WiMAXはUQコミュニケーションが提供する「高速モバイルデータ通信ができる回線」の一種。
WiMAX回線を契約するにはUQWiMAXなどのプロバイダと契約する必要があります。
しかしWiMAXのプロバイダは現在20社以上。それぞれが独自のプランを提供しています。
今回は、WiMAXのプロバイダの料金やキャンペーンなどを比較しながら紹介していきます。
WiMAXには種類がたくさん、そして料金やキャッシュバックは全然違う
WiMAXのプロバイダはたくさんあるため、どれを選べばいいかわからないという人も多いのでは?
まずはプロバイダによって何が違うのか、比較ポイントを確認しましょう。
プロバイダが違うと何が違う?
プロバイダと聞くと固定回線のプロバイダをイメージする人も多いかもしれませんが、WiMAXでは少し意味合いが異なります。
まずは契約するプロバイダによって異なる点から見ていきましょう。
- 料金
- キャッシュバック(金額・時期)
- 契約期間/違約金
- サポートの充実度
- 無料対象機種
- 解約方法
- 支払い方法
料金|月額料金や初期費用、オプション料金などが違う
WiMAXでは毎月支払う月額料金が各プロバイダごとに異なります。
広告で表示されている料金は最初の数カ月のみ適用で通常の月額料金は高額であったり、契約期間が長く違約金が高いといったケースもあるため、料金を比較する際は契約期間内の総額や実質月額料金を用いるのが確実です。
初期費用は、加入した月にかかる事務手数料で、ほとんどのプロバイダが3,000円。
ただし中にはプランによって独自の手数料を設定している場合があるため注意しましょう。
また数100円程度ですが、端末補償やセキュリティなどのオプションの月額料金にも差があります。
長く使っているとほんの少しの差が大きくなることもあるため、決め手に欠けるときは参考にするといいでしょう。
キャッシュバック|金額はもちろん、受け取り時期や受け取り方法にも注意
WiMAXのプロバイダは独自にキャッシュバックキャンペーンを行っていることがあります。
中には契約するだけで30,000円以上もの特典が受け取れる場合も。
ただしキャッシュバックはその金額だけではなく、受け取り方や適用時期もプロバイダによって異なるため注意が必要です。
たとえばWiMAXの人気プロバイダであるGMOとくとくBBWiMAXは35,000円近いキャッシュバックを行っていますが、受け取りは契約から11カ月後と忘れてしまいそうな時期。
対してBIGLOBE WiMAXではキャッシュバック額は15,000円と減ってしまう代わりに、翌月には受け取りができます。
自分の都合などに合わせて確実に受け取れるキャッシュバックを選びましょう。
契約期間と違約金|契約期間なし~3年契約まで
WiMAXのプロバイダは契約期間なし、1年、2年、3年の契約ができますが、多くのプロバイダはキャッシュバックなどの特典を適用するために3年契約を条件としています。
さらに、契約期間内に解約した場合の違約金もそれぞれ異なります。
WiMAXの本家であるUQ WiMAXは違約金1,000円ですが、他プロバイダでは1年目違約金が19,000円、2年目14,000円、3年目以降9,500円ととても高額な場合も。
さらにプロバイダによっては別途キャンペーン違約金がかかることもあるため注意しましょう。
サポートの充実度|店舗の有無やマイページの充実度などにも差がある
端末が壊れてしまったり、不具合があったときに大事なのはプロバイダのサポート力です。
WiMAXのプロバイダの多くは店舗をかまえておらず、WEBや電話でのみの対応となるケースがほとんど。
そのため電話受付の対応時間帯が長かったり、疑問点を解決できるチャットサービスがあるプロバイダを選んでおくのがいいでしょう。
