Skypeの通信量の目安と節約方法。ZoomやLINEとビデオ通話の通信量を比較

Skypeは、マイクロソフトのインターネット電話サービスで、LINEやZoomと並んで有名なアプリです。

チャットや音声通話、ビデオ通信が使用できるので、遠距離でコミュニケーションを取ることができます。

最近はリモートワークやリモート学習などが急激に増えていますが、Skypeを使うとどれくらいデータ通信量を消費するのか気になるところですよね。

通信量が多くなりすぎると通信制限が掛かってしまうことがあるので、通信量を節約しつつ通話できる方法を知っておくと便利です。

そこで本記事では、Skypeのデータ通信量の目安や節約方法などについて、詳しく解説します。

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Skypeのデータ通信量はどれくらい?

Skypeのデータ通信量について、次の観点から調べていきましょう。

  • チャット、音声通話、ビデオ通話それぞれの通信量
  • 使用する時間ごとの通信量
  • 1GBのデータ通信容量があればどれくらい使えるのか

それぞれのポイントを分かりやすく解説します。

機能別データ通信量の目安|1時間使用するには何MB必要?

Skypeを1時間使用した場合のデータ通信量は、チャット・音声通話・ビデオ通話それぞれで次のようになります。

チャット/トーク約30MB/1時間
音声通話約36MB/1時間
ビデオ通話約240MB/1時間

チャットやトークと音声通話には、あまり違いがないことが分かりますね。

一方でビデオ通話をするときは、チャットや音声通話と比べて約8倍の通信量が必要になります。

以上の点を踏まえて、それぞれの機能を一定時間使うと、どれくらいの通信量になるのかを見ていきましょう。

チャット/トーク機能

Skypeでチャットをするトーク機能を使うと、時間ごとに次のようにデータ通信量が消費されます。

5分使用約2.5MB
1時間使用約30MB
1日1時間使用した
場合の月間通信量
約900MB

Skypeのチャット機能は10分使用すると約5MB消費するので、10分ごとに5の倍数ずつ通信量が増えていくことになります。

5分の使用で2.5MB、1時間では30MBになるというのは、割と少ないように思えるかもしれませんね。

ただし、トークの際に画像や動画などデータを送ると、そのデータの容量分通信することになるので注意が必要です。

次にシチュエーションごとの例をまじえて、もう少し詳しく見ていきましょう。

シチュエー
ション
1日の
使用時間
1日の
通信量
1か月の
使用時間
1か月の
通信量
家族や友人との
チャット
(1週間あたり3日、
月間12日の場合)
30分15MB6時間180MB
2時間60MB24時間720MB
リモートワーク
(1週間あたり5日)
30分15MB10時間300MB
2時間60MB40時間1,200MB

週3回の友人とのコミュニケーションに、音声やビデオ通信ではなくチャット機能を使用した場合、1日30分では1か月180MB、1日2時間では720MBの通信量が必要です。

リモートワークを週5回行う場合、1日30分のチャットなら1か月で300MBの通信量となります。

ただし、話し込むことが多くて1日2時間使うと1か月で1GBを大きく上回ってしまうので、通信費や通信制限が気になる場合は使い過ぎに注意が必要です。

Skypeのチャット機能自体は、200Kbpsの通信制限が掛かっていても問題なく使うことができますが、他のアプリの多くは使用するのが困難になってしまいます。

音声通話機能

Skypeの音声通話機能を使用した場合の、時間ごとのデータ通信量は次の通りです。

5分使用約3MB
1時間使用約36MB
1日1時間使用した
場合の月間通信量
約1,080MB

Skypeの音声通話機能は10分使用すると約6MB消費するので、10分ごとに6の倍数ずつ通信量が増えていくことになります。

先ほど紹介したチャット機能と比べると約1.2倍の通信量なので、全体的に見るとあまり変わらない感じがしますね。

シチュエーションごとの通信量としては、次のようなものが考えられます。

シチュエー
ション
1日の
使用時間
1日の
通信量
1か月の
使用時間
1か月の
通信量
家族や友人
との通話
(1週間あたり3日、
月間12日の場合)
30分18MB6時間216MB
2時間72MB24時間864MB
リモートワーク
(1週間あたり5日)
30分18MB10時間360MB
2時間72MB40時間1,440MB

