ahamoやLINEMOといったキャリアのオンライン専用プランは20GBがメイン。さらにmineo、IIJmioなどのMVNOタイプの格安SIMも20GBまでしか使うことができません。
では20GBでは足りない、もっと通信量が必要だと言う人はどうすれば良いでしょうか。
本記事ではそういった人の為におすすめの格安SIMや使い方を紹介します。
月20GBでは足りない場合にできる対策
使い方にもよりますが、そこまでヘビーに使わなくても20GBというのはあっとういう間に消費しています。
たとえば動画配信サービスで映画を高画質を見るとそれだけで3〜4GB程度消費します。他の用途でも消費することを考えれば月3〜4本が限界でしょう。
インスタも1時間使うだけで1GB消費します。通勤で毎日1時間使えば、それだけで20GBです。
ではデータ通信量が月20GBでは足りない場合にはどういう対策手段があるのでしょうか。
20GB以上使うことができる格安SIMを使う
少ないですが格安SIMの中にも20GB以上使うことができる格安SIMがいくつかあります。
これらを使うというのがまず一つ目の方法です。それぞれの格安SIMについては下記で紹介しています。
低速時でも1Mbps以上使える格安SIMを利用する
データ容量を使い切って速度が制限された場合の最大通信速度は128kbps〜300Mbpsですが、中には最大1Mbpsでの利用が可能な格安SIMもあります。
- mineo:パケット放題Plus加入で最大1.5Mbps、低速モードへの切替可
- ahamo:速度制限時でも最大1Mbps
- LINEMO
:20GBプラン利用の場合は速度制限時でも最大1Mbps
- Y!mobile:15GB・25GBプラン利用の場合は速度制限時でも最大1Mbps
mineoは「パケット放題Plus」というオプションに加入(10GB以上のプラン利用時は無料で利用可)すると、制限時や低速モードへの切替時に最大1.5Mbpsでデータ通信が行えるようになっています。
また他の格安SIMはデータ容量を使い切った後でも最大1Mbpsで通信可能です。
最大1Mbpsあると、全くストレスなしとはいかないものの標準画質の動画やSNSの利用が可能。20GBでは足りない人でも、用途によっては十分使えますし、20GBのプランで済むので料金も安くすみます。
モバイルWiFiを利用する
20GB以上を安く使いたいのであれば、モバイルWiFiを使うというのもおすすめ。
50GB、100GB、無制限など自分にあった容量を選ぶことができるので、格安SIMと合わせて使うと安く大容量を使うことができます。
モバイルWiFi | 容量 | 月額料金 | キャッシュ バック |
詳細 |
GMOとくとく BB WiMAX |
無制限 | ~2ヶ月:1.474円 ~36ヶ月:3,784円 37ヶ月~:4,444円 |
23,000円 | 詳細 |
ZEUS WiFi |
30〜100GB | 30GB:2,361円 50GB:3,106円 100GB:3,212円 |
なし | 詳細 |

※容量追加は基本的にNG
ほとんどの格安SIMではデータを使い切っても1GB数百円という形で追加購入することができます。
それぞれの会社によって料金は多少異なりますが、基本的に容量追加はおすすめできません。
というのも1GB数百円というのはあまりにもコスパが悪いから。せっかく格安SIMで通信費を安くした意味がなくなってしまいます。
20GBでは足りない人におすすめの格安SIM
ではここからは、データ容量が月20GBでは足りない人向けのおすすめ格安SIMについて詳細を解説していきます。
楽天モバイル(容量無制限)
楽天モバイル | |
料金 | 〜20GB:2,178円 〜無制限:3,278円 |
通話オプション | 15分以内無料:1,100円 |
使用回線 | 楽天 |
- iPhone購入で最大24,000円分ポイント還元
- アプリ利用で国内通話無料
- 3,278円で無制限利用可
新たなキャリアとして楽天が出している楽天モバイル。料金は段階制で、20GBを超えるとそれ以上はずっと定額で容量の制限がありません。
またキャンペーンも他社に比べて充実しており、契約とともに端末を購入しようと思っているのであればかなりお得でしょう。
ただ回線があまり良くないという点に注意しなければなりません。3大キャリアに比べると楽天回線は繋がらない場所がちらほらある点は注意が必要です。
ですが20GB以上使う場合のコスパは圧倒的No1となっています。
ahamo(最大100GB使える)
ahamo | |
料金 | 20GB:2,970円 80GB追加:1,980円 ※100GB合計:4,950円 |
