2020年4月8日から新しいプランが始まった「楽天モバイル」。
これまで提供していた「格安SIM」とは異なり、docomoやau、Softbankと肩を並べる「第4のキャリア」としてのスタートです。
今回はそんな「楽天モバイル」の新プランについて、解説していきます。
実際に契約して使用してみたレビューは以下の記事を参照してください。

楽天モバイルの新プラン「UN-LIMIT VI(アンリミット シックス)プラン」の料金
(画像引用:楽天モバイル公式サイト)
楽天モバイルのプランは現在「UN-LIMIT(アンリミット)VIプラン」というネット使い放題のプラン1種類のみ。ちなみにUnlimitedと書いている人もいますが、正しくは「UN-LIMIT」です。
もともとはVプランでしたが2021年4月からVIプランがスタートし、既存のユーザーも自動的にVプランからVIプランに移行しています。
VIプランについて詳しくはこちらの記事でも紹介しています。

詳しく料金やキャンペーンを見ていきましょう。
【料金】1GB月0円からの段階制。3カ月間は月額料金無料
キャリアや格安SIMのプランは〇〇GBまで、とプランがわかれているものがほとんどですが、楽天モバイルのプランは使った通信量によって料金が変動する「段階制プラン」であることが特徴です。
楽天モバイル料金(税込) | |||
割引 | 3カ月無料 | ||
月額料金 | 0~1GB:0円 1~3GB:1,078円 3~20GB:2,178円 20GB~無制限:3,278円 |
||
通話料 | 楽天Link利用時無料 (未使用の場合22円/30秒) |
||
契約事務 手数料 |
0円 | ||
契約期間 | 縛りなし 違約金なし |
一般的なプランでは申込時に容量を決めて、毎月同じ金額を払い続けますが、楽天モバイルでは使用した通信量が1GB未満の場合は0円で、以降3GB以内1,078円、20GB以内2,178円と変化します。
20GB以上使うと月3,278円ですが、それ以降は無制限に利用できるので、毎月ネットをほとんど使わない人も、たくさん使うという人も通信量が無駄になることがありません。
契約から3カ月の月額料金や初回の手数料は無料。5G回線利用料と解約時の違約金などもかからないため、とりあえず無料の期間だけ一度試してみるのもありですね。
他のキャリアと料金を比較してみましょう。
楽天 モバイル |
docomo | au | Softbank | |
20GBまでの プラン |
2,178円 ※~1GB:0円 ~3GB:1,078円 |
ahamo 2,970円 |
povo 2,728円 |
LINEMO 2,728円 |
無制限 プラン |
無制限 3,278円 |
無制限 7,315円 |
無制限 7,238円 |
無制限 7,238円 |
※家族割等の割引なしの場合
20GB以下でも、無制限プランでも楽天モバイルが最も安いことが分かりますね。
ただし、エリアやサポートが万全の3キャリアに比べて、新入りの楽天モバイルは整備が進んでいない点も多少あります。
不安だという場合はとりあえず無料期間の3カ月使って様子を見てみるといいでしょう。
【キャンペーン】月額割引とポイント還元のキャンペーン開催中
楽天モバイルが現在行っているキャンペーンは2つ。
全部合わせると、スマホが一年間無料になるほか、最大25,000円相当のポイント還元もゲットできます。
正直かなりお得なので、とりあえず悩んでいる人もキャンペーン期間中に申し込みをして、不満があれば解約を考える、というやり方がおすすめです。
1年間基本料金無料キャンペーンは終了➡3カ月無料に
(画像引用:楽天モバイル公式サイト)
楽天モバイルでは基本料金(月3,278円)が1年間無料のキャンペーンを行っていましたが、当初予定していた300万人を突破したため2021年4月7日に終了。
現在は3カ月間無料の特典となっています。
なお、2021年4月7日までに申し込んだ人は、申込日の1年後の1日前までは無料で使うことができます。
つまり、2021年4月7日申込の場合は2022年4月6日分までが無料期間ということですね。
最大25,000円分の楽天ポイント還元
(画像引用:楽天モバイル)
楽天モバイルを申し込むと、最大で楽天ポイントが25,000ポイント付与されます。
ポイントが付与される項目は全部で3つ。
