ポケットWiFiは、キャリアのLTE回線を使えるものやWiMAXなど種類が多くてなかなか比較しづらいですよね。
そこで本記事では、料金や速度などの一面だけでなく、エリアや速度、容量や口コミも観点に入れて多角的に比較・評価した総合ランキングを作成しました。
ランキング以外にも、ポケットWiFiの選び方や注意すべきこと、初期設定の方法等についてまとめてあるので、これを読めばポケットWiFiの基本的なことや契約についてが分かるようになっています。
どのポケットWiFiが良いか悩んでいる人でも、この記事を読めば自分にぴったりのポケットWiFiを見つけられるはずです。
他のポケットWiFiへの乗り換えを検討している人も、ぜひ参考にしてください。
選ぶ前に知っておきたいポケットWiFiの現在の状況
ポケットWiFiとして、まず有名になったのはWiMAX。3日で10GBという制限はあるものの月間制限がなく低価格で大容量通信を行うことができるということで人気となりました。
しかしWiMAX独自の回線を使っている為、キャリアに比べるとエリアがかなり狭く、圏外になるところが多かったので不便さは少なくはないという問題もありました。
そんな中で次に一般的になったのが、3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の回線を無制限に使うことができるクラウドSIMポケットWiFi。どんなときもWiFiを皮切りに、限界突破WiFi、THE WiFiなど非常に多くのポケットWiFiがでています。
キャリアの回線を使うのでWiMAXのようにエリアが狭いといった問題もなく、最初はかなり使い勝手が良いポケットWiFiで当然人気がでました。
しかし人気がでてユーザー数が増加していくともに大きな問題がでてきます。
利用者の増加、特に月数百GB以上もの容量を使うヘビーユーザーがでてきたことが大きな要因となって回線を圧迫。そして通信障害や通信速度低下が起きてしまい使い勝手が著しく悪化してしまうことになったのです。
結局運営会社は無制限を謳っているにも関わらずヘビーユーザーに対して容量制限をかけざるを得ない事態となりました。
そして現在はどんなときもWiFiに行政指導がでたのをきっかけに、クラウドSIMポケットWiFiのほとんどがサービスの停止、無期限の新規受付停止、サービス内容の変更(容量制限の追加)となっています。
ただこれは普通に使うユーザーにとっては決して悪くないことです。容量制限が追加されたとは言え普通に使っていて月に100GB以上使うなんてほとんどありませんからね。
100GB程度を低価格で利用できる商品・プランはありますし、無制限としたせいで回線が通信障害や速度低下といったトラブルに巻き込まれるより、制限することで安定するようになってくれた方が使い勝手はよくなりますから。
ポケットWiFiの種類は回線ごとに分けると3種類
現在利用できるポケットWiFiには大きく3つがあります。
WiMAX、クラウドSIMを使ったポケットWiFi、特定キャリア回線を使ったポケットWiFiの3つです。
それぞれの特徴を下に記します。
回線 | WiMAX | クラウドSIM | 特定キャリア |
料金 | ○ キャッシュバック など特典が豊富 |
○ 割引は少ないが 月額料金が安いものも |
○ 割引は少ないが 月額料金が安いものも |
速度 | ◎ 最大速度が速い |
○ 一般的な利用に 支障なし |
○ 一般的な利用に 支障なし |
ルーター | ◎ 高性能 |
○ 一般的な利用に 支障なし |
○ 一般的な利用に 支障なし |
エリア | ○ 山間部が苦手 |
◎ 広く対応 |
◎ 広く対応 |
制限 | 3日10GB | 商品によって 異なる |
商品によって 異なる |
WiMAX
ポケットWiFiとしてまず一般的になったWiMAXは、現在でももちろん広く利用されていますし、人気もあります。
大きな特徴としては以下の通り。
- 高額キャッシュバックが貰える