また、WEB上に通信量や料金が確認できるマイページが設置されているかどうかも、プロバイダを選ぶ際にはチェックしておきたいポイントです。
無料対象機種|機種代金がかかる場合もあり
WiMAXのルーターの価格は15,000円~20,000円程度で各プロバイダによって異なります。
中には端末代金を1円や無料で提供している場合もあるため、初期費用を抑えたい場合は、端末無料のプロバイダを選ぶのがいいでしょう。
ただし、一見端末代金が無料に見えても途中解約時に残債を請求されることもあります。
プロバイダごとの規約をよく読んでおきましょう。
解約方法|解約が電話のみだとつながりにくいことも
キャリアの解約は店舗で行うイメージが強いですが、ショップを持つプロバイダが少ないWiMAXの解約は電話やWEB上で行う場合が多いです。
わざわざ出かけなくてもいいため一見便利ですが、中には電話でしか解約できないのにつながらず、何分も待たされたというケースもあるため要注意。
いざ解約するときになって、解約方法がわからないということにならないように、公式サイトなどに解約方法がわかりやすく書いてあるプロバイダを選んでおくと安心です。
支払方法|クレジットカードが主流。一部プロバイダで口座振替対応
WiMAXのプロバイダは基本的にクレジットカード払い。
しかしUQ WiMAX、BIGLOBEWiMAX、BroadWiMAXの3つでは口座振替が可能です。
UQWiMAX | BIGLOBE WiMAX | Broad WiMAX | |
口座振替 手数料 |
0円 | 200円 (1年間で2,400円) |
200円 (3年間で7,200円) |
初期費用 | 18,000円 | 22,200円 | 21,857円 |
月額料金 | 3,880円 | 3,980円 | 3,656円※ |
特典 | × | 10,000円キャッシュ バックなど適用可能 |
× |
※3年間の月額費用平均
ただし月額料金とは別に振替手数料がかかってしまったり、キャンペーンが適用できなくなることもあるため注意しましょう。
プロバイダが違っても同じことって何?
料金や契約期間などがプロバイダによって差がある一方で、契約先が変わっても変化のないものもあります。
- 利用回線
- プラン(通信容量/通信制限)
- 通信速度
- 通信エリア
利用回線
WiMAXのルーターには「ハイスピードモード」と「ハイスピードプラスエリアモード」の2つのモードがあります。
それぞれのモードで使用できる回線は以下の通りです。
回線 | |
ハイスピード |
・WiMAX2+ |
ハイスピード プラスエリア |
・WiMAX2+ ・au 4G LTE |
ハイスピードプラスエリアモードではWiMAX2+回線に加え、auの4GLTE回線も利用することができます。
端末によっては2つの回線を合わせて使うキャリアアグリゲーションという技術により、さらに高速な通信を可能にしているため、ハイスピードモードだけでは速度が物足りないといった場合に使う人も多いです。
キャリアアグリゲーションとは
複数の周波数帯の電波を束ねてデータ通信を行う技術。帯域幅を広げるとその分高速な通信が可能。またひとつの帯域で通信が行えなくても別の帯域を使用することができるため通信が安定するメリットもある。
(引用:UQWiMAX公式サイト)
ただしこのau4GLTE回線を利用するためのLTEオプションには基本料金とは別に月額1,000円が必要です。
3年以上の長期契約の場合は、このオプション料金が無料となることもあるので、プラスエリアモードを日常的に使用するのであれば、そういったプロバイダを選んでおくといいでしょう。

WiMAXのハイスピードプラスエリアモードって?通信速度はどれくらい速くなる?