- 新規申込で5,000円分のポイント付与
- 指定端末購入で最大20,000円分のポイント付与
順に条件を見ていきましょう。
新規申込で5,000ポイントプレゼント
楽天モバイルを申込すると、まず5,000円分のポイントがもらえます。
新規申込5,000ポイントプレゼント | ||
申込期間 | 2020年12月8日~ | |
条件 | ●以下いずれかに当てはまる楽天会員であること ・楽天UN-LIMIT Vに新規、もしくは他社乗り換え (MNP)で申込 ・楽天モバイル(格安SIM)から楽天UN-LIMITに 移行手続き後申込 ●対象製品を利用し、申込月の翌月末日までに開通 ●Rakuten Linkを用いた発信で10秒以上の通話、 メッセージ送信を1回以上利用 |
細かい条件はありますが、大まかにいうと楽天UN-LIMT Vを申込みし、申込した翌月の末日までに開通し、さらに「楽天Link」を1回以上通話とメッセージ送信で利用するという3段階を突破すればOK。
そのため楽天Linkを使用できない対象製品以外の端末だと、ポイントは付与されないので要注意。対象製品は公式サイトで確認できます(楽天モバイル対象製品確認)。
完了すると翌々月の下旬までにポイントが付与されます。
指定端末購入で最大20,000ポイントプレゼント
楽天モバイルの「UN-LIMITプラン」を契約し、かつ以下の対象製品を購入すると最大で20,000円が付与されます。(端末価格は税込表記)
20,000 ポイント |
・Galaxy S10(71,980円) ・Galaxy Note10+(76,980円) ・OPPO Reno3 A(39,800円) ・OPPO A73(30,800円) ・AQUOS sense3 plus(37,980円) |
19,999 ポイント |
・RakutenHand(20,000円) |
16,000 ポイント |
・AQUOS R5G(128,800円)※ |
15,000 ポイント |
・RakutenBig(64,980円)※ ・AQUOS sense4 lite(32,800円) ・OPPO A5 2020(22,020円) ・OPPO RenoA 128GB(38,800円) ・arrows RX(20,000円) ・Xperia Ace(29,800円) ・Galaxy A7(18,700円) |
1,000 ポイント |
・AQUOS sense4 plus(43,800円) |
ポイント 還元なし |
・RakutenMini(1円) ・HUAWEI nova 5T(59,800円) ・AQUOS sense3 lite(25,980円) |
※5G対応端末
Galaxy A7、RakutenHand、OPPO A5 2020、arrows RXはポイントが還元されることを考えると負担額がほとんどないので狙い目です。
特にOPPO A5 2020はSIMカードを複数枚入れられるデュアルSIMに対応しているので、楽天モバイルともう一枚保険にSIMを用意しておきたい人には特におすすめ。
5Gに対応した端末を使いたい場合は楽天オリジナル端末であるRakutenBigか、AQUOS R5Gがあります。
詳しい条件は以下の通り。
Rakuten UN-LIMITV 対象製品購入サポート キャンペーン |
||
申込期間 | 2020年12月8日~1月7日 | |
条件 | ●以下いずれかに当てはまる楽天会員であること ・楽天UN-LIMITVに新規、もしくは他社乗り換え (MNP)で申込 ・楽天モバイル(格安SIM)から楽天UN-LIMITVに 移行手続き後申込 ●特典対象商品を楽天UN-LIMITVを申し込んだ 同日中に購入すること ●申込翌月末23:59までに開通すること ●Rakuten Linkを用いた発信で10秒以上の通話、 メッセージ送信を1回以上利用 |
楽天対応端末のおすすめはこちらの記事で紹介しています。

楽天モバイル「UN-LIMIT V(アンリミット ファイブ)プラン」の特徴
楽天モバイルの新プランは始まったばかりのサービスで準備中の面も多いため、本当に使えるのか不安という声も多いです。
何が使えて何が使えないのか、現在の状況を踏まえた特徴は以下の通り。
- 楽天回線は無制限に使える
- 楽天回線のエリアは東京など一部の地域
- 楽天回線エリア外ではau回線につながる