- 最大通信速度が速く、ルーターも高性能
- 他に比べるとエリアは若干狭いが、以前よりもかなり広くなった
- au回線を月7GB使える
- 3日で10GBの制限、ただし制限時もそこまで遅くない
WiMAXの最大の欠点がエリアの狭さ。キャリアの回線に比べるとやっぱり狭いです。
ただ基地局数はどんどん増えていて、以前に比べると使い勝手はかなり改善されています。都会で使う分には圏外であることがほとんどありません。
また、たまにWiMAX回線が圏外だったとしてもau回線を7GBまで使える(ハイスピードプラスエリアモード)ので圏外のところに住んでいる人以外ならほとんどストレスなく使うことができるでしょう。
3日で10GBの制限に関しても、制限されるタイミングは超えた翌日の18時から翌2時頃までのみ、制限速度も1Mbpsとyoutubeなら十分に見れる速度(キャリアの制限時は128kbpsでyoutubeはおろかSNSも辛い)で厳しくないというメリットがあります。
クラウドSIMで3大キャリアの回線を使うことができるポケットWiFi
クラウドSIMで3大キャリアの回線を使うことができるポケットWiFiの特徴は以下の通りです。
- 商品・プランによって1日あたりの容量や月間容量が決まっている
- 大容量プランが多い
- 最大通信速度はWiMAXより速くないが、全く困らない速度
- エリアは抜群に広い
- 制限後は遅い(128~384kbps)
以前まで「無制限で使い放題」と謳われていたクラウドSIMを使ったポケットWiFiですが、今は最初から制限容量が決まっています。
ただ100GBや1日7GBと大容量となっているので、ほとんどの人は制限を気にせずに使うことができるでしょう。
最大通信速度はWiMAXよりも遅いのですが、全く困らない速度。そしてなにより3大キャリアの回線を使うことができるのでエリア抜群に広いというメリットがあります。
特定キャリア回線のポケットWiFi
3キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のいずれかの回線を使うポケットWiFiの特徴は以下の通りです。
- 商品・プランによって1日あたりの容量や月間容量が決まっている
- 小容量から大容量(20GB~100GB)まで幅広くプランがある
- 最大通信速度はWiMAXより速くないが、全く困らない速度
- エリアは十分
- 制限後は遅い(128~384kbps)
大きな特徴はプランの幅が広いこと。
クラウドSIMのポケットWiFiが大容量のみであるのに対し、こちらは20GBのものもあれば100GBのものもあり、制限容量が少なければその分料金は安いので、自分の使い方に合わせて料金を安く抑えることができます。
エリアはクラウドSIMに比べて狭いとは言え、困ることはほとんどありません。キャリア一つでも圏外で繋がらないなんて場所は今はほとんどありませんからね。
ポケットWiFiの総合おすすめランキング
ポケット WiFi |
月額料金 | キャッシュ バック |
初期 費用 |
通信 容量 |
契約 期間 |
詳細 |
Mugen WiFi |
100GB:3,380円 | 10,000円 | 3,000円 | 100GB | 2年 | 詳細 |
それがだいじ WiFi |
3,380円 | 5,280円 ※ |
3,000円 | 100GB | 2年 | 詳細 |
どこよりも WiFi |
20GB:2,280円 100GB:3,380円 200GB:3,980円 |
0円 | 3,000円 |
20GB 100GB 200GB |
2年 | 詳細 |
FUJIWifi |
30GB:2,600円 50GB:2,900円 100GB:3,950円 |
0円 | 3,000円 | 30GB 50GB 100GB |
なし | 詳細 |
GMO とくとくBB WiMAX |
3カ月3,609円 以降4,263円 |
28,800円 | 3,000円 | 3日 10GB |
