格安SIM

楽天モバイルとUQモバイルを比較、通信速度やエリア・料金などで優れているのはどっち?

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本記事では楽天モバイルとUQモバイルを徹底比較。

それぞれにどんな特徴があり、そしてどちらを選ぶべきなのかについて解説していますので参考にしてみてください。

楽天モバイルとUQモバイルyを比較

様々な項目で楽天モバイルとUQモバイルを比較していきましょう。

  楽天モバイル UQモバイル
通信速度
エリア 狭い 広い
(au回線)
容量  無制限 3GB・15GB
・25GB
料金 〜3GB:1,078円
3〜20GB:2,178円
20GB〜:3,278円
3GB:1,628円
15GB:2,728円
25GB:3,828円
家族割 なし なし
光回線
セット割
楽天ひかり
1年間無料
1回線あたり
△638円〜858円
割引適用後
料金
〜3GB:1,078円
3〜20GB:2,178円
20GB〜:3,278円
3GB:990円
15GB:2,090円
25GB:2,970円
学割 なし 2回線目以降
15GB:990円
25GB:1,870円
※割引は1年間
※1回線も割引あり
端末割引 あり
(楽天ポイント還元)
あり
通話料 無料
※専用アプリ利用時
30秒22円
通話定額 15分以内:1,100円
※標準アプリ利用時
10分以内:880円
無制限:1,980円
留守電
割込通話
無料 月330円
※通話定額利用時は無料
データ繰越 なし 翌月まで可
キャリア
メール
無料
(@rakumail.jp)
月220円
(@uqmobile.jp)
月額料金
支払方法
クレジットカード
口座振替
クレジットカード
口座振替

回線品質(通信速度・エリア)はUQモバイルの方が優れている

回線自体は楽天モバイルよりもUQモバイルの方が優れています。

UQモバイルauのサブブランドであり、回線もauと同じ。通信速度・エリアともに申し分ありません。

格安SIMだと回線が混雑する時間帯(昼や夕方など)に極端な速度低下がおきてしまうことがありますが、UQモバイルではそういったこともなく快適に使うことが可能です。

エリアもauと同じで田舎や地下等でも圏外で使えないということはかなり稀です。

一方で楽天モバイルは速度こそ十分にでるものの、エリアの広さについては正直不安あり。

第4のキャリアとして始まり現在は人口カバー率も98%を突破していますが、3大キャリアに比べるとまだ使えない地域が多いですし、エリア内となっていても電波が弱い場所も少なくありません。

または使っている周波帯の関係上、建物内や地下に非常に弱く、都内でも圏外の場所が多いというデメリットもあります。

以前までは楽天回線が使えなくても5GBまではパートナー回線(au回線)が使うことが可能でしたが、パートナー回線は順次終了していっており、純粋に圏外で使えなくなってしまうことが多くなっています(まだパートナー回線を使えるエリアもあります)。

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楽天モバイルの方がたくさんの容量が使える

楽天モバイルデータ量に制限なく、無制限に使うことが可能となっています。ただし料金は一律ではなく、データ利用量が3GB、20GBを超えた場合に料金がアップします(3段階の料金制)。

一方でUQモバイルは3GB・15GB・25GBの3つのプランしかありません。

月550円の増量オプションを利用するとそれぞれ5GB・20GB・30GBまで使うことが可能ですが、それ以上のデータ量を使うことができません。

ただし、UQモバイルの15GB以上プランでは容量を使い切って速度が制限されても最大1Mbpsで通信することが可能なので、Youtubeで標準画質の動画を視聴する程度のことは可能です。

基本料金は楽天モバイルの方が安い

  楽天モバイル UQモバイル
料金 〜3GB:1,078円
3〜20GB:2,178円
20GB〜:3,278円
3GB:1,628円
15GB:2,728円
25GB:3,828円

本料金を比較すると、圧倒的に楽天モバイルの方が安いことがわかりますね。

楽天モバイルは20GB以内が2,178円というのもUQモバイル以外の他のスマホと比べても安いですが(たとえばahamoは20GBの2,970円)、20GBの以上なら何GB使ってもたった3,278円というのも大きいですね。

データ容量が無制限のプランがあるのはドコモ、au、ソフトバンク、そして楽天モバイルだけですが、楽天モバイルの料金は他の3つの半分以下です。

UQモバイルは光回線セット割で安くなる

  楽天モバイル UQモバイル
割引 なし
(光回線を1年間割引)
光回線セット割
割引後
料金
※そのままの料金
〜3GB:1,078円
3〜20GB:2,178円
20GB〜:3,278円
3GB:990円
15GB:2,090円
25GB:2,970円

