スマホの料金を高いキャリアから安いところに乗り換えたいけど、何にしたらいいかわからないというのはよく聞く悩みです。
基本料金を抑えたいなら、ネットで契約ができる格安SIMがおすすめです。
格安SIMには大きく分けて2種類「通話SIM」と「データSIM」とがありますが、今使っているスマホを乗り換えたいなら、電話番号を引き継ぐことのできる通話SIMを選ぶのがいいでしょう。
今回はそんな通話SIMの料金を容量と回線別に比較し、まとめました。

容量別格安通話SIM14社の価格を比較
人気の14社の格安SIMから、3GB以内、10GB以内、20GB未満、20GB以上の料金プランを、それぞれ容量別にまとめました。
格安SIMは当然のことながら、契約する容量によって料金が変わります。
まずは自分がどれくらいのデータ容量を毎月使うのか調べて、該当する容量のプランを持つSIMの料金を比較しましょう。
ちなみに、通話機能のないデータSIMの料金比較は以下の記事を参考にしてください。

3GB以内の格安通話SIMの料金プラン比較
3GB以内の格安SIMプランは以下の通り。
回線 |
1GB 未満 |
1GB | 2GB | 3GB | |
UQ モバイル |
A | ー | ー | ー | 1,980円 |
S | ー | ー | ー | 1,980円 1年間+1GB (6カ月700円引) |
|
BIGLOBE モバイル |
D/A | ー | 1,400円 | ー | 1,600円 (6カ月400円) |
mineo | D/A/S | 500MB A1,310円 D1,400円 S1,750円 |
ー | ー | A1,510円 D1,600円 S1,950円 (6カ月800円引) |
IIJmio (みおふぉん) |
D/A | ー | ー | ー | 1,600円 (3カ月900円) |
OCN モバイル |
D | ー | 1,180円 | ー | 1,480円 |
LINE モバイル |
D/A/S | 500MB 1,100円 |
ー | ー | 1,480円 (2カ月0円) |
nuro モバイル |
D/A/S | 200MB D1,000円 A1,200円 S1,200円 |
ー | D1,400円 A1,480円 S1,680円 |
ー |
イオン モバイル |
D/A | 200MB 980円 500MB 1,130円 |
1,280円 | 1,380円 | ー |
LINKS MATE |
D | 100MB 970円 200MB 1,020円 500MB 1,070円 |
1,100円 | 1,380円 | 1,620円 |
Nifmo | D | ー | ー | ー | 1,600円 |
DTI SIM |
D | ー | 1,200円 | ー | 1,490円 |
bモバイル | D/S | ー | 990円 | 1,190円 | 1,390円 |
さらに回線ごとに詳しく見ていきましょう。
【回線別】3GB以内SIMの最安はどれ?
