ソフトバンクから格安SIMへの乗り換えは光回線とのセット割、家族割や回線品質に注目するのが重要。
格安SIMの中には回線品質が非常に優れているものもあり、格安SIMだから遅いといった悩みを抱えることなく単に通信費を下げることも可能です。
ソフトバンクから格安SIMへの乗り換えで通信費は半分以下に抑えることができる
大手キャリアであるソフトバンクは、通話品質・通話品質が優秀でサポートも充実しています。
ただ料金はかなり高いというのが正直なところ。
同じソフトバンク回線を使うソフトバンクとY!mobileの料金さを見るとその差が歴然です。
ソフトバンク | Y!mobile | |
月額料金 (割引適用無し) |
【ミニフィットプラン+】 ・〜1GB:3,278円 ・〜2GB:4,378円 ・〜3GB:5,478円 【メリハリ無制限】 ・無制限:7,238円 |
【シンプルプラン】 S(3GB):2,178円 M(15GB):3,278円 L(25GB):4,158円 |
月額料金 (割引適用有り) ※光回線セット割・ 家族割等 |
【ミニフィットプラン+】 ・〜1GB:2,178円 ・〜2GB:2,278円 ・〜3GB:4,378円 【メリハリ無制限】 ・無制限:4,928円 |
【シンプルプラン】 S(3GB):990円 M(15GB):2,090円 L(25GB):2,970円 |
Y!mobileであればソフトバンクの半分程度で利用できることがわかります。
格安SIMの中には更に安いものもあり。ソフトバンクを使い続けるのはちょっともったいないです。
ソフトバンクから格安SIMに乗り換える場合のチェックポイント
ソフトバンクから格安SIMに乗り換える場合は、まず以下の点をチェックしましょう。
通信速度の重要性、快適に使いたいならキャリアの格安プランかサブブランド
格安SIMは安い代わりに通信速度が遅いというイメージを持たれている人も多いでしょう。
ただそれは間違いです。
まず一言でキャリアと言っても3つのタイプがあります。
- キャリアの格安プラン・・・ドコモなどの三大キャリアがオンライン契約に特化させて安く提供しているSIM(ahamo、LINEMO、povo)
- サブブランド・・・au、ソフトバンクがキャリアと同じ回線を使い提供している店頭契約も可能なSIM(UQモバイル、Y!mobile)
- MVNO・・・キャリアから回線を借り受け、通信サービスを提供している会社(mineo、IIJmioなど)
このうち、通信速度が遅いのはMVNO。料金は一番安いものの借りている回線に限度があり、利用者が増える時間は特に速度が遅くなってしまいます(遅い時だと5Mbps以下になる場合もあり)。
ただキャリアの格安プランやサブブランドであれば通信速度はかなり優秀。キャリアと同じく、いつでも快適にネットを使えるので安心です。
もし速度を重視するならキャリアの格安プランやサブブランドを選びましょう。
逆に通信品質が多少悪くても安い方が良いという人にはMVNOがおすすめです。
光回線(ソフトバンク光)とのセット割の適用有無
ソフトバンク光では光回線(ソフトバンク光)をセットで使うことで割引を受けることができます。
ただY!mobileにも光回線とのセット割(おうち割光セット)はあり、ソフトバンク光を使っていれば割引を受けることができます(しかも割引額はソフトバンクより多い1,188円)。
通信品質が良く、しかも安く使えるわけですから、現在ソフトバンク光を使っている人はY!mobileを使うべきでしょう。
※ソフトバンクスマホはNURO光でもセット割適用ですが、Y!mobileはNURO光が対象外なので注意
家族で何回線使っているか
ソフトバンクでは家族で2回線以上使っていると割引される家族割がありますが、格安SIMは元々の料金が安いので基本的に家族割がありません(あってもごくわずかの割引)。
ただ例外なのがY!mobile。
Y!mobileには家族割があり、2回線以降は1台あたり1,188円の割引を受けることができます。
上記のように光回線を使っていなくても、複数回線利用であればこのY!mobileがおすすめとなります。
ちなみにY!mobileは3大キャリアについで契約者数の多い携帯電話サービスです。
光回線とのセット割無し、1回線のみの利用なら通信品質・コスパ・データ容量でチェック
もし光回線の利用もない、1回線しか使わないので家族割もなしというのであれば、通信品質・コスパ・データ容量で選びましょう。
もし通信品質が優秀な方が良いならキャリアの格安プランかサブブランドの中でコスパ・容量が合うもの、コスパ重視なら特に安いMVNOタイプから選びましょう。
おすすめの格安SIMは下記をチェックしてください。
ソフトバンクから格安SIMに乗り換えるべきではない人はどんな人?