プラン(通信容量/通信制限)
WiMAXのプランは2種類。月間の使用量上限7GBまでのものと、無制限で使用できるものとがあります。
各プロバイダによっては、無制限プランしか扱っていないことがありますが、月額料金以外のプランの内容はすべて同じです。
無制限プラン | ライトプラン | ||
月間 通信 |
上限 | 無制限 | 月7GB |
速度 | ー | 超過で128Kbps | |
短期 通信 |
上限 | 3日10GB | ー |
速度 | 翌日18時~26時 1Mbps |
ー | |
LTE 通信 |
上限 | 月7GB | |
速度 | 超過で128Kbps |
無制限プランは月間の通信量上限は無制限ですが、3日間の通信量合計が10GBを超えた場合翌日の夜間に限り1Mbpsになる短期制限があるため使いすぎには気を付けましょう。
ちなみに1Mbpsの速度はYoutubeの標準画質が見られる程度。詳しい目安はこちらの記事を参考にしてください。

通信速度1Mbpsってどれくらい使えるの?できること、できないことの目安を解説
さらに、ハイスピードプラスエリアモードで利用できるau4GLTEは月に7GBまで。
こちらは制限にかかってしまうと翌月まで最大速度が128Kbpsとテキストメッセージしかやりとりができない状態になってしまうため気を付けましょう。
通信速度
たとえば格安SIMや光回線であれば事業者ごとに借りている回線の種類や規模が異なり、価格だけを重視して契約した結果、使い物にならないような速度しかでなかったということがあります。
一方WiMAXのプロバイダは、あくまで回線の販売窓口の役割しか果たしていません。
そのためどのプロバイダと契約しても、ほぼ同じ速度で利用することが可能です。厳密には設備の違いが多少ありますが、著しく速度に違いが出ることはないでしょう。
実際UQ WiMAX公式でもプロバイダによる速度の違いはないと、回答されています。
そのため価格やキャンペーンを重視してプロバイダを選ぶことが可能です。
ただしルーターの種類によっては速度に差が出るため、なるべく最新の端末を選ぶようにしましょう。
通信エリア
通信速度同様、通信可能なエリアもWiMAX回線であればすべて同じです。
UQ WiMAXの公式サイトから住んでいる地域のエリアを確認することができるので、契約前には必ず調べておきましょう。(ピンポイントエリア判定)
ハイスピードモード(WiMAX2+)
ハイスピードプラスエリアモード(au4GLTE)
ピンポイントエリアで〇判定が出た場合にも、建物など環境によってはつながりにくくなってしまう可能性もあります。
要注意!こんな人はWiMAXではなく違うポケットWiFiを使うべきかも
4GLTEよりも速い通信が可能なWiMAXですが、実はすべての人におすすめできるわけではありません。
あらかじめデメリットを把握していないと、契約したのにまったく使えなかったり、速度が思ったように出なかったりということに。
WiMAXをおすすめできないパターンをまとめました。
頻繁にエリア外に行く
WiMAXは各キャリアのLTE回線に比べて、通信できるエリアが狭くなっています。
エリアは公式サイトで確認できるので比較してみましょう。赤くなっている部分が通信可能範囲です。
三大都市圏ではだいたいキャリアのLTEと同じくらいのエリアであることがわかります。(例:関東エリア)
しかし、地方では山間部などでエリアが狭くなっており、通信することができないのが現状です。(例:北海道)
またエリアに入っているものの圏外だったりという場合も地方の場合は多々あります。
そのため地方での利用をメインに考えている場合には、WiMAXよりLTEのポケットWiFiの方が相性がいいでしょう。
実際に無制限LTE系ポケットWiFiのどんなときもWiFiとWiMAXをもって全国で色々と測定してみましたが、どんなときもWiFiは繋がるけどWiMAXは繋がらないという場所は正直非常に多いです。


ポケットWiFiのエリアって?WiMAXはドコモやソフトバンクに比べて狭いって本当?
エリア内でも頻繁に利用する場所の電波が悪い
まずWiMAX回線とLTE回線の違いについて解説しましょう。
2つの回線の違いは周波数にあります。
WiMAX | 2.5GHz帯 |
LTE | 700~900MHz帯 |
電波の周波数は高くなればなるほど直進性が増し、速くたくさんのデータを送れる代わり、障害物を回り込むことができず電波が減衰しやすくなってしまいます。
LTE回線はプラチナバンドと呼ばれる帯域で、電波が障害物を回り込みやすく通信が安定するのが特徴。
一方で、LTEに比べ高周波数帯のWiMAX回線は、電波の速度が速い代わりに障害物を避けることができず、通信が安定しないのがデメリットです。
そもそも電波には金属やコンクリートで反射し、水に弱く(吸収、散乱)、木やガラスは通過するという性質があります。
WiMAXでは地下や屋内、ビルといった周囲をコンクリートや金属で囲まれている環境ではせっかくの速度を発揮することができず、むしろ通信が安定しない分LTEより遅くなってしまうことも。
日常的にこれらの場所で利用する場合はWiMAXよりLTEの方が安定した通信ができる可能性があるため注意しましょう。

WiMAXの電波は弱い?LTEに比べるとビルなどの建物は若干苦手という特徴
キャッシュバック込みのTOTAL料金を徹底比較!最もWiMAXはどれ?