回線ごとの最安SIMをまとめると以下の通りです。
1位 |
2位 | 3位 | |
1GB未満 | LINKSMATE 970円 (100MB) |
イオンモバイル 980円 (200MB) |
nuroモバイル 1,000円 (200MB) |
1GB | bモバイル 990円 |
LINKSMATE 1,100円 |
OCNモバイル 1,180円 |
2GB | bモバイル 1,190円 |
LINKSMATE 1,380円 |
イオンモバイル 1,380円 |
3GB | bモバイル 1,390円 |
OCNモバイル 1,480円 |
LINEモバイル 1,480円 |
docomo回線は格安SIMの中で最も取り扱いの多い回線です。そのため種類も豊富で、料金も安い傾向にあります。
LINKSMATEやOCNモバイルONEなどはdocomo回線しか取り扱っていないため、この辺りを使用する場合は、docomoの端末かSIMフリーのものを用意しましょう。
1位 |
2位 | 3位 | |
1GB未満 | イオンモバイル 980円 (200MB) |
LINEモバイル 1,100円 (500MB) |
イオンモバイル 1,130円 (500MB) |
1GB | イオンモバイル 1,280円 |
BIGLOBEモバイル 1,400円 |
ー |
2GB | イオンモバイル 1,380円 |
nuroモバイル 1,480円 |
ー |
3GB | LINEモバイル 1,480円 (2カ月0円) |
mineo 1,510円 (6カ月800円引) |
BIGLOBEモバイル 1,600円 (6カ月400円) |
2GBまでの最安はイオンモバイルです。
全国のイオンでサポートを受けられるので、店舗でスタッフに直接対応してもらいながら購入したいという場合には最適です。
3GBまで増やすとmineoやBIGLOBEモバイルが、月額料金の割引キャンペーンを行っています。
初期費用を抑えたい場合はこういった割引のある格安SIMがねらい目です。
1位 |
2位 | 3位 | |
1GB未満 | LINEモバイル 1,100円 (500MB) |
nuroモバイル 1,200円 (200MB) |
mineo 1,750円 (500MB) |
1GB | bモバイル 990円 |
ー | ー |
2GB | bモバイル 1,190円 |
nuroモバイル 1,680円 |
ー |
3GB | bモバイル 1,390円 |
LINEモバイル 1,480円 (2カ月0円) |
mineo S1,950円 (6カ月800円引) |
Softbank回線はさらに選択肢が狭くなります。
mineoはauでは安いのですが、Softbank回線は料金が上がってしまうため、基本的にはLINEモバイルを選ぶのがいいでしょう。
【目安】通信量3GB以内でできることは?
月1GBでできることは以下の通り。3GBであればこの3倍の通信が可能です。
【月1GBの目安】
1GBあたり | 1日あたり | ||
LINE | メッセージ | 50万通 | 1.5万通 |
通話 | 55.5時間 | 2時間 | |
ビデオ通話 | 3.5時間 | 7分 | |
100分 | 3~4分 | ||
50分 | 2分 | ||
WEB ページ |
ニュース サイト |
16.5時間 | 30分 |
通販サイト | 1.5時間 | 3分 |
1GBあたり | 1日あたり | ||
動画 | 低画質 | 8.5時間 | 15分 |
標準画質 | 3時間 | 6分 | |
高画質 | 1時間 | 2分 | |
音楽 | 低音質 | 1000曲 | 33曲 |
中音質 | 250曲 | 8曲 | |
高音質 | 160曲 | 5曲 | |
地図 | 検索 | 5.5時間 | 10分 |
カーナビ | 10時間 | 20分 |
3GB以内ではLINEなどのメッセージや通話をメインにした使い方がおすすめです。
【使い方例と通信量目安】
- LINEメッセージを家族内でやりとりする:100MB~1GB
- LINEで家族や友人とメッセージや通話をする:1~3GB
- ニュースサイトを毎日チェックする:2~3GB
ただし外出先でSNSを開く、動画を見るといった場合、通信制限にかかってしまう可能性が高いです。
WiFi環境下以外でSNSを使う人は3GBでは足りないと思った方がいいでしょう。

1GB(1ギガ)って何ができるの?動画やSNS、音楽、ゲームの通信量がどれくらいか目安を調査!