一部の人の場合、ソフトバンクから格安SIMに乗り換えない方が良い場合もあります。
それは「毎月100GB以上の大容量を使う人」です。
ソフトバンクでは無制限に使えるメリハリ無制限があります。キャリアの速い通信速度で、しかも無制限に使うことができるというのはやはり大きなメリットです。
一方で格安SIMにはそこまで大容量で使えるプランがありません。唯一ahamoが100GB使えますが、サブブランドのUQモバイル、Y!mobileは30GB(増量オプション利用)、その他の格安SIMは20GBが最大容量プランです。
毎月100GBが以上ヘビーユーザーには、格安SIMだと選べるものがないのでソフトバンクを使い続けるのがおすすめとなります。
ソフトバンクから乗り換えるおすすめの格安SIM
ここでは、ソフトバンクから乗り換える場合のおすすめ格安SIMを紹介していきます、
通信品質を求めるならY!mobile、UQモバイル、ahamo、LINEMO、安さを求めるならmineo、楽天モバイル。この中から使うデータ容量や条件(家族割・光セット割)に応じて選ぶのがおすすめです。
Y!mobile|通信品質優秀、光回線とのセット割・家族割適用で安くなる
Y!mobile | |
料金 | 3GB:2,178円(割引後990円) 15GB:3,278円(割引後2,090円) 25GB:4,158円(割引後2,970円) |
通話オプション | 10分以内無料:770円 かけ放題:1,870円 |
使用回線 | softbank |
回線品質 | ◯ |
割引 | 家族割(2回線目から1,188円割引) おうち割(1,188円割引) |
- 端末最大36,000円割引
- 1年間データ増量無料(最大5GB分)
- 店頭契約可能
- 家族割適用で2回線目以降1,188円割引
- 光回線とのセット割で全回線1,188円割引
softbankのサブブランドであるY!mobile。通信品質が優秀で、混雑する時間帯でも極端に遅くなるようなことなく快適に使うことができます。
もしソフトバンク光を使っているなら1台あたり1,188円の割引を受けられます。さらにもし光回線を使っていなくても家族割引を適用すると1,188円も割引されるのでかなりお得です。
増量オプションが1年間無料であることも入れると5GBが990円、20GBが2,090円、30GBが2,970円で使えるということなのでトップクラスの安さとなります。
3大キャリアに次ぐ契約数の多さもうなずけますね。
UQモバイル|通信品質優秀、1回線のみの利用でも安く使える
UQモバイル | |
料金 | 3GB:1,628円(割引後990円) 15GB:2,728円(割引後2,070円) 25GB:3,828円(割引後2,970円) |
通話オプション | 10分以内無料:770円 かけ放題:1,870円 |
使用回線 | au |
回線品質 | ◯ |
割引 | 自宅セット割(最大858円割引) |
- 1年間データ増量無料(5GB分)
- データ繰り越し可
- 自宅セット割適用で最大858円割引
auのサブブランドであるUQモバイル。MVNOに比べて速度は十分に速く、混雑する時間帯でも極端に遅くなるようなことなく快適に使うことができます。
家族割がありませんし、ソフトバンク光との光セット割も適用できませんが、そもそもの基本料金が安いです。
ahamo|通信品質優秀、20GB・100GBの大容量プランあり
ahamo | |
料金 | 20GB:2,970円 100GB:4,950円 |
通話オプション | 5分以内無料:0円 |
使用回線 | ドコモ |
回線品質 | ◎ |
割引 | – |
- 回線品質◎、時間帯による速度制限もなし
- 100GBが5,000円以内(5分以内無料通話月)
