最近耳にすることが多くなった「ギガ」という言葉には、どんな意味があるのでしょうか。ギガという言葉は、元々はハードディスクなどの記録媒体の「容量」を示す言葉でした。
しかし、現在ではスマホの「通信量」を表現するときに、ギガという言葉が使われるようになっています。例えば、「ギガが足りない」「ギガを消費しない」といった感じです。
スマホの料金プランを契約するときも、ギガがどれくらいあるかはとても重要になります。普段どんなアプリをどれくらい使うかによって、必要なギガも変わってくるからです。
そこで本記事では、「ギガ」という言葉の意味やスマホでどれくらいのギガが必要なのかについて、分かりやすく解説します。
スマホの「ギガ」って何?
スマホでよく見かける「ギガ」という言葉は、実は使用する場面によって意味が変わってきます。
そのため、ギガがどんなことを意味しているのか分からず、ややこしくなってしまうことがあるかもしれません。
まずは、ギガという言葉の意味や、どのようなときにギガという言葉を使うのかについて、重要なポイントを詳しく見ていきましょう。
「ギガ」はデータの大きさの単位「GB」のこと
ギガとは「ギガバイト(GB)」のことで、データの大きさの単位を表す言葉です。1ギガバイト、3ギガバイト、10ギガバイトのように、数字が大きいほどデータ増えます。
ギガバイトの「バイト」は、そのデータ量を示す最も小さな単位で、ギガは「10億」を示す接頭辞です。つまり、10ギガバイトは10バイトの1億倍ということ。
データサイズの単位は、バイト(B)、キロバイト(KB)、メガバイト(MB)、ギガバイト(GB)、テラバイト(TB)というように増えていき、それぞれ次のように1,000倍ずつ大きくなります。(※1)
単位 | バイト換算 |
キロバイト(KB) | 1,000バイト |
メガバイト(MB) | 1,000,000バイト |
ギガバイト(GB) | 1,000,000,000バイト |
テラバイト(TB) | 1,000,000,000,000バイト |
本来の「ギガ」という言葉はギガバイトの略であり、メガバイトやテラバイトのように、データサイズの単位を示す表現のひとつに過ぎません。
スマホなどのストレージ(記録媒体)の容量を表す場合もこれと同じ意味になりますが、近年ではネットのデータ通信量そのものを表現するときにも使われるようになっています。
それぞれの場合でギガという言葉を使ったときに、どのような意味になるのかという点について、さらに詳しく見ていきましょう。
(※1)コンピューター内部の世界では2進数を扱うため、2の10乗つまり1,024倍として扱います。しかし、コンピューター以外の分野では、国際単位系(SI)において必ず1,000倍であるものとして定められており、ストレージ容量なども1,000倍として表示されているので注意が必要です。しかし、それでは話がややこしくなってしまうため、本記事ではすべて1,000倍として扱います。
スマホに保存できるストレージ容量を表す場合
スマホのストレージの容量を示すときには、先ほどと同じような意味で「ギガ」という言葉を使います。
「ストレージ」とは記録媒体、つまりSDカードやUSBメモリ、ハードディスクドライブなどのことです。
こういったストレージ機器には、データを無限に保存できるわけではありません。それぞれに記録できるデータの上限値が決まっており、それを「容量」と呼びます。
例えば、SDカードの容量が32GBの場合は、32GB分のデータをそのSDカードに保存できるということです。(※1)
このように、ストレージ(記憶媒体)の容量に対して「ギガ」と表現する場合は、あくまでデータサイズの「単位」として、ギガという言葉を使っています。
(※1)厳密にはUSBメモリ内部のデータや記録位置の調整などがあるため、32GBより少なくなります。また、コンピューターでストレージ容量を表示する場合は、前述した単位計算の違いから、容量の数値は微妙に低く表示されることに注意が必要です。
ネットのデータ通信量を表す場合
スマホの「データ通信量」そのものを表す場合にも、「ギガ」という言葉が使われるようになっています。こちらは少し分かりづらいので、じっくり見ていきましょう。
スマホを契約する場合は、いくつかの料金プランの中から選ぶことになりますが、それぞれのプランで1か月あたりにどれだけネットを使えるか決まっています。
ネットを使うときは、あらゆる場面で「通信」つまりデータの送受信が発生することが重要です。
この記事をクリックしたときも、テキストや画像などを読み込むために、一定量の通信が行われました。
こういった文字や画像、動画などのデータには、それぞれにサイズがあります。テキストなら10,000文字でも40KB程度しかありませんが、動画なら10分程度でも100MB近く消費することもあるなどその大きさはデータの形式よって替わります。
データ通信量3GBのプランでは、こういった通信を1か月あたり3GBまで行うことが可能です。
スマホの「ギガ」という言葉が分かりづらいのは、データ通信量の「単位」だけではなく、データ通信量そのものを「ギガ」と呼んでいるからです。
例えば、よく「ギガが減る」「ギガが足りない」という表現を耳にすることがありますが、この「ギガ」はデータ通信量そのものを表します。
つまり、「ギガが減る」は「通信容量が減る」、「ギガが足りない」は「通信容量が足りない」ということ。
通常は体重が減ることを「体重が減る」や「体重が1キロ減った」と言いますが、これを「キロが減る」というようなものです。
こういった「ギガ」の使い方は、日本語としては不自然な表現ではありますが、通信量を示す分かりやすい表現だと言えるでしょう。
本記事ではストレージに関するものではなく、こちらの通信量を示す「ギガ」について、詳しく解説していきます。
「ギガ(通信量)」が足りなくなったらどうなる?
