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【2021年版】WiFiルーターの選び方とゲームやテレワーク、一人暮らしにおすすめの機種を紹介

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スマホやタブレット、パソコンをWiFiで接続する際に欠かせないのがWiFiルーター(無線LANルーター)ですが、種類が豊富すぎて、正直何を基準に選べばよいか悩ましいですよね。

ただ同じように見えるWiFiルーターでも、ゲームが得意なものや、省スペースで一人暮らし向けものなど特徴を押さえることで、自分にぴったりのルーターを選ぶことは可能です。

今回は、WiFiルーターの選び方と、おすすめのWiFiルーターについて詳しく解説していきます。

WiFiルーターの選び方とは?

WiFiルーターの価格は3,000円程度で買えるものから、2万円以上するものまでピンキリです。

とりあえずで選んでしまうと、自分の部屋にはオーバースペックすぎたり、逆に速度がいまいちで買った意味がなかったりしてしまい、無駄なお買い物になりかねません。

そこで今回、自分に合ったWiFiルーターを選ぶための6つのポイントをまとめました。

  • 利用目的の明確化
  • 最低限802.11acへの対応
  • 2.4GHzと5.0Hzへの対応
  • 同時接続数の多いもの
  • アンテナは内蔵or露出
  • IPv4とIPv6への対応

各ポイントへの答えがはっきり出せれば、もうWiFiルーター選びで悩むことは無いでしょう。

では一つずつ確認していきます。

point1:ゲームや仕事などの利用目的やどんなものがいいかを明確にする

WiFiルーターを選ぶ際に最も肝心なのが、利用目的の明確化です。

利用目的さえはっきりすれば、ゲーマーには反応速度(ping)に特化したもの、在宅ワーカーには同時接続数の多いものなど、一定数まで対象を絞っていくことができます。

また、目的を具体的に思いつかなくても、どんなWiFiルーターを使いたいかというイメージを持っておくのも良いでしょう。

たとえば、「一人暮らしだからコンパクトなものがいい」「2階でも快適に通信できるものがいい」といった具合です。

利用目的やイメージがある程度定まれば、あとはWiFiルーターのスペックに応じて絞っていくだけとなります。

point2:通信速度の速い「802.11ac」に対応しているものを選ぶ

ルーター選びに欠かせないのが、無線LAN通信規格の種類の確認です。

【通信規格】
通信技術の国際標準規格を作る米国電気電子学会(IEEE)が定めるWiFiの規格で、「IEEE802.11」の後ろに「ac」や「n」「g」「b」などの文字が付く。
最新の規格は2019年に発表された「IEEE802.11ax」。長いので呼称として「Wi-Fi 6」と呼ばれることもある。

通信規格は数年ごとに新しいものが出るため、古いルーターを使っていると規格が合わず、通信速度が遅くなってしまう原因になることも。

ただ、最新の規格に対応したルーターを使っても、手持ちのスマホやパソコンがその規格に対応していなければ意味がありません。

たとえばiPhoneでいうと、iPhoneSE(第2世代)やiPhone11は「802.11ax」に対応していますが、iPhone8は「ac」止まり。

【iPhoneの場合】

IEEE802.ax対応 iPhone12シリーズ
iPhone11シリーズ
iPhoneSE(2020)
IEEE802.ax非対応 iPhone8
iPhoneXシリーズ

「ax」に対応しているルーターを買ったとしても、iPhone8やiPhoneXシリーズではオーバースペックなだけです。

まあ最近のスマホやパソコンのほとんどは802.11acに対応しているため、とりあえずWiFiが使えればいい人は、最低限802.11acに対応しているものを選んでおけば間違いないでしょう。

point3:2.4GHzと5GHzの両方に対応しているものを選ぶ

2.4GHz(ギガヘルツ)と5.0Ghzは、WiFiルーターと通信機器を接続する際に使われる電波の周波数帯のこと。

下表を見ると分かる通り、通信規格が古いと2.4GHzにしか対応しませんが、「n」や「ac」に対応してれば5.0Ghzの周波数帯の利用にも対応している場合が多いです。

この2.4GHzと5.0GHzの2つの周波数帯に対応していることをデュアルバンドと言います。(2.4GHzのみはシングルバンド)

規格 周波数帯 最大通信速度
11ac 5GHz 1,300Mbps
867Mbps
433Mbps
11n 5.0GHz 450Mbps
300Mbps
2.4GHz 150Mbps
11a 2.4GHz 54Mbps
11g 2.4GHz 54Mbps
11b 2.4GHz 11Mbps

(参考/引用:ELECOM公式サイト」)