ドコモが出している格安プランであるahamo。ドコモ回線を回線品質は問題なし。MVNOタイプの格安SIMに比べて速度や安定性も高いですし、時間帯による制限もありません。
料金が安いのはもちろんですが、格安SIMでは他にない100GBという大容量が使えるというのが大きなメリット。
大容量使うならahamo一択です。
もちろん20GBがも十分安く、Y!mobileで家族割が適用できない人にとってもおすすめできます。
LINEMO|通信品質優秀、3GB・20GBプランあり
LINEMO | |
料金 | 3GB:990円 20GB:2,728円 |
通話オプション | 5分以内無料:550円 かけ放題:1,650円 |
使用回線 | softbank |
回線品質 | ◎ |
割引 | – |
- 3GBプラン契約で6ヶ月分のPayPayポイントプレゼント(5,940pt)
- 1年間、5分以内の通話定額が無料(6,600円分)
- 回線品質◎、時間帯による速度制限もなし
softbankが出している格安プランであるLINEMO。softbank回線を使うので回線品質は問題なし。MVNOタイプの格安SIMに比べて、速度や安定性も高いですし、時間帯による制限もありません。
また他のキャリアタイプの格安SIMに比べて、キャンペーンなどが豊富なのも大きな特徴。特に他社からの乗り換えだとかなりお得です。
IIJmio|料金を安く抑えたいならMVNOタイプがおすすめ
IIJmio | |
料金 | 2GB:850円 4GB:990円 8GB:1,500円 15GB:1,800円 20GB:2,000円 |
通話オプション | 5分以内無料:500円 10分以内無料:700円 かけ放題:1,400円 |
使用回線 | docomo、au |
回線品質 | △ |
- 料金が格安SIMの中で最安級!
- 通話定額13ヶ月間410円割引
- データ容量12ヶ月間1GB増量
料金が安いというメリットがあるMVNOの格安SIM。さらにそのMVNOの中でも特に安いのがこのIIJmioです。
回線品質の面ではキャリアタイプ、サブブランドタイプに比べて劣ってしまうのは否めません。
ただキャンペーン等も豊富で、固定回線とのセットで安くなるといったメリットもありますから、とにかく料金重視だという人にはもってこいの格安SIMです。
楽天モバイル|【無制限】どれだけ使っても3,278円
楽天モバイル | |
料金 | 〜1GB:1,078円 〜20GB:2,178円 〜無制限:3,278円 |
通話オプション | 15分以内無料:1,100円 |
使用回線 | 楽天 |
回線品質 | △ |
割引 | – |
- アプリ利用で国内通話無料
- 3,278円で無制限利用可
- エリアに懸念あり
新たなキャリアとして楽天が出している楽天モバイル。料金は段階制で、20GBを超えるとそれ以上はずっと定額で容量の制限がありません。
またキャンペーンも他社に比べて充実しており、契約とともに端末を購入しようと思っているのであればかなりお得でしょう。
ただ回線があまり良くないという点に注意しなければなりません。他の格安SIM楽天回線は繋がらない場所がかなり多いのが正直なところ(都心部でも建物の中や地下は弱い)。速度もあまり速くありません。
まとめ:格安SIMで通信費節約、ソフトバンクをそのまま使い続けるのがもったいない
ソフトバンクから格安SIMに変えない大きな理由の一つに、「通信速度が遅い」「通信が安定しない」「店頭で契約できない」といったことを上げる人がいます。
しかし実際は、通信品質に関してはキャリアの格安プランやサブブランドで解決、店頭契約もサブブランドは可能と、実はソフトバンクを使う場合と使い勝手に大きな差はなく、単純に通信費を下げることも可能なのです。
ですのでやっぱりソフトバンクを使い続けるのはもったいない。この機会にぜひ格安SIMに乗り換えましょう。