WiMAXプロバイダの広告は初月最低料金の記載しかしていない場合が多く、本当に安いプロバイダは計算してみないとわかりません。
今回は3年間の月額費用と、受け取り可能なキャッシュバック、初月にかかる手数料、加入必須オプション費用、端末代金から実質かかる月額料金を比較しました。
(料金計算方法:(月額料金×36ヶ月分+手数料・オプション費用・端末代金ーキャッシュバック)÷36)
料金(実質月額) | 割引額 | 端末代 | |
UQ WiMAX |
4,252円 | WX05 3,000円 |
15,000円 |
Broad WiMAX |
3,656円 ※3,128円 |
0円 ※19,000円 |
0円 |
GMO とくとくBB |
【月額割引】3,476円 【CBあり】3,377円 |
34,700円 | 0円 |
BIGLOBE WiMAX |
4,228円 | 15,000円 | 19,200円 |
カシモ WiMAX |
3,714円 | 0円 | 0円 |
@nifty WiMAX |
4,394円 | 0円 | 1円 |
JP WiMAX |
3,465円 | 10,000円 | 0円 |
クラウド モバイル |
3,465円 | W05以前 10,000円 |
0円 |
BIC WiMAX | 4,366円 | 店舗に よる |
15,000円 |
YAMADA air mobile |
4,366円 |
店舗に よる |
15,000円 |
ワイヤレス ゲート |
4,096円 | WX05 10,000円 |
15,000円 |
KT WiMAX |
4,366円 | 店舗に よる |
15,000円 |
最も費用が安いのはGMOとくとくBBWiMAXのキャッシュバックプラン。
※ただBroadWiMAXは他社から乗り換える際に最大19,000円の違約金負担をしてくれる為、乗り換える前提ならば実質月額料金は3,128円となり最も安くなります。
次いでJPWiMAXとクラウドモバイルWiMAXですが、JPWiMAXでは新端末が数カ月届かないという問題が起きているなど注意が必要です。
一方クラウドモバイルWiMAXはW06、WX05の最新端末が契約できないというデメリットがあります。
料金比較だけでは見えないメリット、デメリットもふまえて、特におすすめなプロバイダを次の項目で紹介しています。
おすすめWiMAXランキング、総合的に良いのはどのプロバイダ?
料金やサービスなどを総合的に見た場合のおすすめプロバイダをランキングで紹介します。
1位|GMOとくとくBBWiMAX|キャッシュバックか月額割引を選択可能
GMOとくとくBBWiMAX |
|
総合評価 | ★★★★★ |
料金 ★★★★★ |
・【月額割引】実質月額3,476円 ・【CBあり】実質月額3,377円 ・端末代金無料 |
キャンペーン ★★★★★ |
・34,700円キャッシュバック(11カ月目) ・友人紹介6,000円プレゼント |
サービス ★★★ |
・WEB解約可 ・クレカ払い |
契約期間 ★★★ |
・3年契約 |
GMOとくとくBBWiMAXはWiMAXの中で最も料金が安いプロバイダ。
特にキャッシュバックが魅力のプロバイダですが、実は月額割引も選ぶことが可能です。
総額ではキャッシュバックプランの方が安いものの、もらい忘れが怖いという場合は月額割引を選ぶといいでしょう。
さらにGMOとくとくBBWiMAXでは契約から20日以内であれば違約金なしでキャンセルも可能。
他プロバイダのキャンセルまでの日数は8日の場合が多いため、それに比べると使用感をしっかり試したうえで契約を決められる点が魅力ですね。
【GMOとくとくBBWiMAXのメリット】
- キャッシュバック額が大きい
- 友達紹介でさらに紹介特典がもらえる
- 月額料金割引も選択可能
- 申込から20日以内ならキャンセルOK
- 端末代金無料
【GMOとくとくBBWiMAXのデメリット】
- キャッシュバックの受け取りまでの期間が長く、わかりにくい
- 3年契約しかない
- 初月オプション加入必須
- 支払方法はクレジットのみ

GMOとくとくBB WiMAXの料金や解約金、口コミ・評判まとめ。キャッシュバックと月額割引どっちがいい?