通話オプション | 5分以内無料:0円 かけ放題:1,100円 |
使用回線 | ドコモ |
制限時 最大通信速度 |
1Mbps |
- 回線品質◎、時間帯による速度制限もなし
- 80GB追加オプションが1,980円(合計4,950円)
ドコモが出している格安プランであるahamo。20GBの基本プランにオプションで80GB追加することができ、合計100GBが4,950円使うことができます。
単純に料金だけ見たら楽天モバイルよりも高いですが、ahamoのメリットは回線品質の良さ。
ドコモが出しているオンライン専用プランなだけあって、回線品質は非常に優れており通信速度は速く、安定性にも優れています(平日12時台など回線が混雑する時間帯でも遅くならない)。
大容量使うとなればやはり回線品質を重要視する人も多いでしょう。そういった人には最もおすすめです。
Y!mobile(増量オプション利用で30GBまで使える)
Y!mobile | |
料金 | 25GB:4,158円 30GB:4,708円 |
割引後 料金 |
家族割orおうち割(ソフトバンク光)適用時 25GB:2,970円 30GB:3,520円 |
通話オプション | 10分以内無料:770円 かけ放題:1,870円 |
使用回線 | ソフトバンク |
制限時 最大通信速度 |
1Mbps |
- 7ヶ月間データ増量無料(最大5GB分)
- データ繰り越し可
- 家族割適用で2回線目以降1,188円割引
- おうち割(ソフトバンク光など)適用で1,188円割引
ソフトバンクのサブブランドであるY!mobile。25GBのプランがあり、さらに増量オプション(5GB追加で550円)で30GBでまで増やすことができます。また、サブブランドなだけあって回線品質も優秀です。
基本料金は高いのですが、割引を適用すると1,188円も割引されるので、割引が適用できればかなりお得です。家族みんなで契約する場合、自宅でソフトバンク光を利用している人はぜひ活用をおすすめします。
mineo(パケット放題Plusで最大1.5Mbpsのデータ通信が使い放題)
mineo | |
料金 | 20GB:2,178円 (パケット放題Plusが無料で利用可) |
通話オプション | 10分以内無料:550円 かけ放題:1,210円 |
使用回線 | docomo、au、ソフトバンク |
制限時 最大通信速度 |
1.5Mbps ※パケット放題Plus利用時 |
- パケット放題Plus(20GBプランは無料無料)で容量消費後も1.5Mbpsで通信可
- 節約モードあり、データ容量を使い切っていなくても低速モードに切り替え可。
mineoはサービス面で非常に優れた格安SIM。
特におすすめなのがパケット放題Plus。10GB以上のプランであれば無料で利用することができ、データ容量を使い切った後や節約モードに切り替えた後も1.5Mbpsで利用できるというサービスです。
1.5Mbpsあれば、SNS、音楽ストリーミングは問題なく使えますし、Youtube等の動画も標準画質であれば視聴することができる速度。毎月そこまで容量に気を使わずに使うことができるので割と便利です。
LINEMO(速度制限後も最大1Mbps)
LINEMO | |
料金 | 20GB:2,728円 |
通話オプション | 5分以内無料:550円 かけ放題:1,650円 |
使用回線 | ソフトバンク |
制限時 最大通信速度 |
1Mbps |
- データを使い切った後でも最大1Mbpsで通信可能
- 1年間、5分以内の通話定額が無料
- 回線品質◎、時間帯による速度制限もなし
ソフトバンクが出している格安プランであるLINEMO。ソフトバンク回線を使うので回線品質は問題なし。MVNOタイプの格安SIMに比べて、速度や安定性も高いですし、時間帯による制限もありません。
プランは20GBまでですが、データ容量を使い切った後でも最大1Mbpsでの通信が可能なので、標準画質での動画視聴などであれば使い続けることができる格安SIMです。
また他のキャリアタイプの格安SIMに比べて、キャンペーンなどが豊富なのも大きな特徴。特に他社からの乗り換えだとかなりお得です。
まとめ:20GB以上使いたい場合は使い方によって格安SIMを選ぼう
安定した高速通信、常にストレスなく使いたいならahamo(100GB)やY!mobile(30GB)。
20GB以上の大容量を使いたいけど安く抑えたいなら楽天モバイル。
動画視聴、SNSができればOKというのであればmineo。
といったように、一言で20GBでは足りないといっても、使い方によって選ぶべきものが変わってきます。
ぜひ自分の用途にあった格安SIMを選んでみてください。