10GB以内の格安SIM比較
続いて、4GB~10GBのプランを比較してみましょう。
回線 |
4~5GB | 6~7GB | 8~9GB | 10GB | |
UQ モバイル |
A | ー | ー | ー | 2,980円 |
Y!mobile | S | ー | ー | 3,680円 1年間+3GB (6カ月700円引) |
ー |
BIGLOBE モバイル |
D/A | ー | 6GB 2,150円 (6カ月950円) |
ー | ー |
mineo | D/A/S | ー | 6GB A2,190円 D2,280円 S2,630円 (6カ月800円引) |
ー | A3,130円 D3,220円 S3,570円 (6カ月800円引) |
IIJmio (みおふぉん) |
D/A | ー | 6GB 2,220円 (3カ月1,520円) |
ー | ー |
OCN モバイル |
D | ー | 6GB 1,980円 |
ー | 2,880円 |
LINE モバイル |
D/A/S | ー | 6GB 2,200円 (2カ月0円) |
ー | ー |
nuro モバイル |
D/A/S | ー | 7GB D2,200円 A2,800円 S2,800円 |
ー | ー |
イオン モバイル |
D/A | 4GB 1,580円 |
6GB 1,980円 |
8GB 2,680円 |
ー |
LINKS MATE |
D | 4GB 1,860円 5GB 2,100円 |
6GB 2,300円 7GB 2,500円 |
8GB 2,700円 9GB 2,900円 |
3,100円 |
Nifmo | D | ー | 7GB 2,300円 |
ー | ー |
DTI SIM |
D | 5GB 1,920円 |
ー | ー | 2,800円 |
bモバイル | D/S | 4GB 1,590円 5GB 1,790円 |
6GB 1,990円 7GB 2,190円 |
8GB 2,390円 9GB 2,590円 |
2,790円 |
【回線表記:D→ドコモ、A→au、S→Softbank】
さらに回線ごとに詳しく見ていきましょう。
【回線別】10GB以内SIMの最安はどれ?
回線ごとの最安SIMをまとめると以下の通りです。
1位 |
2位 | 3位 | |
4~5GB | イオンモバイル 1,580円 (4GB) |
bモバイル 1,590円 (4GB) |
bモバイル 1,790円 (5GB) |
6~7GB | OCNモバイルONE 1,980円 (6GB) |
イオンモバイル 1,980円 (6GB) |
bモバイル 1,990円 (6GB) |
8~9GB | bモバイル 2,390円 (8GB) |
bモバイル 2,590円 (9GB) |
イオンモバイル 2,680円 (8GB) |
10GB | bモバイル 2,790円 |
DTIモバイル 2,800円 |
OCNモバイルONE 2,880円 |
bモバイルはほかの格安SIMとは違い、従量課金制のプラン。
1GB使うごとに200円ずつ加算されていくシステムなので、毎月の使用量に差がある人にはおすすめですが、ついつい使いすぎる傾向の人は際限なく加算されてしまうので注意しましょう。
1位 |
2位 | 3位 | |
4~5GB | イオンモバイル 1,580円 (4GB) |
ー | ー |
6~7GB | イオンモバイル 1,980円 (6GB) |
BIGLOBEモバイル 2,150円 (6GB/6カ月950円) |
mineo 2,190円 (6GB/6カ月800円引) |
8~9GB | イオンモバイル 2,680円 (8GB) |
ー | ー |
10GB | UQモバイル 2,980円 |
mineo 3,130円 (6カ月800円引) |
ー |
au回線は1~4GB同様、イオンモバイルが最安ですが、割引も含めて考えるとBIGLOBEモバイルやmineoも十分候補に挙がります。
また10GB最安のUQモバイルは、1Mbpsの中速で通信ができる節約モードに自由に切り替えが可能です。
節約モード中は通信量が消費されないため、いつも10GBを少し超えてしまうという人でも、うまく使えば通信量を節約することができます。
1位 |
2位 | 3位 | |
4~5GB | bモバイル 1,590円 (4GB) |
ー | ー |
6~7GB | bモバイル 1,990円 (6GB) |
bモバイル 2,190円 (7GB) |
LINEモバイル 2,200円 (6GB/2カ月0円) |
8~9GB | bモバイル 2,390円 (8GB) |
bモバイル 2,590円 (9GB) |
ワイモバイル 3,680円 (9GB/1年間+3GB) (6カ月700円引) |
10GB | bモバイル 2,790円 |
mineo 3,570円 (6カ月800円引) |
ー |
ソフトバンク回線は1~4GB同様、mineoやnuroモバイルが割高に。
また、ワイモバイルは10分のかけ放題がセットでついてくるため、基本料金自体が高く設定されています。
通話をあまり使わないという場合は損になってしまうので、使った分だけ支払う従量課金タイプがよければbモバイル、あらかじめ決められた通信量を支払う定額タイプがよければLINEモバイルというように考えるのがいいでしょう。
【目安】通信量10GB以内でできることは?