2位|BroadWiMAX|乗り換えの場合、違約金を19,000円まで負担
BroadWiMAX |
|
総合評価 | ★★★★★ |
料金 ★★★★★ |
・実質月額3,656円 ・端末代金無料 |
キャンペーン ★★★★★ |
・19,000円まで違約金負担 |
サービス ★★★★ |
・全国5か所店舗受取可 ・WEB解約可 ・クレカ払い/口座振替 |
契約期間 ★★ |
・3年契約 |
BroadWiMAXの魅力は他社や他プロバイダから乗り換えた際に、その違約金を負担してくれること。
最大19,000円まで代わりに支払ってくれるため、違約金の高いプロバイダからでも気軽に乗り換えることが可能です。
すでに違うWiMAXやポケットWiFiを使っていて違約金をフルで負担してもらった場合、実質月額料金は3,128円となり、1位にあげたGMOとくとくBBよりもお得になります。
また3年契約ではありますが、もし途中解約したくなった場合でも、どんなときもWiFiやネクストモバイル、光回線などBroadWiMAXの指定回線であれば違約金がかからず乗り換えすることができます。
WiMAXがいいか、それともどんなときもWiFiがいいか迷っている人はとりあえずこっちを使ってみればいいですね。
【BroadWiMAXのメリット】
- 違約金負担キャンペーン
- 口座振替可能
- 当日店舗受取可能
- 指定回線乗り換え時違約金なし
- 端末代金無料
【BroadWiMAXのデメリット】
- キャッシュバックがない
- 通常の違約金とは別に、2年以内解約でキャンペーン違約金が発生
- クレカ払い/3年契約以外は高額な初期費用がかかる
- 割引適用に初月オプション加入必須

Broad WiMAXの口コミ、評判を紹介!最安級月額料金と違約金負担キャンペーンは本当にお得?
3位|BIGLOBE WiMAX|1年契約ができるプロバイダ
BIGLOBEWiMAX | |
総合評価 | ★★★★ |
料金 ★★ |
・初月無料、月額3,980円 ・端末代金19,200円 |
キャンペーン ★★★★ |
・15,000円キャッシュバック(2カ月目) ・BIGLOBE会員月額200円引き |
サービス ★★★ |
・WEB解約可 ・クレカ払い/口座振替 |
契約期間 ★★★★ |
・1年契約 ・違約金1,000円 |
BIGLOBEWiMAXは2019年10月に改正された電気通信事業法により、UQWiMAXとともに大きくプランを変えたプロバイダのひとつです。
ポイントは契約期間が1年と短く違約金が1,000円であることと、端末代金19,200円が初回に必要であること。
前者はメリットですが、後者は端末無料なプロバイダが多い中で手痛いデメリットです。
ただしBIGLOBE WiMAXでは契約した翌月に10,000円のキャッシュバックを受け取れるため実質的な負担額は9,200円になります。
WiMAXにしたいけど、3年契約は長すぎる…と思っていた人には特におすすめのプロバイダです。
さらにBIGLOBE WiMAXでは口座振替が可能。
そもそも口座振替ができなかったり、キャンペーンが適用されないといったケースもある中、クレカ払いと同じプランで契約でき、キャッシュバックも適用されるので、口座振替で利用したい人にはうれしいですね。
【BIGLOBEWiMAXのメリット】
- クレカ払いと同じプランで口座振替可能
- 契約期間が1年
- 違約金が1,000円
- 10,000円のキャッシュバックが契約翌月に受け取れる
【BIGLOBEWiMAXのデメリット】
- 端末代金がかかる
- 月額料金が高い

BIGLOBE WiMAXの口コミと評判を調査!クレカと口座振替で変わるキャッシュバックと月額料金に注意
4位|カシモ WiMAX|旧端末での契約で月額料金が安くなる
カシモWiMAX | |
総合評価 | ★★★ |
料金 ★★★ |
・実質月額【新端末】3,714円 【旧端末】3,538円 ・端末代金無料 |
キャンペーン ★★★ |
・セゾンカード新規入会/支払いで 5,000円キャッシュバック ・アップル引っ越しセンターを利用 すると5,000円キャッシュバック |
サービス ★★ |
・解約は基本電話(メールも対応可) ・クレカ払い |
契約期間 ★★★ |
・3年契約 |
カシモWiMAXは旧端末W05に最安級プランという月額料金の安いプランがある珍しいプロバイダです。
ただし最安プランであってもGMOとくとくBBWiMAXのプランより実質月額が高くなってしまう点には注意が必要。
5,000円のキャッシュバックも用意されていますが、セゾンカード新規入会や引っ越しサービスの利用といった特殊な条件があります。
それらを利用できない場合には決定打に欠けるといえるでしょう。
【カシモWiMAXのメリット】
- 2年目までの月額料金が安い