基本料金だけ見るとUQモバイルは高いですが、UQモバイルには光回線とのセット割(対象:auひかり、ビッグローブ光など)があります。

割引を適用した場合はプランによって638円〜858円の割引となるので、料金は楽天モバイルと比べても遜色ない非常に安い料金で利用できるようになります。

なお光回線とのセット割は全回線が割引となるので家族で使っている回線数が多いほどお得です。

楽天モバイルには割引がないものの、楽天ひかりとあわせて使うと楽天ひかりの料金が1年間無料となる特典があります。

ただ楽天ひかりはキャッシュバックがなく、工事費無料特典もないので正直お得とは言えません。

一方でUQモバイルの対象光回線は以下の通り非常に多いですし、auひかりやビッグローブはキャッシュバックが高額で工事費も無料など非常にお得な光回線となっています。

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学割はUQモバイルのみ

UQモバイルには学割(親子応援割)があり、学割の詳細は以下の通りです。

  • 18歳以下の利用者がいる場合に対象
  • 15GBが990円、25GBが1,870円で使える(3GBプランは割引なし)
  • 家族内2回線目以降は18歳以上でも上記料金に割引
  • 1回線目(親回線)も550円〜770円の割引
  • 学割による割引は1年間のみ

割引は1年間だけですが、18歳以下のユーザーがいると、その人だけではなく他の家族の料金も割引されるのでかなりお得です。

具体的に4人家族だと割引時の料金は以下の通りになります。

  割引適用後料金
(光回線セット割なし)
割引適用後料金
(光回線セット割あり)
1人目
(19歳以上)
15GB:2,178円
25GB:3,058円
15GB:990円
25GB:1,870円
2人目
(19歳以上)
15GB:990円
25GB:1,870円
15GB:990円
25GB:1,870円
3人目
(18歳以下)
15GB:990円
25GB:1,870円
15GB:990円
25GB:1,870円
 4人目
(18歳以下)
15GB:990円
25GB:1,870円
15GB:990円
25GB:1,870円

端末割引はどちらにもあるが、最新のiPhoneを安く買えるのは楽天モバイル

端末は楽天モバイル、UQモバイルともに割引やポイント還元があるのでお得に購入できます。

ただUQモバイルでは最新のiPhoneの端末がなく、2世代前のものしか新規購入できません。その為、UQモバイルで最新のiPhoneを使いたいのであればAppleストア等で割引なしで購入する必要があります。

一方、楽天モバイルでは最新iPhoneの購入が可能となっており、さらに最大24,000円分の楽天ポイントを還元して貰えます。

その為、最新のiPhoneを安く使いたい場合は楽天モバイルがおすすめです。

楽天モバイルは通話料無料(アプリ利用時)

楽天モバイル「Rakuten Link」を利用して電話をかけた場合の通話料が無料となっています(相手はアプリを利用していなくてOK、固定電話への発信も可)。

ただし、Rakuten Linkは通常の音声回線を使うのではなく、パケット通信を使った通話となっており、通話品質が通常の音声通話に比べると悪いというデメリットがあります。

なお楽天モバイルでも、標準の通話アプリを使えば音声回線を使った高品質の通話はもちろん可能です。その場合は30秒ごとに22円が発生しますが、通話定額オプションを利用すれば15分以内の通話が1,100円でかけ放題となります。