5GB、10GBの通信量の目安は以下のようになります。
【月5GBの目安】
5GBあたり | 1日あたり | ||
LINE | メッセージ | 250万通 | 7.5万通 |
通話 | 275時間 | 10時間 | |
ビデオ通話 | 17.5時間 | 35分 | |
8時間 | 20分 | ||
4時間 | 10分 | ||
WEB ページ |
ニュース サイト |
82.5時間 | 150分 |
通販サイト | 7.5時間 | 15分 |
5GBあたり | 1日あたり | ||
動画 | 低画質 | 42.5時間 | 75分 |
標準画質 | 15時間 | 30分 | |
高画質 | 5時間 | 10分 | |
音楽 | 低音質 | 5000曲 | 160曲 |
中音質 | 1250曲 | 40曲 | |
高音質 | 800曲 | 25曲 | |
地図 | 検索 | 27.5時間 | 4時間 |
カーナビ | 50時間 | 100分 |
【月10GBの目安】
10GBあたり | 1日あたり | ||
LINE | メッセージ | 500万通 | 15万通 |
通話 | 555時間 | 20時間 | |
ビデオ通話 | 35時間 | 70分 | |
1000分 | 40分 | ||
500分 | 20分 | ||
WEB ページ |
ニュース サイト |
165時間 | 5時間 |
通販サイト | 15時間 | 30分 |
10GBあたり | 1日あたり | ||
動画 | 低画質 | 85時間 | 150分 |
標準画質 | 30時間 | 60分 | |
高画質 | 10時間 | 20分 | |
音楽 | 低音質 | 10000曲 | 330曲 |
中音質 | 2500曲 | 80曲 | |
高音質 | 1600曲 | 50曲 | |
地図 | 検索 | 55時間 | 100分 |
カーナビ | 100時間 | 200分 |
【使い方例と通信量目安】
- 平日に外出先で30分程度SNSを使用する:5GB~
- 作業中に音楽をストリーミング再生する:5GB
- 週末に1本程度動画を見る:10GB
しかし動画をよく見る場合、低画質であれば毎日1時間弱程度は見られますが、標準画質では人によっては通信量が足りなくなってしまうでしょう。
またタブレットとテザリングをするなど複数端末で利用する場合も、5GB、10GBでは心もとないです。
10G以上20GB未満の格安SIM比較
続いて20GBまでのプランを比較してみましょう。
回線 |
11~14GB | 15~19GB | |
S | 14GB 4,680円 1年間+3GB (6カ月700円引) |
ー | |
BIGLOBE モバイル |
D/A | 12GB 3,400円 (6カ月2,200円) |
ー |
IIJmio (みおふぉん) |
D/A | 12GB 3,260円 (3カ月2,560円) |
ー |
LINE モバイル |
D/A/S | 12GB LINEモバイル 3,200円 |
ー |
nuro モバイル |
D/A/S | 13GB D3,400円 A3,680円 S3,680円 |
ー |
イオン モバイル |
D/A | 12GB 3,280円 |
ー |
LINKS MATE |
D | 11GB 3,270円 13GB 3,610円※ |
15GB 3,950円 17GB 4,290円 |
Nifmo | D | 13GB 3,500円 |
ー |
エキサイト モバイル |
D | 11GB 2,830円 13GB 3,450円※ |
15GB 3,980円※ |
bモバイル | D/S | 11GB~ 2,990円~ (1GBごと200円) |
15GB~ 3,790円~ (1GBごと200円) |
【回線表記:D→ドコモ、A→au、S→Softbank】
※LinksMate:12GB3,440円、14GB3,780円のプランもあり
※エキサイトモバイル:11GB以上はSIM3枚コースのみ。12GB3,100円、14GB3,790円もあり
さらに回線ごとに詳しく見ていきましょう。
【回線別】20GB未満のSIMの最安はどれ?