- 旧機種用のプランがある
- 端末代金無料
【カシモWiMAXのデメリット】
- キャッシュバックに条件がある
- auスマートバリューmineが適用されない
- 新端末プランは初月が日割りにならない

カシモWiMAXの料金は安い?他プロバイダとの比較や評判・口コミ、メリット・デメリットをまとめて紹介
5位|@nifty WiMAX(ニフティWiMAX)|セキュリティが安心の老舗
@nifty WiMAX | |
総合評価 | ★★★ |
料金 ★★★ |
・実質月額4,394円 ・端末代金1円 |
キャンペーン ★ |
・@nifty会員月額200円引き |
サービス ★★★ |
・クレカ払い |
契約期間 ★★★ |
・2年/3年契約 |
@niftyは固定回線でも有名な老舗プロバイダですよね。
新規参入が多いWiMAXのプロバイダでは、信頼性が高いことがメリットの一つでしょう。
しかし月額料金は実質月4,394円と割高。
@nifty会員の場合月額料金が200円割引されるため、4,144円となりますがそれでも他プロバイダに比べると高額です。
以前までは@niftyWiMAXもキャッシュバックや固定回線とのセット割引を行っており、おすすめのプロバイダだったのですが、今現在はキャンペーンを実施していません。
ただし上記4プロバイダとは異なり、2年契約ができるため少し割高でも契約期間を短くしたい場合は検討するといいでしょう。
【@niftyWiMAXのメリット】
- 2年契約が可能
- 端末代金が1円
【@niftyWiMAXのデメリット】
- 解約方法がわかりにくい
- キャッシュバックがない
- 月額料金が高い

@nifty WiMAX(ニフティワイマックス)の口コミ・評判、キャッシュバックは終了で料金もかなり高め
目的別にもおすすめWIMAXプロバイダをチェック!
キャッシュバックを重視したい、毎月の月額が安いほうがいいなど、目的別に合わせて各プロバイダを比較してみましょう。
とにかくキャッシュバックが多い方がいい!
キャッシュバックを重視して選ぶときは、金額はもちろん受け取り方法も確認しましょう。
キャッシュバック | 受取までの日数 | 受取難度 | |
UQ WiMAX |
WX05 3,000円 |
契約月翌月にメールで お知らせ→ 専用URLから手続き |
〇 |
GMO とくとくBB WiMAX |
W06/WX05 34,700円 |
11カ月目に 専用メールアドレス宛に お知らせ→ 専用URLから手続き |
△ |
BIGLOBE WiMAX |
15,000円 | サービス開始翌月に メールでお知らせ→ マイページから手続き |
〇 |
JP WiMAX |
10,000円分の Amazonギフト券 |
契約時に受け取るURLに 端末同梱の契約IDを 入力次第即日受け取り |
◎ |
クラウド モバイル WiMAX |
10,000円分の Amazonギフト券 |
クーリングオフ期間後 ギフトコードを入手 |
◎ |
ワイヤレス ゲート WiMAX (ヨドバシカメラ) |
WX05 10,000円の ヨドバシ商品券※ |
同時購入商品割引 (商品券の場合後日店舗で) |
◎ |
KTWiMAX (ケーズデンキ) |
5,000円~ 20,000円程※ |
同時購入商品割引 (商品券の場合後日店舗で) |
◎ |
BICWiMAX (ビックカメラ) |
5,000円~ 20,000円程※ |
同時購入商品割引 (商品券の場合後日店舗で) |
◎ |
YAMADA air mobile WiMAX (ヤマダ電機) |
5,000円~ 20,000円程※ |
同時購入商品割引 (商品券の場合後日店舗で) |
◎ |
※店舗による。独自の商品券やポイント付与の場合などあり。
もっともキャッシュバック額が高いのはGMOとくとくBBWiMAX。ただし受け取りは契約から11か月後と少々受け取りにくい仕組みになっています。
GMOでキャッシュバックを利用する際は、リマインダに登録するなどして忘れない工夫をしておくと安心ですね。
次いでキャッシュバック額が高いのは、BIGLOBEWiMAXの15,000円とJP WiMAX、クラウドmobileWiMAX、ワイヤレスゲートWiMAXの10,000円。
うちBIGLOBE WiMAX以外はギフト券や商品券でのキャッシュバックとなり、現金はもらえないため注意しましょう。
BIGLOBEWiMAXは、契約の翌月に口座を指定するだけでキャッシュバックがもらえる、受け取りやすいプロバイダです。
ただし初回に19,200円の端末代金がかかるので、あまりキャッシュバックのメリットを感じられないかもしれません。

【2019年11月最新】WiMAXのキャッシュバック比較!受け取り方法も徹底解説
月々の料金が安い方がいい!