3年 | 詳細 |
hi-ho Let’s Wi-Fi |
4,300円 3,480円 |
0円 | 0円 | 7GB/日 4GB/日 |
2年 | 詳細 |
Broad WiMAX |
~3カ月:2,726円 ~25カ月目:3,411円 26カ月目~:4,011円 |
0円 (19,000円) |
3,000円 | 3日 10GB |
3年 | 詳細 |
※当サイト限定クーポン「kiwa-daiji」入力でキャッシュバック10%増額(詳しくは「それがだいじWiFiキャンペーン」から)
どこよりもWiFiは2月28日(日)までの期間限定で、通常月額3,980円の200GBプランを、48%OFFの月3,480円で使えるキャンペーンを実施中です。500円割引は6ヶ月目まで適用されます。
キャンペーン期間が短いため、申し込みはお早めに。
1位|MugenWiFi|100GB最安ポケットWiFi
MugenWiFi |
|
月額料金 |
100GB:3,380円(クラウドSIM) |
初期費用 | 3,000円 |
キャッシュ バック |
10,000円 (5,000円×2回) |
端末代 | 0円(返却要) |
契約期間 |
・2年契約 ・違約金5,000~9,000円 |
100GBを使えるポケットWiFiの中で、実質的に最も料金が安くなるのがMugenWiFi。
14ヶ月目と23カ月目に届くメールに申請をすることで、各5,000円ずつ、合計10,000円のキャッシュバックを受けとることができます。つまり、実質月額3,088円で使えるというわけです。
2年契約が基本となっていますが、13か月以降の違約金が5,000円、2年以降であれば違約金なしでいつでも解約可能であるというのも、ありがたいメリットの一つ。
さらに、契約期間の縛りをなくしたい場合は「2年間縛りなし」のオプション(月額600円)を追加することで、いつでも解約できるようになります。
2位|それがだいじWiFi
それがだいじWiFi | |
月額料金 | 100GB:3,380円(クラウドSIM) |
初期費用 | 3,000円 |
キャッシュ バック |
5,280円 |
端末代 | 0円 |
契約期間 | ・2年契約 ・違約金4,500円 ・機器代(残り契約期間×1,000円) |
100GBが使えるポケットWiFiの中で、確実にキャッシュバックを受けられるのが、それがだいじWiFi。初月の請求時に自動的に割り引いてくれるので、面倒な手続きが要りません。
しかも、当サイト限定クーポン「kiwa-daiji」を申し込み画面で入力することで、キャッシュバックが10%増額となります。
注意点は途中解約時に機器代がかかってしまうという点。
機器代は実質無料でかからないのですが、もし途中解約した場合だと違約金に残りの契約期間×1,000円がかかってしまいます。
たとえば12ヶ月で解約した場合、残りが12ヶ月分なので12,000円。違約金と合わせて16,500円かかってしまうということです。
ただ、端末の残債にさえ注意すれば、お得に使えるポケットWiFiと言えるでしょう。
3位|どこよりもWiFi|100GBポケットWiFi
どこよりもWiFi |
|
月額料金 |
20GB:2,280円(ソフトバンク) 100GB:3,380円(クラウドSIM) 200GB:3,980円(クラウドSIM) |
初期費用 | 3,000円 |
端末代 | 0円(返却要) |
契約期間 |
・2年契約 ・違約金9,500円 |
100GBを使えるポケットWiFiの中で、料金が安く、200GBプランの取扱いもあるのがどこよりもWiFi。
大容量のポケットWiFiが欲しいと考えている人におすすめです。
4位|FUJI WiFi
FUJIWiFi | |
月額料金 | 30GB:2,600円(ドコモ、softbank、au) 50GB::2,900円(softbank) 100GB:3,950円(softbank) |
初期費用 | 3,000円 |