WiFiで使われる2.4GHzの帯域は電子レンジでも使われるなど、日常的に利用されることが多い帯域。

電波干渉

周囲に同じ帯域の電波が多いことで通信の速度が落ちる「電波干渉」などの現象が起こることもあります。

より快適に通信をするなら、2.4GHzと5.0GHzの両方に接続できるルーターの利用がおすすめです

ちなみに、上位機種になるともう1つのバンド(チャンネル)が加わった「トライバンド対応ルーター」もありますが、オンラインゲームが目的でなければ必要はないでしょう。

point4:同時接続数の多いものを選ぶ

在宅ワーカーや家族の人数が多い場合は、同時接続数の多い機種を選ぶのが賢明です。

たとえば、家族4人で1人3台程度接続するものがあると、それだけで12台も接続することになります。

WiFiルーターは一見何台でも繋がるような気がしますが、各機種ごとに上限があるので、突然接続できない事態に遭遇することもあるでしょう。

最近ではホームスピーカーやIoT家電など、WiFiを使う機器はどんどん出てきていますし、接続数の多いWiFiルーターを選ぶのに越したことはありません

それに同時接続数が増えると通信速度が落ちやすくなるので、在宅勤務中に家族の接続の分で仕事が捗らない…というのは避けたいところです。

point5:アンテナは内蔵型か外部型か

WiFiルーターは、アンテナが付いている外部型の機種と、ぱっと見てアンテナのない内蔵型の機種に分かれます。(下図は外部型)

外部アンテナ

蜘蛛の脚のようにアンテナが付いた外部型は、特定の部屋に向けWiFiを飛ばすことには長けていますが、機器自体が大きかったり、埃が溜まりやすかったりするのが残念なところ。

WiFiルーター

一方内蔵型のルーター(上図)は、横方向に強く縦方向に弱いため、2階建てだと電波が届きづらい部屋も出てきますが、見た目がすっきりしていて設置場所を選びませんし。掃除も楽ちんです。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、目的に応じて選ぶようにしましょう。

point6:IPv4とIPv6に対応しているか

ルーター選びで最後に確認しておくべき事項は、接続方式がIPv4とIPv6に対応しているかということです。

【IPv6方式とは?】
IPv4接続をIPv6接続と同じように接続する方法のこと。IPoE + IPv4 over IPv6とも。回線が混雑する原因となっているPPPoE接続を使わず、快適な速度で通信できる技術として、最近利用者が増えている。

近年、IPv6方式に対応するプロバイダや光コラボレーションが増えています。最近になって「IPv6が使えるようになりました」と連絡が来たという人もいるかもしれませんね。

そこで注意してほしいのが、古いルーターだとIPv6に対応していないものがあること。

業者側がIPv6に対応しても、手持ちの自前ルーターが対応してなければIPv6による速い通信ができません。

契約先からレンタルしているHGW(ホームゲートウェイ)やONU(回線主担装置)であれば、設定変更や交換等の対応を取ってくれますが、自前のWiFiルーターで非対応の場合は買い替えが必要です。

Amazonや楽天、家電量販店で「IPv4とIPv6に対応(IPv4 over IPv6 IPoE)」の表記があるWiFiルーターを手に入れましょう。(おすすめのWiFiルーターについては後述の通り)

なお、旧来のルーターのほうが価格は安いことが多いですが、今の時点でプロバイダがIPv6に応していなくてもいずれは対応する日が来るはず。

その場合、将来を見越してIPv6対応のルーターを選んでおくのが無難だと思います。

【図解】回線終端装置(onu)とは?ルータやモデムとは違うの?初心者でも分かるONU設定方法やネット接続方法
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【2021年版】おすすめのWiFiルーターはこれ!!

それでは上述したポイントを踏まえて、おすすめのWiFiルーターを紹介していきます。

【マンション向け】横方向に強いBUFFALOの「WSR-1166DHPL2」

テレワークになって自室でパソコンを使ってみたら、思いの外電波が弱くて困った…といった経験のある人は、リビングに置いているWiFiルーターの性能に問題があるかもしれません。

部屋がいくつもある3LDKなどのマンションでは、壁や家具が電波の障害物となりやすいため、電波対応範囲が小さいルーターでは距離のある部屋まで電波が届かないことがしばしばあります

そんな人におすすめなのが、BUFFALOのWiFiルーター「WSR-1166DHPL2」です。

製品 WSR-1166DHPL2
型番 WSR-1166DHPL2/N
製品元 BUFFALO
価格帯 約4,000円
サイズ 55×159×130mm
549 g
規格 11ac/n/a/g/b
2.4GHz
5.0GHz

同時接続 登録許可台数
64台
アンテナ 内蔵
IPv6

WiFi対応範囲が広いだけでなく、接続機器に向けて電波を送受信する「ビームフォーミング機能」で無駄のない通信が可能。(参考:「ビームフォーミングとは?」)

また、複数端末と同時通信ができる「MU-MIMO」対応なので、家族全員で接続しても電波の途切れや遅れが気になりにくいと言えます。

IPv6に対応など、普通に使うなら申し分のないスペック。価格もそう高くもなく口コミや評判の良い人気のある機種なので、とりあえずWiFiルーターが欲しい人にはぴったりです。

ちなみに、既にある程度のスペックがあるルーターを持っている人は、買い替えよりも中継器がおすすめ

最近は省スペースで済む機種も多く、使い勝手も良いです。

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【一人暮らし向け】低価格かつワンルームの広さなら十分「WSR-300HP」