キャッシュバックよりも月々の支払が安い方がいいという場合は月額割引のあるプロバイダを選ぶのがいいでしょう。
初期費用や端末代金、キャッシュバックを含まずに、月額料金だけを比較すると以下のようになります。
月額 平均 |
契約月 | 1カ月目 | 2カ月目 | 3~ 12カ月目 |
13~ 24カ月目 |
24~ 36カ月目 |
37カ月目 | |
UQ WiMAX |
3,880円 | 3,880円 日割り |
3,880円 | 3,880円 | ||||
Broad WiMAX |
3,550円 | 2,726円 日割り |
2,726円 | 3,411円 | 4,011円 | 4,011円 | ||
GMO とくとくBB WiMAX |
月額割引 3,373円 |
2,170円 日割り |
2,170円 | 3,480円 | 4,263円 | |||
CBあり 4,209円 |
3,609円 日割り |
3,609円 | 4,263円 | 4,263円 | ||||
BIGLOBE WiMAX |
3,980円 | 0円 | 3,980円 | 3,980円 | ||||
カシモ WiMAX |
旧端末 3,523円 |
0円 | 1,380円 | 3,480円 | 4,079円 | 4,079円 | ||
新端末 3,622円 |
1,380円 | 1,380円 | 3,580円 |
4,079円 | 4,079円 | |||
@nifty WiMAX |
4,121円 | 0円 | 3,670円 | 4,350円 | 4,350円 | |||
JP WiMAX |
3,637円 | 2,800円 日割り |
2,800円 | 3,500円 | 4,100円 | 4,100円 | ||
クラウド モバイル |
3,637円 | 2,800円 日割り |
2,800円 | 3,500円 | 4,100円 | 4,100円 | ||
ワイヤレス ゲート |
3,880円 | 3,880円 日割り |
3,880円 | 3,880円 | ||||
KT WiMAX |
3,880円 | 3,880円 日割り |
3,880円 | 3,880円 | ||||
BIC WiMAX | 3,880円 | 3,880円 日割り |
3,880円 | 3,880円 | ||||
YAMADA air mobile |
3,880円 | 3,880円 日割り |
3,880円 | 3,880円 |
最も月額料金が安いプロバイダはGMOとくとくBBWiMAXの月額料金割引プラン。
契約から最大3カ月は2,170円、以降も月に3,480円で利用できます。
次いで安いのがカシモWiMAXの旧端末のプランです。初月0円、1カ月目1,380円とかなりお得ですが、3年目になると4,079円まで料金が上がってしまう点に気を付けましょう。
3位はBroadWiMAX。2年目まではGMOとくとくBBWiMAXより安く利用することが可能です。
サポートが充実している方がいい!