端末代 | 0円(返却要) |
契約期間 | なし |
ソフトバンク以外にもドコモやau回線を選べるFUJIWiFi。
また契約期間がないというのも大きなメリット。違約金なしでいつでも解約できるので、使い勝手はいいでしょう。
またFUJIWifiにはSIMプランもあるのでデュアルSIM対応端末であれば、データ通信はFUJIWiFi、音声をIIJmio(詳細)など別の格安SIMとして1台のスマホで格安に大容量の通信が可能となります。
FUJIWiFiのSIMプランは10GBが980円、20GBが1,600円、50GBが2,400円、100GBが3,400円とルータープランより約500円安いので、端末がある、もしくはスマホにいれて利用するならSIMプランがおすすめです。
5位|GMOとくとくBBWiMAX
GMOとくとくBB WiMAX | |
月額料金 | 初月~2ヶ月目:3,609円 3ヶ月目以降:4,263円 |
初期費用 | 3,000円 |
キャッシュ バック |
28,800円(ホームルーターは32,500円) |
端末代 | 0円 |
契約期間 | ・3年契約 ・違約金19,000円(12か月目まで) ・違約金14,000円(13~24か月目まで) ・違約金9,500円(25か月目以降) |
キャッシュバックがたくさん貰えるというのが大きな魅力であるGMOとくとくBB WiMAX。
月額料金を見ると一見高いように見えますが、キャッシュバックを含めて考えるとWiMAXの中では最も安くなっています。
WiMAXは最大速度が優れている、3日で10GBを超えて制限された場合でも1Mbpsとそれなりに使える速度である、といったメリットがあります。
その点からWiMAXを選ぶというのであれば、第一選択肢としてGMOを選びましょう。
6位|hi-ho let’s WiFi
hi-ho let’s WiFi |
|
月額料金 |
【1日7GB】(クラウドSIM) ~2ヶ月目:2,980円(キャンペーン) 3ヶ月目以降:4,300円 【1日4GB】(クラウドSIM) ~6ヶ月目:2,980円(キャンペーン) 7ヶ月目以降:3,480円 |
初期費用 | 0円(キャンペーン) |
端末代 | 0円(返却不要) |
契約期間 |
・2年契約 ・違約金18,000円(11ヶ月目まで) ・違約金9,500円(12ヶ月目以降) |
月間ではなく1日あたりの容量が決まっているhi-ho let’s WiFi。
他のポケットWiFiが100GB以内としている中で、ここは通常プランをフルに使ったとすると月30日で210GB使うことができるので、大容量を使いたい人にはありがたいポケットWiFiです。
料金は1ヶ月4,300円と高くなっているものの、現在キャンペーン中で月額料金が大幅に割引となっているので、申し込むなら今がおすすめです。
7位|Broad WiMAX
Broad WiMAX |
|
月額料金 |
初月~2ヶ月目:2,726円 3ヶ月~24ヶ月目:3,411円 25ヶ月目以降:4,011円 |
初期費用 | 3,000円 |
キャッシュ バック |
0円(乗り換え負担19,000円) |
端末代 | 0円 |
契約期間 |
・3年契約 ・違約金19,000円(12か月目まで) ・違約金14,000円(24か月目まで) ・違約金9,500円(25か月目以降) |
BroadWiMAXは、キャッシュバックはないもののWiMAXの中で月額料金が低いという特徴があります。
またキャッシュバックの代わりに他のポケットWiFiから乗り換える際にかかる違約金が最大19,000円まで負担してくれる「違約金負担キャンペーン」がある為、もしこれが最大まで使うことができれば総額としては一番安くなるWiMAXでもあります。
もし現在使っているポケットWiFiに不満があり乗り換えを希望しているなら、このBroadWiMAXがおすすめということです。
ポケットWiFiの選び方、注意すべきポイントは?