- au回線での通信はひと月あたり5GBまで
- au回線で容量まで使い切った後は速度が最大1Mbpsに制限される
- 楽天5G回線も利用可能
- 通話料かけ放題無料
- 契約期間縛りなし、解約時の違約金なし
- 対応機種が少なく、iPhoneは楽天公式スマートフォンではない
- eSIMに対応
さらに詳しく紹介していきます。
【エリア】大都市圏以外は非対応。順次拡大中
楽天回線は2020年4月現在、東京/神奈川/千葉/埼玉/愛知/大阪/京都/兵庫の一部でしか使用することができません。
上の地図の濃いピンクの部分が対象地域です。
ただし当初の計画だと2020年3月までに3,432の基地局を建設する予定を、4,400まで前倒して進めるなど、エリアは順次拡大中。
2021年3月までに8,600局という予定も同じく前倒しで進める予定と発表されています。
楽天回線のエリア外ではパートナー回線であるau回線につながるので、現状でも全くつながらないということにはなりません。
詳しいエリアは公式サイトで確認することができます。(楽天モバイルエリア確認)
【回線/制限】楽天回線は無制限。パートナー回線(au)は5GB/月まで
料金の項目でも説明した通り、楽天モバイルはデータ容量無制限。ただし、これは楽天回線を使用している場合に限ります。
楽天回線以外のエリアではパートナー回線(au回線800MHz帯=Band18)につながるためまったく使えなくなるわけではありません。
ただしパートナー回線で通信できるのは月5GBまで。それを超えると最大速度が1Mbpsに制限されます。(※カバー率70%を超えたエリアからau回線の利用は打ち切られています)
回線 | 国内 | 海外 | |
---|---|---|---|
楽天回線 | パートナー回線 | ||
制限 | 制限なし | 5GB/月 | 5GB/月 |
制限時速度 | ー | 1Mbps | 128Kbps |
この1Mbpsという速度はYoutube標準画質を見られる程度。他にもサイトの閲覧やSNSの利用であれば十分対応できます。
LINE/ Skype |
メッセージ | 〇 | Youtube | 低画質 | 〇 |
通話 | 〇 | 標準画質 | 〇 | ||
ビデオ通話 | 〇 | 高画質 | △~× | ||
〇 | テザリング | 〇 | |||
△ | オンラインゲーム | 種類による | |||
△ | データ | ダウンロード | 50MB程度 なら可能 |
||
WEB ページ |
地図/ニュース | 〇 | アップロード | ||
通販サイト | △ |
ただしアプリのダウンロードやアップデートには時間がかかってしまったり、画像の読み込みに待たされたりということはあるので、頻繁にデータのやり取りをする人は要注意。
【5G通信】UNLIMIT Vプランは5Gに無料で対応
キャリアで展開が進んでいる次世代回線「5G」。
現在普及している4Gに比べ、より大容量で高速な通信ができるようになる回線ですが、楽天モバイルでも、当初の予定からやや遅れて5Gが実装されました。
他キャリアでは月1,100円の追加料金がかかることの多い5Gでの通信ですが、楽天モバイルでは無料。
UNLIMIT Vプランであれば、元から5G回線が利用できるよう組み込まれています。
ただし、4G回線も順次拡大中の楽天モバイルなので、5Gはまだまだ実用できるレベルのエリアは展開されていません。今後4G同様拡大されていくので、5G対応端末を持っている人は楽しみにしておきましょう。
【通話】楽天Linkアプリで通話かけ放題が無料
楽天モバイルの通常の通話料金は22円/30秒。他のキャリアや格安SIMと変わりありません。
ただし、楽天モバイルには契約者だけが使える「楽天Link」というアプリを使うことにより、通話料を無料にすることができます。
格安SIMにも類似のアプリはありますが、通話料が半額にしかならないものがほとんど。無料になる場合でも「家族間のみ」と利用者が限定的です。
一方楽天Linkはアプリを持っていない人にも無料でかけられるので、かなりお得と言えるでしょう。
ちなみに電話番号を利用してメッセージを送ることのできるSMSの機能も楽天Linkを使えば無料で行えます。
発 信 ・ 送 信 |
楽天 Link同士 |
0円 |
|
楽天 Link以外 |
日本→日本へ | 0円 | |
海外→日本へ | |||