回線ごとの最安SIMをまとめると以下の通りです。
1位 |
2位 | 3位 | |
11~14GB | エキサイトモバイル 2,830円 (11GB) |
bモバイル 2,990円 (11GB) |
LINEモバイル 3,200円 (12GB) |
15~19GB | bモバイル 3,790円 (15GB) |
LinksMate 3,950円 (15GB) |
エキサイトモバイル 3,980円 (15GB) |
エキサイトモバイルの10GB以上のプランは、SIMが3枚セットになったシェアSIMのプランのみ取り扱い。
複数端末、複数人で使用する場合はお得ですが1台しか使わない場合は単にSIMを余らせてしまうため、他MVNOで契約した方がいいでしょう。
1位 |
2位 | 3位 | |
11~14GB | LINEモバイル 3,200円 (12GB) |
IIJmio 3,260円 (12GB/3カ月2,560円) |
イオンモバイル 3,280円 (12GB) |
au回線には15~19GBのプランが無いため、このあたりの容量で契約したい場合は少し多めに20GBにするか、ちょっと節約して14GB以下にしなければなりません。
14GB以下であればIIJmioやBIGLOBEモバイルが割引もありおすすめです。
1位 |
2位 | 3位 | |
11~14GB | bモバイル 2,990円 (11GB) |
LINEモバイル 3,200円 (12GB) |
nuroモバイル 3,680円 (13GB) |
15~19GB | bモバイル 3,790円 (15GB) |
ー | ー |
ソフトバンク回線は15~19GBに対応する格安SIMがbモバイルしかありません。
定額のプランがいい場合は、au回線同様少し多めに20GBにするか、ちょっと節約して14GB以下で契約するか考えておきましょう。
【目安】通信量20GBでできることは?
月に20GBの通信量の目安は以下のようになります。
【月20GBの目安】
10GBあたり | 1日あたり | ||
LINE | メッセージ | 1000万通 | 30万通 |
通話 | 1110時間 | 40時間 | |
ビデオ通話 | 70時間 | 2.5時間 | |
2000分 | 80分 | ||
1000分 | 40分 | ||
WEB ページ |
ニュース サイト |
330時間 | 10時間 |
通販サイト | 30時間 | 1時間 |
10GBあたり | 1日あたり | ||
動画 | 低画質 | 170時間 | 5時間 |
標準画質 | 60時間 | 2時間 | |
高画質 | 20時間 | 40分 | |
音楽 | 低音質 | 20000曲 | 660曲 |
中音質 | 5000曲 | 160曲 | |
高音質 | 3200曲 | 100曲 | |
地図 | 検索 | 110時間 | 200分 |
カーナビ | 200時間 | 400分 |
20GB程度あればたいていのSNSや動画をWiFiなしで使うことができます。
【使い方例と通信量目安】
- 毎日1時間程度SNSを使用する:15GB~20GB
- 毎日1~1.5時間程度標準画質で動画を見る:10~20GB
- 毎日2~3時間テレビ会議をする:10~15GB
10GB以上のプランは複数枚のSIMを契約し、タブレットとスマホに入れたり、家族内で容量を分け合うことができるシェアプランとして使う人も多くいます。(参考:シェアプランとは)
ただしWiFiを使わず高画質の動画を毎日見たり、重たい画像や動画のデータを送受信したり、アプリのダウンロードやアップデートなどデータ量の多い通信をしたいという場合には、足りないのでその場合は容量を増やすか、WiFiを使えるように固定回線やポケットWiFiを使うことを考えた方がいいでしょう。
20GB~50GBの大容量の格安SIM比較
最後に20GBまでのプランを比較してみましょう。
回線 |
20GB | 30GB | 40GB | 50GB | |
BIGLOBE モバイル |
D/A | 5,200円 (6カ月4,000円) |
7,450円 (6カ月6,250円) |
ー | ー |
mineo | D/A/S | A4,590円 D4,680円 S5,030円 (6カ月800円引) |
A6,510円 D6,600円 S6,950円 (6カ月800円引) |
ー | ー |
IIJmio (みおふぉん) |
D/A | SIM基本料 +3,100円 ※ |
SIM基本料 +5,000円 ※ |
ー | SIM基本料 +8,100円 ※ |
OCN モバイル |
D | 4,400円 | 5,980円 | ー | ー |
イオン モバイル |
D/A | 4,680円 | 5,680円 | 6,980円 | 8,980円 |
LINKS MATE |
D | 4,800円 | 6,000円 | 7,000円 | 7,950円 |
bモバイル | D/S | 4,790円 | ー | ー | ー |
※IIJmioはデータ容量追加オプションのため別途SIM契約必須(最安プランは3GB:1,600円)
※LinksMateは70GB9,750円~1TB(約1000GB)87,600円までプランがあります
さらに回線ごとに詳しく見ていきましょう。
【回線別】20GB~30GBの大容量SIMの最安はどれ?