契約先決定に行き着く前に、数多くあるポケットWiFiの中から候補を絞り、さらに契約先を一つに絞るという作業は至難の業ですよね。
それでもこの過程を大事にしないと、契約後になって「思っていたのとは違った」と解約する羽目になるかもしれません。
ポケットWiFiを選ぶ時に注意すべきポイントについてまとめました。
- WiMAXとLTE回線の違いを確認
- キャッシュバックは受取方や時期も確認
- 契約はオンラインでする
- WiMAXは無制限ではない
- 無制限LTEでも制限されることはある
- 無制限が良いとは限らない
- 解約料や端末紛失時の手数料は要確認
一つずつ解説していきます。
WiMAXと大容量LTE回線の違いをあらためてチェック
上述したようにポケットWiFiにはWiMAXとLTEの2種類の回線があります。
さらに具体的な違いについて見ていきましょう。
WiMAXは対応エリア内でも電波が若干悪い、繋がらないことがある
WiMAXの回線はLTEに比べ地下、高い建物のそば、水回りなどエリア内でも電波が届きにくい場所が多いです。
その原因は周波数の違いにあります。
- WiMAX…2.5GHz帯
- LTE…主に700~900MHz帯
電波の周波数は大きくなればなるほど直進性が増し、速くたくさんのデータを送れる代わり、障害物を回り込むことができず電波が減衰しやすくなってしまいます。
LTE回線はプラチナバンドと呼ばれる帯域で、以下の図のように電波が障害物を回り込みやすく通信が安定するのが特徴。
一方で、LTEに比べ高周波数帯のWiMAX回線は、電波の速度が速い代わりに障害物を避けることができず、通信が安定しないのがデメリットです。
そもそも電波には金属やコンクリートで反射し、水に弱く(吸収、散乱)、木やガラスは通過するという性質があります。
WiMAXでは地下や屋内、ビルといった周囲をコンクリートや金属で囲まれている環境ではせっかくの速度を発揮することができず、むしろ通信が安定しない分LTEより遅くなってしまうことも。
日常的にこれらの場所で利用する場合はWiMAXよりLTEの方が安定した通信ができる可能性があるため注意しましょう。

WiMAXの電波は弱い?LTEに比べるとビルなどの建物は若干苦手という特徴
速度を求めるならWiMAX
WiMAXは各キャリアのLTE回線に比べて、通信できるエリアが狭くなっています。
エリアは公式サイトで確認できるので比較してみましょう。赤くなっている部分が通信可能範囲です。
三大都市圏ではだいたいキャリアのLTEと同じくらいのエリアであることがわかります。(例:関東エリア)
しかし、地方では山間部などでエリアが狭くなっており、通信することができないのが現状です。(例:北海道)
またエリアに入っているものの圏外だったりという場合も地方の場合は多々あります。
そのため地方での利用をメインに考えている場合には、WiMAXよりLTEのポケットWiFiの方が相性がいいでしょう。
キャッシュバック狙いならWiMAX、ただしすぐ貰えるとは限らない
WiMAXで契約するメリットの一つに豊富な特典があります。
特に契約すると現金がもらえる「キャッシュバック」キャンペーンのあるプロバイダは人気が高いです。
その理由はWiMAX回線の特徴にあります。
WiMAXは光回線などとは異なり、どのプロバイダと契約しても通信エリアや速度に違いがありません。
安く契約したからといって「速度が遅い…」「つながらない…」なんて心配がないので心置きなく最安値のプロバイダを選ぶことができるのです。
中には契約するだけで30,000円近くもの特典が受け取れる場合も。
ただし受け取り忘れには要注意。
キャッシュバックは金額だけではなく、受け取り方や適用時期もプロバイダによって異なります。
たとえばWiMAXの人気プロバイダであるGMOとくとくBBWiMAXは30,000円近いキャッシュバックを行っていますが、受け取りは契約から11カ月後と忘れてしまいそうな時期。
一度貰える時期を逃してしまうともう二度と貰えなくなるので要注意です。