一方でUQモバイルには、通話料が無料となる通話アプリなどはありません。その為、もし通話を頻繁にするのであれば定額オプションに加入する必要があるでしょう。

UQモバイルの通話定額オプションは10分以内かけ放題が880円、完全かけ放題が1,980円となっています。

留守電・割込電話等の着信オプションはどちらも利用可

仕事で使うなら絶対にあったほうが良い留守電や割込電話格(※1)ですが、格安SIMでは使うこと自体ができない場合もあります。

ただ楽天モバイルは無料で利用可能です。

一方UQモバイルは月330円の有料オプションとなっているものの、通話定額加入時だと無料となります。

※1:割込電話:通話中に違う人から着信があった時、通話中の電話を保留して、後からかけてきた人と通話ができるサービス

UQモバイルはデータ繰り越しが可能

楽天モバイルは元々利用できる容量が決まってなく、その月々で使った容量で料金が変動するのでそもそもデータを繰り越すという考えがありません。

料金は三段階性(〜3GB、3〜20GB、20GB〜)で、5GB使っても19GB使っても料金は同じ。料金が上がる手前まで使った方がお得です。

一方でUQモバイルはプランごとに毎月の容量が決まっており、使い切らずに残った分は翌月に繰り越しされて優先的に使われます。

なお増量オプションで2〜5GB増量した部分についても翌月に繰り越しされます。

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キャリアメールはどちらも無料で利用可能

格安SIMの多くではキャリアメールがありませんが、楽天モバイルは無料で利用可能、UQモバイルは月220円で利用可能となっています。

ドメインは以下の通りです。

支払い方法はどちらもクレカ・口座振替の2つ

月額料金の支払い方法はともにクレジットカードだけでなく、口座振替も可能です

ただし端末代についてはどちらも口座振替の利用はできず、代わりに代引きでの支払いが可能となっています(クレカ払いは可)。

楽天モバイルとUQモバイルのどちらを選ぶべきかを整理

回線自体が優れているのはUQモバイルだけど、安いのは圧倒的に楽天モバイル。だけど割引が適用できればUQモバイルも安い。というように、それぞれ一長一短があるのでどちらを選べばよいかわかりませんよね。

そこでここでは、あらためて状況別にどちらを選ぶべきなのか整理していきます。

ネットをストレスなく使いたいなら絶対UQモバイル

もしネットをストレスなく使うことを最重要視するのであれば、絶対にUQモバイルをおすすめします。

楽天モバイルはエリアが狭く、地下や建物内で繋がらなくなる頻度が高いので、ある程度使えない時があることも了承の上で使わなければなりません。

正直、繋がらない・遅いといった点でストレスは感じます。実際SNSでも「楽天モバイル 繋がらない」と調べると他のスマホと比べられないぐらいに口コミがでてきます。

それに対してUQモバイルの回線は問題なし。auのサブブランドなので、回線品質もauと同等です。建物内や地下でも使えます。

そのことからもしネットをストレスなく使いたいのであれば、UQモバイルです。

30GBで足りない場合は楽天モバイル

UQモバイルの最も容量が大きいプランは25GBです。ただし増量オプション(月550円)で5GB増やすことができるので、30GBまでは使えます。

一方で楽天モバイルは容量に制限がありません。しかも20GB以降は料金が定額、いくら使っても3,278円しかかかりません。

もし30GB以上のデータ通信を使うヘビーユーザーは楽天モバイルです。

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光回線とセットで使うならUQモバイル

自宅で光回線を使う、もしくは使っているならUQモバイルがおすすめです。

光回線をauひかりビッグローブ光に乗り換えてセットで使えば、UQモバイルの料金がかなり安くなります(割引は家族で使っている全回線に適用)。

UQモバイルは電波品質が良い反面、基本料金が楽天モバイルに比べて高いというデメリットがありましたが、セット割を適用することでそのデメリットがなくなるので、迷う必要はないでしょう。

ちなみに他の光コラボからビッグローブ光などのセット割対象光コラボへの乗り換えは工事等も必要なく、簡単に乗り換えることが可能で、しかもキャッシュバックや解約違約金の全額負担といった特典もあります。

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18歳以下がいる家族で使う場合もUQモバイル

UQモバイルには18歳以下の子と一緒に使うことで、だけでなく親の回線も大きな割引を受けることができる「親子応援割」があります。

割引は1年間だけですが、かなり安くなるのでこの場合もまずはUQモバイルを使いましょう。

最新のiPhoneを安く購入したいなら楽天モバイル

最新のiPhoneはUQモバイルで扱っていません。Appleストアで端末を購入すれば使うことがもちろん可能ですが、乗り換えや新規契約の端末割引特典といったものを受けることができないです。

その為、もし最新のiPhoneをできるだけ安く購入して使いたいなら楽天モバイルがおすすめということになります

最大24,000円分の楽天ポイントを貰うことができるのでお得です。

ちなみにiPhoneの端末代はキャリアごとで異なりますが、楽天モバイルは最安となっています。

楽天経済圏を利用しているなら楽天モバイル

楽天モバイルはSPU(スーパーポイントアップ)の対象となっており、楽天市場等での買い物時に貰えるポイントが+1〜3倍となります。

また、楽天モバイル自体の料金も楽天ポイントで支払うことが可能です。

楽天経済圏を活用している人は楽天モバイルがさらにお得に使えることでしょう。

まとめ:回線品質を求めるか、安さと求めるかが選ぶ基準

楽天モバイルとUQモバイルはそれぞれに一長一短がある為、一概にどちらの方が良いとは言えません。

ただ基本的にはネットをストレスなく使いたいのであれば回線品質が良いUQモバイル、安く大容量使いたいなら楽天モバイルを選ぶというのが基準です。

ぜひ本記事を参考に、あなたの使い方によって最適なものを選んでみてください。

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