40GB、50GBはLinksMateとイオンモバイルしかないため、20GBと30GBのプランの最安をまとめました。
1位 |
2位 | 3位 | |
20GB | OCNモバイルONE 4,400円 |
mineo 4,680円 (6カ月800円引) |
イオンモバイル 4,680円 |
30GB | イオンモバイル 5,680円 |
OCNモバイルONE 5,980円 |
LinksMate 6,000円 |
OCNモバイルONEでは複数枚SIMを契約する際の事務手数料が無料になるキャンペーンを行っているため、データ量を何枚かのSIMに分けて使いたいときは特におすすめ。
またLinksMateは50GB以上のプランで契約すると、優遇されたて回線を使えるようになるため、速度が向上します。ただし料金は高額なので要注意です。
【au回線】
1位 |
2位 | 3位 | |
20GB | mineo 4,590円 (6カ月800円引) |
イオンモバイル 4,680円 |
IIJmio (3GB1,600円) +3,100円 |
30GB | イオンモバイル 5,680円 |
mineo 6,510円 (6カ月800円引) |
IIJmio (3GB1,600円) +5,000円 |
IIJmioには20GB~30GBの単独のプランはなく、別途契約したSIMに「大容量オプション」として追加するシステムです。
IIJmioの最安プランは3GB月1,600円のため、20GBのオプションを使うと合わせて月に23GB/4,700円のプランとなります。
1位 |
2位 | 3位 | |
20GB | bモバイル 4,790円 |
mineo 5,030円 (6カ月800円引) |
ー |
30GB | mineo 6,950円 (6カ月800円引) |
ー | ー |
大容量に対応したソフトバンク回線の通話SIMはbモバイルとmineoしかありません。
他回線に比べても割高ですが、その代わりSoftbank回線には通話のできないデータSIMに10GB980円、20GB1,600円(参考:FUJIWifi)といった安いプランが多くあります。
少し中~上級者向けにはなりますが、容量の小さな通話SIMを契約し、ネットはデータSIMを使って行うとかなり節約することが可能です。

通話SIMで大容量を使うなら、ポケットWiFiやデータSIMと併用した方がお得なことも
大容量の通信を行うなら格安SIMの大容量プランより、格安SIMを挿したスマホと大容量プランのポケットWiFiやデータSIMを持つ方法がお得です。
ポイントはWiMAXなどポケットWiFi(またはデータSIM)の大容量プランと格安SIMを1GBなど少量な最安プランで契約すること。
基本的にはポケットWiFiにつなげて通信をすることで、1GBの最安プランでも通信制限にかかることなく通信が可能です。
携帯会社の大容量プランと比べるとその差は歴然。
最大で月5,000円、年間にすると60,000円の差があります。かなりの節約です。
月額料金は安くしたいけど、通信量は減らしたくないし…格安SIMの速度が気になる…という人には特におすすめの方法です。

大事なのは月額料金だけじゃない!目的、用途別おすすめ格安SIM
格安SIMを選ぶ上で価格はもちろん重要ですが、それ以外にも着目すべきポイントや、お得に使う方法はたくさんあります。
何を重要視して選ぶかは人それぞれ。用途別におすすめSIMをまとめました。
より詳しく格安SIMの選び方について知りたいという場合は以下の記事も参考にしてください。

速度を重視するなら
格安SIMでは料金と同じくらい速度が大切です。
価格を下げるあまりきちんと回線の整備をできていなかったり、ユーザーを取り込みすぎて回線の増強が間に合わなかったりする格安SIMもあります。