格安SIMを使用している場合は、電話で通話すると高くなってしまうことが多いので、無料に通話できるSkypeは便利です。

しかし、Skypeの通話はデータ通信量を消費するので、使いすぎると通信容量を使い切ってしまうことがあるかもしれません。

例えば、家族や友人と通話しながら他のことをすることが多い場合、気付かないうちに時間が過ぎて通信量が増えてしまうことがあります。

自宅で定額制のネット回線を使用する場合は問題ありませんが、スマホで通話する場合は注意しておきましょう。

ちなみに、Skypeの通話機能は200Kbpsの通信制限が掛かっていても問題なく使用できるので、通話に関しては通信速度を心配する必要はありません。

ビデオ通話機能

Skypeのビデオ通話機能を使用した場合の、時間ごとのデータ通信量は次のようになります。

5分使用約20MB
1時間使用約240MB
1日1時間使用した
場合の月間通信量
約7,200MB

Skypeのビデオ通話機能は10分使用すると約40MB消費するので、10分ごとに40の倍数ずつ通信量が増えていくことになります。

チャット機能と比べると約8倍、音声通信機能と比べると約7倍になるので、ビデオ通話は圧倒的に通信量が多くなってしまいますね。

いろいろなシチュエーションごとの通信量について、分かりやすい例を交えて見ていきましょう。

シチュエー
ション
1日の
使用時間
1日の
通信量
1か月の
使用時間
1か月の
通信量
家族や友人との
ビデオ通話
(1週間あたり3日、
月間12日の場合)
30分120MB6時間1,440MB
(1.44GB)
2時間480MB24時間5,760MB
(5.76GB)
リモートワーク
(1週間あたり5日)
30分120MB10時間2,400MB
(2.4GB)
2時間480MB40時間9,600MB
(9.6GB)
大学の
リモート講義
(1日3コマを週5日)
4時間30分1,080MB90時間21,600MB
(21.6GB)
大学の
リモート講義
(1日4コマを週5日)
6時間1,440MB120時間28,800MB
(28.8GB)
オンライン
英会話教室
(1週間あたり3回)
25分100MB5時間1,200MB
(1.2GB)
45分180MB9時間2,160MB
(2.16GB)
オンライン
英会話教室
(1週間あたり5回)
25分100MB8時間20分2,000MB
(2GB)
45分180MB15時間3,600MB
(3.6GB)

これまでの例と比べると、消費される通信量が遥かに多くなることが分かりますね。

週3回の友人との会話で1日2時間のビデオチャットを使用した場合、それだけで月間6GB近くも通信量を消費してしまいます。

大学のリモート講義にいたっては、すべての講義をSkypeのビデオ通話で受けた場合は、1か月の通信量は20GBを超えてしまうでしょう。

ちなみに、200Kbpsの通信制限が掛かっている場合、Skypeのビデオ通話を使うと、動画のカクつきや画質の悪化があり、少し電波が悪くなるとすぐ通信が途切れるようになります。

せめて1Mbps程度の速度が出るようにしておきましょう。

スマホでビデオチャットを長時間使用するとすぐに通信制限が掛かるので、使い過ぎに注意するか自宅の固定回線で使うようにしたいところですね。

1GBではSkypeをどれくらい使える?

先ほどは時間ごとでデータ通信量がどれくらいになるのかを見てきましたが、ここでは1GBでSkypeをどれくらい使えるのかについて見ていきましょう。

1GBで使える時間
チャット/トーク約2,000分
(33時間20分)
音声通話約1,666分
(約27時間46分)
ビデオ通話約250分
(約4時間10分)

1GBの通信量があれば、チャットやトーク機能は約33時間、音声通話機能は約27時間、ビデオ通話は約4時間使えるということです。

もしSkypeでの通信量の消費を1か月で1GB以下にする場合、1日当たりに使える時間は以下の通りになります。

1カ月1GBの場合、1日当たり使える時間
チャット/トーク 約1時間6分
音声通話約55分
ビデオ通話 約8分
(週に1回1時間程度)

1日換算だとビデオ通話は約8分しか使えません。

そのため週に1回友達とオンライン飲み会をするという場合には、1時間程度を目安とするといいでしょう。

ただし毎日ビデオ通話をするテレワークなどでは1GBではとうてい通信量が足りないので注意が必要です。

さらに1週間のSkypeでの通信量を1GB以下、つまり1か月あたり4GB以下の場合は以下の通り。

1週間1GB(月4GB)の場合、1日当たり使える時間
チャット/トーク約4時間45分
音声通話約3時間58分
ビデオ通話約35分
(週に1回2時間程度)

チャットや音声通信は1日4時間ほど使えるのでほぼ困ることはないでしょう。

一方ビデオ通話は週に1回なら2時間程度。月1GBよりはゆっくり話せますね。

音声通話、ビデオ通話のデータ通信量をZoom、LINEと比較

Skypeのように音声通話やビデオ通話ができる有名なアプリには、LINEやZoomがあります。

これら3つのアプリはどれも便利ですが、1時間に必要な通信量も次のように大きく異なっていることが特徴です。

SkypeLINEZoom
音声通話36MB20MB40MB
ビデオ通話240MB580MB400MB~
900MB

音声通話の場合はLINEの通信量が最も少なく、ビデオ通話の通信量が少ないのはSkypeだということが分かります。

先ほどの検証ではビデオ通話が大量の通信量を消費するように思えましたが、それでも他のアプリと比べると少ない方なのですね。

原因としては、Skypeのビデオ通話の際の画質がLINEやZoomよりも低く設定してあることが挙げられます。

1GBで使える時間について、各アプリや通話方法で比較してみました。

SkypeLINEZoom
音声通話約1,666分
(約27時間46分)
約3,000分
(約50時間)
約1,500分
(約25時間)
ビデオ通話約250分
(約4時間10分)
約103分
(約1時間43分)
約66分~約150分
(約1時間6分~
約2時間30分)