2年や3年と長くお付き合いするWiMAXですから、できるだけサポートのしっかりとしたプロバイダを選びたいですよね。
結論から言うと一番サポートが充実しているのは本家であるUQ WiMAXです。
WiMAXのプロバイダは店舗を持たずWEBや電話のみの対応としていることが多いですが、UQWiMAXは全国約180か所に店舗を構えています。
わからないことを直接質問したい、解約や契約をWEBだけで行うのは不安だという場合、料金は少し割高ですがUQ WiMAXを選ぶといいでしょう。
ワイヤレスゲート(ヨドバシカメラ)やBICWiMAX(ビックカメラ)といった家電量販店で契約できるWiMAXプロバイダも直接スタッフとやりとりが可能です。
しかし、こういった家電量販店は販売を行っているだけなので、UQWiMAXのように店頭で解約はできないことがあるため注意しましょう。
店舗 | メール | 電話 | チャット | マイページ | |
UQ WiMAX |
◎ | 〇 | 〇 | × | 〇 |
Broad WiMAX |
△ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
GMO とくとくBB |
× | 〇 | 〇 | × | 〇 |
BIGLOBE WiMAX |
× | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
カシモ |
× | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
@nifty WiMAX |
× | 〇 | 〇 | × | 〇 |
JP WiMAX |
× | 〇 | 〇 | × | × |
クラウド モバイル |
× | △ | △ | × | × |
ワイヤレス ゲート |
〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
KT WiMAX |
〇 | 〇 | 〇 | × | × |
BIC WiMAX | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
YAMADA air mobile |
〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
WEBで申し込むプロバイダの中では、マイページがあること、お問い合わせ方法が豊富であることなどがポイントとして挙げられます。
特にマイページのないプロバイダは、契約期間や料金、通信量の確認や、住所など登録情報の変更にもいちいち問い合わせをしなくてはならず不便なのでおすすめしません。
BroadWiMAXやBIGLOBEWiMAX、カシモWiMAXは公式サイトに案内のチャットサービスが設けられているため、特に充実したサポートを受けられるでしょう。
契約期間が短いor契約の縛りがない方がいい!
契約期間内に解約をする場合、違約金を払わなくてはならないため、引っ越しが多くエリア外に行く可能性のある人や、常に新しい端末を使いたい人などは、特に契約期間を重視したいですよね。
2年ないし3年契約が主流のWiMAXの中にも、契約期間が短いまたは契約期間なしのプランを持つプロバイダがあります。
契約期間 | 違約金 | |
UQ |
2年 | 1,000円 |
縛りなし | 無料 | |
BIGLOBE | 1年 | 1,000円 |
YAMADA air mobile |
3年 | 9,500円 |
2年 | 1,000円 | |
縛りなし | 無料 | |
BICWiMAX | 3年 | 9,500円 |
2年 | 1,000円 | |
縛りなし | 無料 |
この中でおすすめはUQ WiMAXかBIGLOBE WiMAX。
UQWiMAXは月額料金に+170円することで期間の制限をなしにすることが可能です。2年の契約でも違約金が1,000円なので万が一契約期間内であっても解約がしやすいですよね。
一方BIGLOBEWiMAXは1年契約。1年利用すればいつ解約してもいいのでタイミングを気にする必要がありません。
5Gが2020年からスタートすることも見据え、あまり長期で契約をしたくないという場合はこういったプロバイダの選び方もいいでしょう。
まとめ
WiMAXには豊富なプロバイダがありますが、どれも速度やエリアは同じです。
そのため月額料金の安さやキャッシュバックなどの特典、契約期間などを見て自分にあったプランを選ぶのがいいでしょう。
特におすすめなのはBroadWiMAXとGMOとくとくBBWiMAX。
BroadWiMAX |
|
総合評価 | ★★★★★ |
料金 ★★★★★ |
・実質月額3,656円 ・端末代金無料 |
キャンペーン ★★★★★ |
・19,000円まで違約金負担 |
サービス ★★★★ |
・全国5か所店舗受取可 ・WEB解約可 ・クレカ払い/口座振替 |
契約期間 ★★ |
・3年契約 |
GMOとくとくBBWiMAX |
|
総合評価 | ★★★★★ |
料金 ★★★★★ |
・【CBなし】実質月額3,476円 ・【CBあり】実質月額3,377円 ・端末代金無料 |
キャンペーン ★★★★★ |
・34,800円キャッシュバック ・友人紹介6,000円プレゼント |
サービス ★★★ |
・WEB解約可 ・クレカ払い |
契約期間 ★★★ |
・3年契約 |
乗り換えのしやすさを重視するならBroadWiMAXを、キャッシュバック額や月額料金を重視するならGMOとくとくBBWiMAXを選ぶのがおすすめ。
他にも契約期間を重視するなら1年契約のあるBIGLOBEWiMAX、サポート重視であればUQWiMAXも検討してみましょう。