スマホを使う上で気になるのは、もしギガが足りなくなったらどうなってしまうのか、ということですよね。
ギガが足りなくなる、つまり料金プランのデータ通信容量を使い切ったからといって、基本的にはネットを使えなくなるわけではありません。
ただし、ギガ不足になると事業者より「通信制限」を掛けられて、翌月まで低速での通信しかできないようになります。
例えば、3GBの料金プランを契約している場合、1か月の通信量が3GBを超過した時点で通信制限が発動してしまうのです。
通信制限で具体的にどれくらい速度が下がるのかについては、契約している事業者ごとに条件が異なります。
制限下でも比較的快適に使えるものもあれば、最低画質での動画視聴も難しいほど遅くなってしまうものもあるなど様々です。
通信制限を解除する方法はただひとつで、通信容量をチャージ(追加)する有料オプションを使って、ギガを増やすしかありません。
もしチャージオプションが用意されていない場合は、残念ながら翌月まで低速通信で過ごすことになってしまいます。
WiFiを使うとスマホの「ギガ(通信量)」は消費しない
スマホの通信容量は、使うごとにどんどん消費されていき、使い切ると通信制限を掛けられる点が不便です。
しかし、そういったギガの制限を無視できる抜け道があります。それは「WiFi」に接続してネットを使うことです。WiFiとは無線LAN通信のことで、スマホなどの端末をWiFiルーターに接続して、ネットを使えるようになります。
スマホの料金プランで契約するのは、あくまでスマホの「モバイル通信」を行う分だけであり、WiFiについてはいっさい関係ありません。(※1)
つまり、スマホをWiFiに繋げてネットを使えば、スマホのギガが消費されることはないということです。
ただし、ポケットWiFiなどで通信量の制限があるものを使用していて、そちらでスマホを使う場合は、ポケットWiFiのギガが減ることになるので注意してください。
あくまで自宅の固定回線や屋外のWiFiスポットなど、通信量が無制限のWiFiを使う場合は、ギガの心配をせずに使うことができるということです。
スマホを自宅のWiFiに繋げるというのは、ギガを節約するために極めて有効な手段なので、ぜひ試してみてくださいね。
(※1)スマホにタブレットやPCなどを接続する「テザリング」は、スマホのモバイル電波を使うのでスマホのギガが消費されます。
【通信量別目安】スマホの契約、1カ月に何ギガ必要?