WiMAXの契約はオンラインで、店舗型WiMAXは高いだけ
家電量販店に大きく貼りだされたキャッシュバックキャンペーンを見たことがある方は多いのではないでしょうか。
キャッシュバック額は時期や店舗によって異なりますが「〇万円キャッシュバック!」と言われるとついお得だと思って契約してしまいそうになりますよね。
家電量販店ではパソコンなどの購入時に同時に契約を結ぶと割引が受けられるものや、独自のポイントや商品券を付与してくれるパターンが多いです。しかしこれには落とし穴があります。
家電量販店のキャンペーンはキャッシュバックの分、月額料金が高くなっていたり、月額割引ではあるものの割引前の料金を高く表記していたりすることがあるのです。
これを見極めるのはかなり大変な上、実質の割引額は大したことがないのがほとんど。
家電量販店の契約で気を付けなければならないのは以下の点です。
- キャッシュバックは他家電購入額からの割引
- 店舗によってキャンペーン内容が異なる場合がある
- 購入額とキャッシュバックに差額が出ても現金で受け取りはできない
- 独自オプションに加入させられる場合がある
- 月額料金が高い
使い方など不安なことがある場合は、質問だけを店舗で聞くといいでしょう。
契約はオンラインでした方が良い条件となることが多いです。
大容量が良いとは限らない、そこまで使わないなら20GB・30GBなど
大容量という言葉はたしかに魅力的ですが、本当に大容量のポケットWiFiが必要かどうかは契約前に一度考えた方がいいでしょう。
1日YouTubeを高画質で1時間見た場合の1ヶ月の通信容量は30GB、中画質なら18GBです。
画質を落として週に何度か見たりする程度であれば、無制限を選ぶ必要はないかもしれません。
ポケットWiFiではFUJIWifiのように30GBや50GBまでのプランを設定しているところもあります。
毎月100GB以上も通信しないのであれば、少なめのプランも一度検討してみてください。
ポケットWiFiをいざ契約、流れや端末が届くまでの日数は?
ポケットWifiを契約を契約しようと申し込み画面を開いてみると、端末や料金の選択、個人情報の入力など必要な手続きが待っています。
契約の流れや、端末が届くまでに日数について簡単にまとめました。
ポケットWiFiの契約の流れ
ポケットWifiを契約する際の大まかな流れとしては次のようになります。
- 公式サイトを開いて申し込みページを開く
- 料金プランや端末選択
- 重要事項説明書や利用規約の確認
- 必要な情報(名前や住所等)を記入
- 支払い方法の記入
住所やクレジットカード番号など個人に関わる情報をネットに入力することに抵抗のある人もいるでしょう。
契約画面はSSL通信による暗号化が行われているので心配は要りません。
どうしてもセキュリティが気になる場合は、電話や店頭で契約できるポケットWiFiを選ぶのも一つの手ですが、キャンペーンの適用や割引が難しくなる場合もあるので注意してください。
なお、支払い方法は基本的にクレジットカードですが、一部のポケットWifiでは口座振替に対応しているものもあります。
口座振替を選択すると料金が割高になったり、キャンペーンを適用できなかったりするデメリットがあるので、あまりおすすめはできません。
端末が届くまでの日数
ポケットWifiの契約完了後は、クレジットカードや口座の審査があります。
以前にポケットWifiや携帯料金などを滞納したことが無ければ特に問題なく通過し、審査完了時や端末発送時にメールが送られてくることが多いです。
メールが届いてから通常1日~3日程度で自宅に端末が届くと考えておくと良いでしょう。
しかしWiMAXは申し込み先の在庫状況等が影響して、機種によっては届くまで時間が掛かるケースもあるようです。
申し込みから一週間以上経っても音沙汰が無い時は、一度問い合わせてみてください。
ちなみに、支払い方法として口座振替を選択すると審査に時間が掛かるケースが多いため、できるだけ早く手に入れたい人はクレジットカード決済を選んでおきましょう。

ポケットWiFiが届いたらやるべきことは?