速度が特に安定しているのはキャリアのサブブランドであるUQモバイルとワイモバイルですが、それに並んで高速通信ができるSIMを紹介します。
楽天モバイルは自社回線なので高速通信が可能。1年間は月額料金無料で使い放題
2020年4月から新サービスを開始した楽天モバイル。
厳密にいうと格安SIMではないのですが、auやdocomoといったキャリアよりも安く、さらに楽天独自の回線を利用できるため速度も十分です。
楽天モバイルのポイントは基本料金が300万人限定で1年間無料であることと、楽天の回線は無制限で利用できること。
さらに通話料も専用アプリ「楽天Link」を使うことで無料となるため、実質的な負担額は0円になります。
楽天回線はエリア拡大中のため、残念ながら「楽天回線使い放題」の恩恵にあずかれる人はまだ少ないですが、エリア外の人でも1年間au回線が5GB無料で使えると考えるとかなりお得です。
一方注意しなければならないのは、楽天モバイルに対応した端末がまだ少ないこと。
たとえばiPhoneは楽天Linkに対応していないなど、一部使えない機能がある動作保証外の端末です。
確実に使いたい場合は端末をセット購入するのがおすすめ。
端末は10万円台の高機能なものから、1万円台の手軽なものまで種類豊富で、最大15,000円のポイント還元が受けられます。おすすめはOPPO Reno A。(参考:楽天モバイル対応端末おすすめランキング)
何はともあれ基本料金は無料なので、とりあえず一回試してみる価値は十分あるでしょう。
BIGLOBEモバイルは安定した速度とエンタメフリーオプションが人気
BIGLOBEモバイルは、大手プロバイダであるBIGLOBEが運営しているため回線ノウハウを自社で持っている点が強みです。
そのためサブブランドに匹敵する安定した速度を保っています。
さらにBIGLOBEモバイルでおすすめしたいのが、エンタメフリーオプション。
(画像引用:BIGLOBEモバイル公式サイト)
月額+480円(データSIMは+980円)で、Youtubeなどの対象サービスでの通信量をカウントしないようにするオプションです。
動画や音楽の視聴で月の通信量がかさんでしまう人はこのオプションをつけておくと、基本プランの通信量が少ないものでも十分利用できるようになります。
なお、対象サービス内であってもエンタメフリーとならない機能があるため、利用する際はよく確認しましょう。
たくさん通話するなら
格安SIMの通話料金は基本的に20円/30秒でキャリアと同じです。
ただし、かけ放題オプションには1回10分までの時間制限があるものがほとんどで、無制限のかけ放題を持つ格安SIMは圧倒的に少ないことから、「格安SIMで電話すると高い」というイメージが根強くあります。
しかし、中にはお得なかけ放題の格安SIMもあるのでチェックしましょう。
ワイモバイルは10分かけ放題がプランとセット
Y!mobileは基本料金が高い代わりに、通話SIMプランにすでに10分のかけ放題がセットになっています。
(画像引用:Y!mobile)
さらに格安SIMでは珍しく、月1,000円で無制限かけ放題のオプションをつけることもできます。
ただし6カ月以降は4GBで月額2,680円と、同じSoftbank回線を使用できるLINEモバイルの3GBプランとは1,000円ほど差があるため、安定した速度をとるか料金をとるかは悩みどころですね。
OCNモバイルONEならたくさん通話した3人分の通話料が無料
OCNモバイルONEの運営会社はNTTコミュニケーションズ。格安SIMの中でもBIGLOBE、IIJmioと並ぶ質の高いサービスが魅力です。
通話オプション | ||
月額 | オプション内容 | |