日本→海外へ | 国・地域別従量課金 ※ |
||
海外→海外へ | |||
着信・受信 | 0円 |
---|
※SMSは海外指定66の国と地域:0円、その他の地域:100円/ 70文字(全角)
楽天Linkで無料通話ができるのは、「音声通話」の回線ではなく「データ通信(ネット)」の回線で通話を行うから。
通常電話番号を使った「音声通話」はデータ通信(ネット)とは別の回線を使用しています。
しかし楽天Linkは国内キャリアで初めて、ネットの回線で音声通話を可能にしました。
仕組みの違いを分かりやすく表にすると以下のようになります。
電話番号 の利用 |
使う回線 | 費用 | ||
080や090の 電話番号での 通話 |
可能 | 通話回線 | 通話料 | |
LINEなどの 通話 |
不可 | ネット回線 | 無料 ただしネットの データ量を消費 |
|
楽天Link | 可能 | ネット回線 | 無料 ただしネットの データ量を消費 |
つまり楽天Linkでは、通話料の代わりにデータ量を消費しているわけですが、楽天モバイルはそもそも「通信容量が無制限」のため、通話しすぎてお金がかかるなんてことはありません。
さらに楽天Linkは自社の楽天回線だけでなく、WiFiでも通話が可能。
万一楽天回線がエリア外の時でも、WiFiを使えば通話料もネットの通信量も無料になるため、通信費をかなり節約することができます。
デメリットがあるとすれば音質が少し悪くなること。しかしそれもLINEなどの通話に慣れていればさほど気にならないでしょう。
リリースされた当初は不具合も多く、不安の声もありましたが、ログアウトや再インストール、アップデートをすることで、大方のトラブルは解消しているようです。
楽天linkの詳しい使い方はこちらの記事も参考にしてください。

【契約期間】縛りなし、違約金なしなのでいつ解約してもOK
楽天モバイルに契約期間はありません。そのため、解約時の違約金もなし。
無料だからと思って試してみたけど、やっぱり繋がらないという場合でも、気兼ねなく解約ができます。(解約はmy楽天モバイルのアプリから可能)
他社に乗り換えをするために電話番号を移行する(MNP転出)場合も、手数料は掛かりません。
【対応端末】iPhoneは楽天公式スマートフォンではない
楽天モバイルに対応したスマホはまだ多くありません。2021年2月現在、楽天から購入できる端末は動作保証の対象である「楽天公式スマートフォン」となっています。(参考:対応製品確認)
見てわかる通り、iPhoneなどは公式スマートフォンではありません。
ただし、公式スマートフォンでないからといって、まったく使えないというわけではなく、iPhoneXS/XR以降であれば通信など一部機能を使うことができます。
使える 機能 |
・データ通信(ネット) ・通話 ・楽天回線でのSMS |
使えない 機能 |
・パートナー(au)回線でのSMS ・APN自動設定 海外/国内 ・楽天回線⇔パートナー回線の 接続自動切替 ・地震速報、津波警報の受信機能(ETWS) ・110/119利用時の高精度な 位置情報測位 |
ただし動作保証外であることには変わりないので、万一不具合があって故障したりしても、自己責任ということはお忘れなく。
今後対象機種はどんどん増えていくので、確実に使用したい場合は対応するまで待ちましょう。
【eSIM】オンラインで開通手続きができるeSIMにも対応
eSIMは従来の「契約したSIMカードをスマホなどの端末に挿し込む」形ではなく「スマホにあらかじめ組み込まれたSIMカードに契約情報をプログラムする」ことで通信が可能になる新しいSIMの形です。
楽天モバイルでは「my楽天モバイル」のアプリから開通手続きをすることができます。料金は通常のSIMと変わりません。
eSIMが搭載された端末で人気なのはiPhoneXSやiPhone11ですが、これらは先ほども紹介したように楽天モバイルの動作保証対象外。
確実に使えるのは楽天モバイルのオリジナル端末である「RakutenMini」のみとなっています。
ちなみにeSIMの場合、別の端末に移す際は手数料は掛かりません。
eSIMについて詳しくはこちらの記事でも紹介しています。

楽天モバイルの疑問Q&A
楽天モバイルに関するちょっとした疑問点をまとめました。
Q.店舗で契約することはできる?必要書類は?