スマホを契約するときにとにかく悩むのが、データ通信量がどれくらいの料金プランを契約するかですよね。
通信量については普段ネットをどのように使うか、どれくらい使うかによって全く異なるので、次の5つのパターンに分けて検証していきましょう。
- 1GB未満
- 1~2GB
- 3~5GB
- 6~10GB
- 10GB以上
上記の中から自分に当てはまるものが見つかれば、契約すべきプランがだいぶ絞り込めるはずです。
それぞれの通信容量について、どんな使い方をする人に向いているのか、詳細を見ていきましょう。
1GB未満|ほぼ待ち受け状態でメールやLINEなどのメッセージ機能がメイン
500MBなど1GB未満の料金タイプは、スマホでネットを使うことがほとんどなく、メールやLINEなどでメッセージの送受信を行うことがメインの人向けです。
500MBの通信量でできることは次のようになります。ひとつずつ詳細を見ていきましょう。
500MB | |
メール | 1,000通 |
LINE | 25万通 |
LINE通話 | 2.5万時間 |
メールの送受信やLINEのやりとりではまず通信制限になることはありません。
万一なったとしても、テキストメッセージを送るだけであれば通信制限下の低速状態でも利用できるため、あまり気にする必要はないでしょう。
ちなみにLINEでの音声通話でも2.5万時間利用できるので、電話での通話の代わりにすることも可能です。
スマホは電話がメインの場合や、メールやLINEでのメッセージ送信しか使わないのであれば、1GB未満の料金プランでも大丈夫でしょう。
1GB未満のプランで十分な人は以下のような人です。
- サブ機のランニングコストをなるべく抑えたい人
- LINEやメールなどのメッセージの利用がメインの人
- 1カ月に何回かLINEなどの音声通話を使用する人
- 地図などの検索やニュース記事を月に数回程度使用する人
1~2GB|LINEの通話・画像送受信や、ニュース・地図などの簡単な検索がメイン
1GB~2GBの料金プランは、メールやLINEに加えて、画像の送受信やニュースサイトの閲覧など、ネットを少し使いたい人に向いています。
1GBの通信量でできることは次のとおりです。それぞれの項目について、詳細を見ていきましょう。
1GB | |
メール | 2,000通 |
LINE | 50万通 |
LINE音声通話 | 5万時間 |
LINEビデオ通話 | 1時間40分 |
LINE画像送受信 | 50回~10,000回 |
ニュース閲覧 | 3,300ページ |
GoogleMap検索 | 133時間 |
メールやLINEのメッセージ機能については、先ほどの500MBのときの倍くらい使えるようになります。
1GB未満でも十分だったメッセージや音声機能はもちろんですが、ビデオ通話も少しなら利用可能。
ただしビデオ通話は1時間で580MBと通信量がかなり多くなるため、テレワークなどで長い時間使いたい場合は1GBでは全く足りないので注意しましょう。
画像の送受信は画質によって異なります。ただしLINEではどんなに画質のいいものでも最大20MBに圧縮されて送信されるので、1GBではだいたい50枚程度は送ることができるでしょう。
ニュースサイトやマップもほぼ問題なく利用することができます。
ビデオ通話や動画の送受信は通信量が大きいので、頻繁に利用する人は通信量を増やす方が良いでしょう。
1GB~2GBのプランで十分な人は以下の通り。
- ニュースや地図の閲覧など簡単なネットの検索を毎日利用したい人
- LINEやメールなどのメッセージの利用がメインの人
- LINEなどの音声通話をよく使用する人
- 画像の送受信をしたい人
3~5GB|テキストメインのSNSや簡単なゲームアプリの使用も可能
3GB~5GBの料金プランは、テキストメイン主体のSNSや、単純なゲームアプリなどを使いたい人におすすめです。
3GBと5GBの通信量でできることは次のようになっています。それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
3GB | 5GB | |
12時間 | 20時間 | |
5時間 | 8時間 | |
パズルゲーム | 3,000時間 | 5,000時間 |
位置情報ゲーム | 300時間 | 500時間 |
TwitterやInstagramのようなSNSは、画像やテキストを何度も更新するためそこそこ通信量が必要です。
ただしテキストメインのTwitterと、画像メインのInstagramでは使用できる時間に差があります。
どちらにせよ長時間使用する場合はWiFiの利用が必須ですが、外出先や移動中に1日10分程度使うというのであれば、3~5GBの契約でも十分対応できます。
またゲームは通信量が多いと思われがちですが、パズドラやツムツムのようなパズルゲームや、ポケモンGOなどの位置情報を使用したゲームは通信量が少ないので少ない容量で楽しめます。