待ちに待ったポケットWiFiが届いても、何かしらの設定をしない限りは使い始められません。
届いたらまずはやるべきことをまとめました。
【ポケットWiFiが届いたらやるべきこと】
- 整備不良や破損が無いかを確認
- 初期設定
- WiFiで端末を繋ぐ
- マイページへの登録
- 管理アプリのインストール
- (必要なら)ケースや画面保護シールの購入
一つずつ確認していきます。
整備不良や破損が無いかを確認
まずは端末に欠損は無いか、給電はできるかなど機器の状態を確認してください。
梱包が不十分で配送中に壊れることもあり得ます。
機器の欠損や整備不良が確認できたら、すぐに各カスタマーサポートセンターにその旨を連絡しましょう。
初期設定をして、使いたい端末をWiFiにつなぐ
初期設定には、簡単な初期設定で終わるものもあれば、自分でSIMを機器に挿入しなくてはいけないものもあります。
ポケットWiFiによって設定が異なるため、一緒に届く取り扱い説明書や初期設定説明書などをしっかり読むようにしてください。
※WiMAXの場合
【WiMAXの初期設定】
- 梱包された状態から開封
- SIMを端末のSIMスロットに挿入
- 端末を取り出して給電
- 電波の取得やファームウェアの更新待ち
- モード設定(省電力など)
- (専用アプリのインストール)
- SSIDに応じたパスワード入力
もしくはQRコードの読み取り - 接続完了
WiMAXは端末と専用SIMが合わせて届きます。
WシリーズとWXシリーズではSIMスロットの位置が異なるので注意してください。
W05や06では側面に、WX05では電池パックの裏にSIM挿入箇所があります。
SIMの金属面に触れないようにしながら、挿入向きやサイズに気を付けて挿入するようにしましょう。
SIMを挿入し給電。その後電源ボタンを2秒以上長押しして電源を入れると、WiMAXが起動してSIM情報や電波の取得が始まります。
ほとんどのWiMAXでは初期設定が済んだ状態で出荷されているため、APN設定などを細かくいじる必要はありません。
接続モードや省エネモードを変更したい人は画面を操作して設定を変えておくと良いでしょう。
後は接続したい端末でWIMAXのSSIDを選択し、パスワードを入力。
なお、HUAWEI HiLinkなどのアプリをインストールしている場合は、文字列を打ち込まなくてもQRコードでWiFi接続設定をすることができます。
WiMAXはどんなときもWiFiよりも全体的にやや時間と手間が掛かりますが、苦労すること無く利用を開始することが可能です。
マイページに登録する
ポケットWifiには住所変更や通信量の確認等ができるマイページのあるところが多いです。
電話をしなくても24時間WEBで手続きができるのはありがたいですよね。
マイページに入るためのIDやパスワードは、契約時に送られてきたメールや端末と同封の契約書等に記載されていることがほとんどなので、それらを手元に用意してマイページに一度ログインしておきましょう。
毎度書類やメールを引っ張り出すのはなかなか面倒になるので、最初にログインした時に自分の覚えやすいIDやパスワードに変更しておくと再ログインしやすくなります。
HUAWEI HiLinkアプリをスマホにインストール(WiMAX|HUAWEI端末利用時のみ)
(引用:GoogleStore)
WiMAXのWシリーズを契約した人は、HUAWEIのHiLinkアプリをスマホにインストールしておくと何かと便利です。
Wシリーズは中国のHUAWEIが製造元。ちなみにSpeed Wi-Fi 01Lなどのホームルーターもこのアプリが役に立ちます。
WiMAXではもちろん画面から通信モードや設定を変更可能ですが、このアプリがあればスマホからでもこれらの操作が可能。
電波状況や周波数帯の切り替え、QRコードの読み込みによるWiFi接続ができるようになります。
ただ、せっかくインストールしてもログインやパスワード設定が分かりづらくて使いこなせていない人も多いようです。
別の記事でHUAWEI HiLinkアプリの使い方について分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

【WiMAX利用者必見】HUAWEI HiLinkアプリの使い方や注意点。ログインできない場合の対処法も。
NEC WiMAX2+Toolアプリをスマホにインストール(WiMAX|NEC端末利用時のみ)