A.店舗で契約は可能。ただし店舗数はまだ少ない。
楽天モバイルは全国に店舗(楽天モバイルショップ)を展開しています。(楽天モバイル店舗検索)
店舗では、契約はもちろん、実際に端末を触ることも可能。公式サイトから来店予約が可能なので、待ち時間を作りたくない場合はあらかじめ予約をしておきましょう。
しかし3キャリアと比較すると店舗数はまだまだ少なく、基本的にはオンライン契約メインとなっています。
公式ショップ以外にも家電量販店などに取り扱い店がありますが、こちらでは機種変更などに対応していないことがあるため、店舗検索で対応サービスを調べておくといいでしょう。
店舗で契約する際には、以下の準備をしておくと契約がスムーズにすみます。
- 契約に必要なもの
- 本人確認書類(運転免許証/マイナンバーカードなど)
- 楽天会員ログイン用のユーザIDとパスワード
- クレジットカードまたは銀行口座(契約者名義)
- MNP予約番号(他社から電話番号を乗り換える場合のみ)
MNP予約番号は、電話番号をそのまま他社に乗り換える際に必要な10桁の数字で、現在契約中の回線に連絡をし、入手することができます。
番号には15日間の有効期限がある上、10日以上期限が残っていないと乗り換えができません。
あまり前もって取得すると、期限切れとなり、番号を再取得しなければならなくなるため注意しましょう。

Q.支払い方法はクレカ?口座振替?
A.クレジットカード(デビットカード)、口座振替、楽天ポイントに対応
楽天モバイルの対応カードは以下の通り。
クレジット カード |
VISA / Master / JCB / American Express / Diners Club |
|
デビット カード |
楽天銀行デビットカード スルガ銀行デビットカード |
楽天カード、楽天デビットカードでは楽天ポイントが貯まるため、複数カードがある場合はとりあえず楽天のカードを使用するのがいいでしょう。貯めたポイントは月の支払いに充てることもできます。
さらにクレジットカード以外にも、口座振替払いも可能。
ただし口座振替の場合、端末代金の支払いは現金での代引きでしか支払いができないので注意しましょう。
Q.速度はどれくらい出る?ちゃんとつながる?
A.著しく遅いことは今のところなし。ただし楽天回線エリア内でも、パートナー回線につながることがある。
楽天モバイルではサービスの開始に先駆けて、数名の無料サポーターを首都圏で募集し、実際の使用感などを体験してもらうサービスもとい実験を行っていました。
その際には、つながらない、遅いなどの不具合も多くみられましたが、本サービスになってからは「普通にサクサク動く」の声が大半。
口コミを見ていても15~40Mbps程度の速度が出ているため、高画質の動画なども問題なく見られます。
ただし楽天回線のエリアは狭いため、知らず知らずのうちにパートナー回線に切り替わり、通信量を消費してしまっているケースは少なからずあるようです。
Q.テザリングは可能?
A.可能。
楽天モバイルでは、楽天回線、パートナー回線どちらに接続されていても、テザリングが可能です。
別途申込等は必要ありません。
ただし動作保証端末以外は、テザリングが利用できないものもあります。
Q.楽天の格安SIM(MVNO回線)はいつまで使える?
A.格安SIM(MVNO)の新規受付は2020/4/7に終了。契約中の回線のサービス終了時期は未定。
楽天モバイルの新プラン開始に伴い、従来の格安SIMのプランは2020年4月7日に新規受付停止となりました。
現在格安SIMで契約中の人は、しばらくはそのまま使用することができますが、いずれはサービス自体が終了となってしまうため、新プランに移行するか、他社へ乗り換えをしなくてはいけません。
楽天モバイルでは、新プランに乗り換えるユーザ数を考慮したうえでサービス終了時期を決めるため現段階では未定、と発表しています。
楽天回線はまだエリアも狭く不安定な状態のため、格安SIMがすぐに使えなくなるということはないでしょう。
ちなみに楽天の格安SIMから、今回の新プランに移行するには、別途申し込みが必要になります。その際、電話番号の移行(MNP転出)の費用はかかりません。
Q.5Gには対応している?