ただしゲームアプリの更新では一気に数百MBの通信量を消費することも珍しくないので、更新はWiFiのある環境で行うのがいいでしょう。
3GB~5GBのプランがおすすめな人は以下の通り。
- LINEの通話やメッセージ機能、画像の送受信を日常的に利用したい人
- ネットの検索を気兼ねなく行いたい人
- 通信量の少ないゲームを使いたい人
- 外出先でもSNSを1日10~30分程度使いたい人
6~10GB|画像や動画メインのSNS、動画を見たり送受信する、音楽ストリーミングサービスなど
6GB~10GBの料金プランは、画像や動画がメインのSNSや、動画や音楽の配信サービスなどを使いたい人に向いています。
6GBと10GBの通信量でできることは次のとおりです。それぞれの項目の詳細を見ていきましょう。
6GB | 10GB | |
24時間 | 40時間 | |
10時間 | 10時間 | |
20時間 | 32時間 | |
Youtube(標準画質) | 16時間 | 27時間 |
Youtube(高画質) | 5時間 | 9時間 |
Sportify | 960曲 | 1,600曲 |
SNSを1日あたりに使える時間は、Twitterは6GBだと50分、10GBでは80分です。Instagramは10GBあっても1日30分くらいしか使えないので、WiFiなしだと少し物足りないかもしれません。
Youtubeでの動画閲覧は画質設定によって大きく異なり、10GBあれば標準画質なら1日50分くらいは視聴できますが、高画質設定では20分くらいしか見られません。
音楽ストリーミングサービスは、1曲あたりの容量は大きくありませんが、かけ流す場合はそれなりの通信量を消費します。
とはいえ、6GBの容量でも1曲4~5分くらいの曲を高音質設定で1日30曲、合計2時間半ほど流せるので、十分に使えると言えるでしょう。
InstagramはSNSの中でもトップクラスに通信量が大きいので、10GBの料金プランでも使用時間には注意する方が良さそうです。
6GB~10GBのプランがおすすめな人は以下の通り。
- 外出先でもSNSを1日30分~1時間程度使いたい人
- 外出先でも動画を1日30分~1時間程度使いたい人
- 通信量の少ないゲームを使いたい人
10GB~|WiFiがない状態で動画やSNSを見る、ゲームをする機会が多い人向け
10GB以上の料金プランは、自宅にWiFiがない環境でも動画をたくさん視聴したり、大容量のゲームを頻繁にプレイしたりする人に向いています。
20GBと30GBの通信量でできることは次のとおりです。それぞれの項目の詳細を見ていきましょう。
20GB | 30GB | |
32時間 | 48時間 | |
Youtube(高画質) | 18時間 | 27時間 |
オンラインゲーム | 200時間 | 300時間 |
LINEビデオ通話 | 34時間 | 52時間 |
30GBの通信容量があれば、ギガの消費が激しいInstagramでも1日1時間30分くらいは使えるので、たくさん画像などのやりとりをしたい人でも問題ないでしょう。
Youtubeの高画質設定での閲覧も、やはり30GBあれば1時間くらいは使えるようになります。ただ、毎日何時間も視聴することはできません。
アクションやRPG要素の強い「PUBGモバイル」や「グラブル」などのゲームは、通信量が多く1時間あたりの通信量が100MB程度必要です。
とはいえ、これらのゲームでも20GBあれば1日6時間はプレイできるので、オンラインゲームを使用する用途なら十分だと言えるでしょう。
1GBの通信容量では毎日使うことは不可能だったLINEのビデオ通話機能も、30GBあれば1日1時間半くらいは使えます。これは他のビデオ通話アプリでもだいたい同じなので、週に一回テレビ会議があるといったときも20~30GBの通信量があれば安心ですね。
高画質動画の視聴やビデオ通話などをWiFi環境なしで楽しみたいなら、少なくとも20GB~30GBくらいの料金プランが必要になりそうです。
10GB以上のプランが必要な人は以下の通り。
- 外出先で高画質動画を見たい人
- WiFiが自宅になく、動画やゲームをしたい人
- WiFiの無い状態で長時間ビデオ通話を利用する機会のある人
スマホの「ギガ(通信量)」の注意点
スマホのギガを考えるにあたっては、アプリ単体の通信量と同じくらい、次の5点にも注意する必要があります。
アプリの更新は「ギガ(通信量)」をたくさん使う。バックグラウンド更新にも注意
スマホにインストールした各種アプリは、起動していないときでも自動的に更新を行い、データ通信が発生していることがあります。
そのためアプリの自動更新やバックグラウンド更新を無効化することで、ギガを節約することが可能です。
バックグラウンド更新をオフにしたからといって、劇的にギガの消費が抑えられるわけではありませんが、少しでも節約したい場合はぜひ設定を変更しておきましょう。
データやアプリはダウンロード前に「ギガ(通信量)」の大きさを確認!