(引用:AppStore)
NEC製のWXシリーズを使っている人向けのアプリは「NEC WiMAX2+ TOOL」です。
HUAWEIのHiLinkと同じように、通信モードの切り替えや電波状況、通信量、電池残量などを知ることができます。
WiMAXを取り出さなくてもスマホから操作できるので、一度インストールしてみると良いかもしれません。
なお、WiMAX HOME 01や02などのWiMAXホームルーターでも利用可能です。
必要があればケースや画面保護シールの購入も
スマホに画面保護シートや手帳型ケースなどを付けている人は多いですが、必要があればポケットWifiにも付けておくと良いでしょう。
ポケットWifiによっては、どんなときもWiFiのようにレンタル契約で返却が必要なものもあります。
状態次第では返却時に高額な機器損害金を取られてしまう可能性も。
傷や衝撃からポケットWifiを守るために、できれば専用のケースやシートを付けたいものです。
とりあえず用意するのであれば100均のポーチでも十分いけますが、Amazonなどを探せば専用ケースもいくつか見つかります。
本サイトでは、WiMAXのケース、どんなときもWiFiや限界突破WiFi、FUJI WiFiのケースに関する記事も書いているので、ケースやシート選びの参考にしてください。


いざという時の為に覚えておきたい4つの項目
それでは最後に、いざという時の為に覚えておきたい4つの項目について確認しておきましょう。
初期契約解除について
ポケットWifi契約後に「やっぱり解約したい」「キャンセルしたい」と思った時に覚えておきたい制度として、初期契約解除制度があります。
これは、契約書面の受領日を初日とする8日間以内に、契約先に初期契約解除の書面を郵送したり端末類を返却したりすることで、違約金負担無しに解約できるという制度です。
(引用/参考:総務省公式サイト「 電気通信サービスの消費者保護ルールの見直し」)
初月の月額料金や事務手数料、端末返却送料は諦めなければいけません。
ただ、高額になりやすい違約金を負担せずに解約できるというメリットがあるため、契約直後の解約にはおすすめできる制度です。
ちなみに、似たような制度としてクーリングオフ制度がありますが、これは販売形態や条件が異なる別物の制度で、ポケットWifiには適用できないため注意してください。
初期契約解除制度の利用にあたっては、契約先によって手続き方法が異なります。
- 契約時の重要事項説明書等に手続き方法を記載
- 公式サイトに手続き方法を記載
- 問い合わせフォームへの連絡が必要
(返却先や手続き方法は連絡後に判明する)
各契約先のやり方に従って、なるべく手早く手続きをしてしまいましょう。

故障時の対処法
故障が疑われる場合でも、故障以外の原因によって通信がうまくできていない可能性があります。
再起動や初期化をしても直らない時や破損・全損の時は、修理や機種変更、解約等からベストな方法を選択しましょう。
キャリアでは店頭で修理や交換に対応している場合が多いですが、それ以外のポケットWiFiやWiMAXでは各契約先ごとに対応が異なります。
とりあえずは各契約先の対応センターに連絡を入れて相談するのが一番です。なお、端末補償サービスに加入していれば端末を安く修理、交換してもらえますが、サービス未加入の場合は修理代金が高くなりやすいため、解約した方が安く済む場合があります。
故障時の負担を減らしたい人は端末補償サービスに加入しておくとおすすめします。

ポケットWiFiの端末が壊れたら?故障時の対処法や修理と乗り換えの料金比較
契約の更新期間と解約受付締め切り日について
ポケットWiFiの更新期間は長くて3カ月、短いと1カ月未満の場合もあります。
決められた期間内に解約でないと違約金がかかってしまうため、更新月に解約するのが望ましいのは前述したとおりです。
しかしポケットWiFiは契約先によって解約を当月扱いにする締め日が異なるため、あまり月末に解約しようとすると、翌月扱いとなってしまうこともあります。更新期間が1カ月の場合は特に余裕をもって確認し、早めの連絡を心掛けましょう。

ポケットWiFiおすすめランキングまとめ
ポケットWiFiの総合ランキングや、WiMAXやLTE無制限の特徴、ポケットWiFi選びから接続といった流れなどを確認してきました。
自分にぴったりのポケットWiFiを見つけることはできたでしょうか。
おすすめ記事