通信速度や接続台数、WiFiの範囲はこだわらないから、とりあえず安いWiFiルーターが欲しいという人におすすめなのが、BUFFALOの「WSR-300HP」です。

11acやIPv6は非対応で、接続台数も推奨は3台ほどですが、ワンルームでとりあえずWiFiが使えれば良いのであればこれで十分。

製品
型番 WSR-300HP/N
製品元 BUFFALO
価格帯 約3,200円
サイズ 140×140×31mm
約232g
規格 11n/g/b
2.4GHz
5.0GHz

×
同時接続 推奨3台
アンテナ 内蔵
IPv6 ×

サイズもかなりコンパクトで場所も取らず、一人暮らしにぴったりです。

【戸建て向け】メッシュWiFi「Deco M4」で2階でも快適になる

戸建てでよくあるのが、2階や3階でWiFiを使うと電波が弱くて接続がしづらいということ。

いつの間にかWiFiが切れて4Gで通信していたり、ビデオ通話で相手の顔が止まったりすると結構ストレスですよね。

電波感度を良くするために、WiFiルーターを高スペックにすることなどが改善方法として挙げられますが、最近ではメッシュWiFiを使う方法が注目されています。

メッシュWiFiとは、専用機器を住宅のあちこちに設置し、親機と中継機同士が互いに通信しあうことで網目(メッシュ)状にネットワークを構築する仕組みを利用したもの。

メッシュWiFiによる通信

親機と繋がった子機から電波受信することができるので、1階から電波が届きづらい部屋でも快適に通信することができます。

メッシュWiFiと言えば親機といくつかの子機を設置するタイプが多いですが、今回取りあげるのは2台の設置で十分にWiFi空間を構築できるTP-LINKの「Deco X20」です。

製品
型番 Deco X20 (2-pack)
製品元 TP-LINK
価格帯 約20,000円
サイズ 31.8 x 24.4 x 12.6 cm
2.12 Kg
規格 802.11ax/ac
/a/n/g/b
2.4GHz
5.0GHz

同時接続 150台以上
アンテナ 内蔵
IPv6 △※

※Deco自体でIPv4 over IPv6に対応するには、上位ルーターでIPv6の設定が必要

IEEE802.11acやIPv6への対応はもちろん、通常接続台数は30台ということが多いなか、100台まで可能としているのはポイントが高いですね。

先に挙げた2つのWiFiルーターよりは少々値が張りますが、スペックは十分すぎるくらい揃っているので、とにかくどの部屋からも快適にWiFiを使いたい人にはかなりおすすめです。

ちなみに、メッシュWiFiは他にも多くのメーカーが出しているので、気になる人はこちらの記事も参考にしてください。

メッシュWiFiとは?メリット・デメリットや、おすすめのメッシュWiFiルーターを紹介
ルーター購入時、光回線契約時などにメッシュWiFiという言葉を聞いたことがある人は少なくないでしょう。 本記事では、メッシュWiFiの仕組みや特徴、メリット・デメリット、おすすめのメッシュWiFi一覧について解説していきます。 自宅の電波環...

メッシュWiFiとは?メリット・デメリットや、おすすめのメッシュWiFiルーターを紹介

【ゲーマー向け】タイムラグを少なくするTP-LINKの「Archer C4000」

オンラインのバトルゲームなど通信に反応速度や速さが必要な使い方をする場合は、それなりのスペックがあるWiFiルーターを用意するべきです。

なぜなら、YouTubeを見たり、SNSやネット検索では十分使えるルーターでは、動きがもっさりとして思ったようなプレイができないことが多いから。

タイムラグを減らし、満足のいくプレイをするためには、速度やping(反応速度)も良い値が出ると評判のTP-LINK「Archer C4000」がおすすめです。

製品
型番 Archer C4000/A
製品元 TP-LINK
価格帯 約18,000円
サイズ 200 x 200 x 39 mm
0.81 kg
規格 11ac/a/n/g/b
2.4GHz
5.0GHz

同時接続 記載なし
アンテナ 外部
IPv6

スペックとしては申し分ないですし、同時通信のできる「MU-MIMO」やトライバンド対応で4K画質の動画再生もへっちゃらというのも嬉しいところ。

まあ見た目もかっこいいのでつい使いたくなりますが、そこまで速度やスペックを求めない人にはオーバースペックすぎるので、上位機種が本当に必要かはよく考えて選ぶようにしましょう。

まとめ|必要以上のスペックは不要、適度なルーターを選ぼう

WiFiルーターの選び方とおすすめのWiFiルーターについて解説してきました。

スマホやパソコンは数年ごとに買い替えても、WiFiルーターはそう簡単に壊れたり買い替えたりしないので長年使いがちですが、いつの間にか通信規格が手持ちの機器と合わなくなることも。

  • 利用目的の明確化
  • 最低限802.11acへの対応
  • 2.4GHzと5.0Hzへの対応
  • 同時接続数の多いもの
  • アンテナは内蔵or露出
  • IPv4とIPv6への対応

何にするか悩んでしまう時は、上記6つの選び方に沿って、スペックや価格帯に納得のできるWiFiルーターを選びましょう。

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