スマホのモバイル通信を使ってデータやアプリをダウンロードする場合は、事前に必ずファイルのサイズを確認するようにしましょう。
ファイルサイズはダウンロードするページに必ず表示されているはずです。例えば、ファイルサイズが100MBの場合は、最低でも100MB以上の通信量が必要だということ。
あらかじめ通信量を確認せずにダウンロードすると、大容量の通信が予期せず発生して、すぐにギガがなくなってしまうかもしれません。
ダウンロードを途中でキャンセルしたとしても、すでにダウンロードした分のギガは元に戻らないので、必ず最初に確認しておくようにしましょう。
大容量のデータやアプリをどうしてもダウンロードしたい場合は、できるだけWiFi環境で行うことをおすすめします。
OSのアップデートにも「ギガ(通信量)」が必要な場合がある
iPhoneやAndroid端末にはOSが組み込まれています。OSとは「オペレーティングシステム」のことで、端末のあらゆる動作をコントロールするソフトウェアのことです。
このOSは定期的にバージョンアップが行われているため、適宜アップデート作業を行う必要があります。
しかし、OSをアップデートするときは必要なデータをダウンロードするため、通信が生じることがあるのです。
大規模なアップデートの場合はかなりのギガを消費することがあるので、事前にギガの残量やアップデートファイルのサイズなどを確認しておくと良いでしょう。
フリーWiFiは便利だけどセキュリティに不安があるので要注意
スマホのギガを節約する効果的な手段として、公共の場所に設置されている「フリーWiFi」を使うというテクニックがあります。
フリーWiFiは文字通り無料で使えるので、どれだけネットを使ってもギガを消費することがありません。
しかし、こういったフリーWiFiは誰でもアクセスできるので、セキュリティ上の不安があります。
例えば、大切な個人情報やクレジットカード情報などを盗まれて、悪用されてしまうといったリスクがあるのです。
そのため、外出先でフリーWiFiを使用する際は、実名で登録してあるSNSやショッピングサイトなどの使用は控えるようにする方が良いでしょう。
Youtube動画の閲覧などの場合はリスクは低めになりますが、それでも用心するに越したことはありません。
フリーWiFiのセキュリティが気になる場合は、プライベートネットワークで接続できる「VPNオプション」や、「ギガぞうWiFi」の有料プランなどを検討してみましょう。
通信量は各契約会社のマイページやスマホの設定から確認しましょう
スマホを使うときに常に気になるのが、すでにどれくらいのギガを消費したか、ということでしょう。
ギガの消費量の確認は、契約しているキャリアや格安SIM事業者のマイページ画面や、スマホの設定画面などから確認することができます。
マイページ画面での確認方法は、ログインしてステータス画面などを表示すれば確認することが可能です。
ただ、マイページへのアクセス自体でもギガが消費されるので、できればオフラインでも確認できる方が良いですよね。
iPhoneでは「設定」アプリから「モバイル通信」へ進むと、「使用状況」の項目に現在どれくらい通信量を消費しているか確認できます。
ただし、iPhoneの種類や契約している事業者によっては、表示されないことがあるので注意が必要です。
Androidの場合は端末によって異なりますが、ほとんどの場合は「設定」アプリから「ネットワークとインターネット」へ進み、「モバイルネットワーク(もしくはデータ使用量)」を選択すると通信量が表示されます。
上記の方法でギガの消費状況を確認して、スマホのギガを効果的に節約できるようにしましょう。
まとめ
ギガは基本的にはデータの大きさを示す単位ですが、最近はスマホの通信量自体を「ギガ」と呼び、「ギガが減る」といった表現をするようになっています。
スマホを契約するときは、どれくらいの通信量のプランを契約するかがとても大切で、容量が足りないとギガ不足になって通信制限を掛けられてしまうことに。
特に、Youtubeの高画質動画を頻繁に視聴したり、Instagramやビデオ通話などをよく使ったりする場合は、最低でも10GB~20GB以上のプランは必要になるでしょう。
しかし、モバイル通信のデータ容量には限界があるので、設定を変更して余計なギガを消費しないようにするか、できるだけWiFiを使うようにすることが重要です。