10分かけ放題 | 850円 | OCNでんわからかけた 3分以内の国内通話無料 |
トップ3 かけ放題 |
850円 | OCNでんわからかけた 通話料上位3番号の国内通話無料 |
かけ放題 ダブル |
1,300円 | 10分かけ放題+ トップ3かけ放題 |
1回あたり10分のかけ放題オプションは比較的どの格安SIMにも見られますが、トップ3かけ放題はOCNモバイルONEの独自サービス。
たくさん通話をした上位3人分の通話料が無料となるため、家族と長電話をするなど特定の人との会話が10分以上となる人にはおすすめのオプションです。
さらにOCNモバイルONEではミュージックフリーという、Spotifyなどの音楽サービスの通信量をカウントしないオプションを無料でつけることができます。
音楽をよく聞く人には合わせておすすめです。
たくさんネットを使うなら
スマホを使っているならほとんどの人が利用している、LINEやTwitter、InstagramといったSNS。
タブレットで好きに動画を見ることのできるYoutubeやAbemaTVなどネットを使う機会はどんどん増えています。
格安SIMの中にはこれらの通信量を大幅に削減したり、カウントしないサービス(=カウントフリー)を持ったものが存在します。

LINEモバイルならLINEの通信量を節約できる
LINEモバイルで注目したいのは基本プランに追加できる3つのデータフリーオプション。
特にLINEの通信量をカウントしない「LINEデータフリーオプション」は月額料金が無料。LINEでの通信が主で他はあまり使わないという人にはぴったりです。
オプション | 月額料金 | 対象サービス |
LINE データフリー |
無料 | LINE |
SNS データフリー |
+280円 | LINE/Twitter/ |
SNS音楽 データフリー |
+480円 | LINE/Twitter/ Facebook/Instagram/ LINE MUSIC |
さらに月280円のSNSデータフリーオプションではLINEのほかにTwitter、Facebookと人気のSNSの通信量も0になるため、契約した容量以上に使用することが可能。
「動画は主に家で見るけどSNSは外でも使いたい!」という場合に最適です。
LinksMateならカウントフリーオプションで人気ゲームや動画の通信料90%カット
LINKSMATEは多様なゲームや動画サイト、SNSでの通信量が90%カットされるという珍しいオプション(月額500円)で人気の格安SIMです。
契約した容量が多くなくても、使った分をカットされるのであれば問題ありませんよね。
(画像引用:LINKSMATE公式サイト)
ゲーム以外にもTwitterなどのSNSやAbemaTVなどの動画も対象サービスに含まれています。対象コンテンツもどんどん増えているため、現在対象サービス外でも今後追加されることも大いに考えられます。
さらにLINKSMATEではこまめに回線の増強を行いユーザーにお知らせしたり、リアルタイムな回線速度を公式で確認することができるなど、通信品質が気になる利用者にはうれしいサポートが揃っています。
(画像引用:LINKSMATE公式サイト)
ただしあくまで格安SIMなので、かなり精密な速度が必要となるゲームではさすがにラグを感じることがあります。過信は禁物です。
【結論】月10GB以上使用するならポケットWiFiやデータSIMを併用するという手も
格安SIMは容量の小さいものであればたしかにお得ですが、大容量で通信を行いたい場合には割高になってしまうことが多いです。
通信料がかさみがちの人は、コミュニケーションフリーのオプションをうまく利用するか、大容量に使えるポケットWiFiや大容量のデータSIMと格安通話SIMを併用するのがいいでしょう。
