光は光コラボで、エリアは全国で対応しているマンションも多いです。
もしauひかりがエリア外・非対応マンションにより使えない場合はこちらがおすすめとなります。
eoひかり(関西圏のみ)
eo光 | ||
回線種類 |
電力系 | |
セット割スマホ | au、UQモバイル | |
月額料金 |
戸建 | 1年目:3,280円 2年目〜:5,448円 |
マンション | 1〜2年目:3,326円〜 3年目〜:3,876円〜 (マンションの配線方式により 料金が異なる) |
|
工事費用 | 実質無料 | |
最大キャッシュバック | 5,000円 | |
違約金 補助 |
全額 | |
対応エリア |
全国 | |
申し込み先 | eo光 |
関西圏で使えるeo光はau、UQモバイルがセット割の対象となっている光回線。
キャッシュバックこそ少ないものの月額料金の割引が大きい為、十分お得な光回線であると言えるでしょう。
またこの光回線は通信速度が速いとかなり評判が良いのも大きな特徴。
ドコモ光が遅いと感じている場合、同じ回線を使っている光コラボに乗り換えても改善できない可能性があるので、電力系の光回線を使うこのeo光に乗り換えた方が良いでしょう。
コミュファ光(東海圏のみ)
コミュファ光 | ||
回線種類 |
電力系 | |
セット割スマホ | au、UQモバイル | |
月額料金 |
戸建 | 1年目:2,980円 2年目〜:5,170円 |
マンション | 1年目:2,450円 2年目〜:4,070円 |
|
工事費用 | 実質無料 (安心サポートPlus加入が条件) |
|
キャッシュバック | 最大45,000円 | |
違約金補助 | 全額 | |
対応エリア |
東海 | |
申し込み先 | コミュファ光![]() |
東海圏で利用できるコミュファ光はau、UQモバイルがスマホのセット割対象となっている光回線。
月額料金がドコモよりも安い上、特典も良く、さらに通信速度などの面で評判が良い光回線となっています。
ただし工事費については月770円の「安心サポートPlus(サポート、セキュリティソフト、PC・タブレットの修理補助等)」に加入するのが実質無料となる割引を受けることができる為の条件。もし加入しない場合は27,500円かかる点には注意が必要です。
まとめ:LINEMOユーザーはコスパの良い光回線から選べばOK
LINEMOはソフトバンクやY!mobileと違い、ソフトバンク光を使ったからといってセット割による割引を受けられるわけではありません。
元々コスパが良いスマホですからそれは仕方ないこととして、もし光回線を選ぶなら純粋にコスパが良い光回線を選ぶようにしましょう。