A.5Gは2020年9月に開始。5Gが使える楽天UN-LIMIT Vプランは楽天UN-LIMIT(4Gプラン)同様月3,278円。4Gプラン契約者は順次アップデートにより移行
docomo、au、Softbankでは2020年3月に続々とスタートした次世代回線「5G」のプラン。
楽天モバイルはというと2020年6月にサービスを開始する予定だということが発表されていましたが、準備が整わず約3カ月延期し、9月30日からの開始となりました。
10,000円近い月額料金がかかる3キャリアと比較して、新規参入の楽天モバイルは4Gプランと同じ月3,278円。1年間無料キャンペーンももちろん適用されます。
すでに楽天モバイルで契約している人は、手動でアップデート手続きが可能。手続きをしなくても10月12日以降からは順次自動アップデートされます。
ただし他社同様楽天モバイルも5G対応端末でなければ、アップデートしても5Gの回線を使うことはできません。
楽天5G回線対応の端末は2020年10月現在RakutenBIGとAQUOS R5Gの二種類。
他社もまだ5G対応端末が豊富というわけではないので、これからに期待ですね。
楽天UN-LIMIT Vプランについて詳細は以下の記事を参考にしてください。


楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)プラン」の口コミ、評判
早速契約し、使ってみた皆さんの反応は、「思ってたよりいい」という意見が多くみられました。
速度面や対応機種に関する口コミをいくつか紹介します。
楽天モバイルの基地局拾ったけど、基地局遠くで建物内は拾わないなー (Twitter)
まだまだエリアが狭いのが楽天回線のデメリット。
エリア外ではau回線を掴みますが、パートナー回線として利用できるのはau回線のうちごく一部(800MHz帯=バンド8)。そのため速度は本来のau回線よりは遅くなっています。
楽天MNO SIM届いた!Essential Phone PH-1で、開通・通話・通信・Rakuten Link設定できた。SIMを入れただけだと通話OK・通信NG。apnを設定すれば通信もOK。電波は意外と良さそう。速度はみんな使い始めてるからか、ちょい遅いときがあるけど、30Mbpsくらいは出ている模様。 at 東京23区 (Twitter)
oppo a5 2020
予想以上にいい。
楽天用、テザリング母艦用では
Reno aより使い勝手いい。カメラ(静止画○動画△)
音○(予想以上)
トリプルスロット◎
OS○
バッテリー持ち◎(高速充電なし×)
解像度△
重さ×
大きさ×
価格◎総合80点 (サブなら90点) (Twitter)
サービス開始直後の速度は平均して15~40Mbps程度という人が多かったです。
動画やSNSといったプライベート利用、自宅でのテレワーク利用などを考えているなら、だいたい下り(ダウンロード)10Mbps以上が目安。その点楽天モバイルはクリアしていますね。
ただし、今後利用者が増えていくにつれて速度が遅くなるといった懸念もあります。
無料期間の終了する1年後どうなっているかはわからないため、楽天回線をメイン機に据える運用は少し待ったほうが良さそうです。
楽天モバイル、自宅では快調。wimaxも持っているので、自宅は楽天、外はwimaxと使い分けている。(Twitter)
中にはポケットWiFiと組み合わせて使うという人も。楽天回線が不安定なうちはデータ通信をポケットWiFiを通して行うと、途切れることもなく快適に使えます。
auエリアのデータ容量が5GBになったので楽天モバイルけいやくしようかな?非公式なごらeSimにぶち込んでiPhone11でも使用できそうだし。(Twitter)
楽天モバイル UN-LIMITを契約。
楽天モバイル対応機器でアクティベートする前に、xiaomi mi mix 2Sで開通動作できた~♪。
次に、xiaomi Mi9Tに挿してみたら、楽天モバイル圏内だと、rakuten Linkと通信はできた。しかし、xiaomi Mi9Tはバンド18未対応なので、楽天モバイル圏内に出ると、圏外(泣) (Twitter)
対応機種以外にも、iPhoneやiPadでも運用できるという声も多数あります。
しかしすでに解説した通り、動作保証外の端末はそもそも繋がらなかったり、使えない機能やサービスもあるため、試す際にはその可能性を理解しておきましょう。
ちなみに、SIMロックを解除した端末であっても、バンド18(26)に対応していない端末は、パートナー回線を拾うことができません。
楽天回線エリア外だけど、auでつながるならいいか、と考えている人は事前に使う端末の対応バンドを調べておきましょう。

【結論】楽天モバイルは3カ月無料。エリアは拡大中なのでサブ機としてもっておくのはあり
楽天モバイルはまだまだ整備中の面もありますが、3カ月間無料で使用できる上、3カ月後も1GB未満の利用であれば料金が掛かることはありません。
エリアも2021年夏ころまでには人口カバー率96%となる予定なので、とりあえず試してみる価値は十分にあるでしょう。