LINEで音声通話を利用した場合、SkypeやZoomのおよそ2倍の時間使うことができます。

そのため、電話代わりに使えるアプリが必要な場合は、LINEにすると通信量を抑えることができるのでおすすめです。

一方ビデオ通話では、Skypeが優秀。

通話品質をあまり気にしない場合や、できるだけ通信量を節約したい場合はSkypeを使用するようにしましょう。

Zoomはテレワークやクラウドソーシングなどのビジネスで利用されることが多いですが、通信量を気にする場合は通話時間に注意が必要です。

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Skypeの通信量を抑える、節約する方法

スマホでSkypeを使う場合は通信量が気になりますよね。そこで、次の方法で通信量を節約してみてください。

  • ビデオ通話ではなく音声通話を使う
  • スマホを節約モードに切り替える
  • WiFi環境下で使うようにする
  • 画質設定変更での節約はできない

それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

ビデオ通話ではなく音声通話を利用する

前述したように、ビデオ通話は音声通話の約7倍のデータ通信量を消費します。言い換えれば音声通話にすれば7倍の時間使えるということです。

ビジネスではビデオ通話を使用することが多いですが、通話時間が長くなるほど通信費も高くなってしまいます。

そのため、映像で何かを説明する必要が特にない場合は、音声通話を使用するようにする方がコストを抑えることができるのでおすすめです。

しかし、大学のリモート講義やオンライン英会話の授業を受ける場合は、やはり音声通話ではなくビデオ通話が必要になりますよね。

そんなときはスマホの節約モードを使用するか、WiFi環境下でビデオ通話をするようにしましょう。

スマホを節約モードに切り替えて通信する

格安SIMにはあって大手キャリアにはない独特の機能が、高速通信と低速通信を切り替えることができる機能です。

UQモバイルやOCNモバイルONE、エキサイトモバイルやIIJmioなど、多くの格安SIMでは「節約モード」もしくは「低速モード」を使えます。

節約モードや低速モードに切り替えると、データ通信量が消費されなくなるため使用時間を気にする必要がありません。

低速モードでは通信制限が掛かっているような状態なので通信速度は遅いですが、UQモバイルや楽天モバイルのように制限時でも1Mbpsくらいの速度が出るプランであればビデオ通話でも比較的使いやすいです。

中にはOCNモバイルONEやnuroモバイルのように、低速モード時で使いすぎるとさらに遅くなる格安SIMもあるので、あらかじめ契約中の事業者の仕様を確認しておきましょう。

ただし大事な会議など音声不良を起こせない場合は、節約モードや低速モードを利用するのは危険です。

通話相手に迷惑をかけないよう、節約モードの使用はタイミングを見極めて行いましょう。

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WiFi環境下で利用する

スマホでSkypeを利用すると、節約モードを利用できない限りは、どうしてもデータ通信容量を圧迫してしまうのが難点です。

そのため、WiFi環境がある場合はWiFi接続に切り替えると、通信容量や通信制限を気にせずに好きなだけ音声通話やビデオ通話を使えます。

ただし、外出先でフリーWiFiを使用してSkypeで通信する場合は、セキュリティーに注意が必要です。

社外秘の重要な連絡をする場合やプライバシーを気にする場合は、フリーWiFiは利用しないようにするか、通信を暗号化できる「VPNサービス」を利用するようにしましょう。

どうしても外出先で通話するを必要がある場合には、WiMAXやLTEが大容量に使えるポケットWiFiを契約していると、外出先でも安全にSkypeを使いやすくなるのでおすすめです。

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Skypeには画質変更などの機能が無いため節約が難しい

Youtubeなどの動画配信サービスとは違って、Skypeのビデオ通話には画質を切り替えられる機能がないため、ユーザー側で節約するのが困難です。

そのため、節約モードへの切り替えやWiFi接続を使用できない場合は、基本的には通信量を節約できる方法はありません。

通信制限を覚悟の上で使い続けるか、節約モードがある他の格安SIMへ乗り換えるなどの方法で、Skypeと向き合っていく必要があるでしょう。

意外なことかもしれませんが、Skypeを利用するには必ずしも「音声通話機能付きSIM」が必要なわけではありません。

Skypeはデータ通信によって通話するアプリなので、「データ通信専用SIM」であっても音声通話やビデオ通話ができます。

そのため、通話はSkypeなどのアプリでしか使わないというのであれば、思い切って大容量のデータ通信専用SIMで契約してしまうのもひとつの手段です。

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結論:Skypeの通信量は他の通話サービスと比べて少ない

Skypeはデータ通信の容量さえあれば、無料で音声通話やビデオ通話ができるので便利ですが、その通信量が厄介なところでもあります。

LINEやZoomなど他の通話サービスと比べて通信量は少ないのですが、それでもスマホで使用したい人にとっては気になるところです。

チャットやトーク、音声通話であれば1GBの容量でも30時間ほど使えますが、ビデオ通話では4時間しか使えません。

スマホで長時間のビデオ通話をする必要がある場合は、WiFi接続に切り替えるか、節約モードがある他の格安SIMへの乗り換えなどを検討する必要があるでしょう。