テレビでのCMだけでなく、街中でもショップを見かけるY!mobile(ワイモバイル)。
キャリアのソフトバンクと同じ会社が運営している格安スマホなので、同じショップでも扱われています。
今回はそのY!mobileについて特徴や料金、他社比較やメリット・デメリット等を詳しく紹介して行きます。

Y!mobileとはどんなスマホ?概要や特徴まとめ
ではまずは、Y!mobileってどんなスマホなの?ってところを紹介していきましょう。
softbankのサブブランド
Y!mobileの運営会社は「ソフトバンク株式会社」。
スマホのSoftbankと運営している会社は同じであり、メインブランドである位置付けのSoftbankに対して、Y!mobileは「格安SIM」サブブランドという位置付けでサービスが提供されています。
そして両者は料金、プラン、オプション、回線等、様々な点で違いがあります。それぞれの違いをまとめると以下の通りです。
Softbank | Y!mobile | |
プラン・料金 | 1GB以内:3,278円 3GB以内:5,478円 無制限:7,238円 |
3GB:2,178円 15GB:3,278円 25GB:4,158円 |
利用回線 | ソフトバンク4G/5G | ソフトバンク4G/5G |
通話オプション | 5分以内無料:880円 かけ放題:1,980円 |
10分以内無料:770円 かけ放題:1,870円 |
割引 | 家族割 光セット割 |
家族割 光セット割 |
利用回線 | ソフトバンク4G/5G | ソフトバンク4G/5G |
通信速度 | ◎ | ○ |
見てわかる通り、料金面ではSoftbankに比べてY!mobileがかなり安いということがわかりますね。
他にもプランはソフトバンクは小容量or大容量、Y!mobileは小容量〜中容量でという設定で異なっています。
回線はどちらもソフトバンクの4G、5G。同じ回線を使っているのでエリアは同じですし、自社回線を利用するので安定した高速通信を利用できます。
ただ通信速度を実測した値を見ると実はSoftbank>ワイモバイル。Softbankに比べてワイモバイルは遅いという結果が出ています。
これはauのサブブランドであるUQモバイルにも言えることで、通信速度の面ではメインブランドの方が速くなっています

回線品質がGood
先ほど述べたように、通信速度はメインブランドのSoftbankに比べると劣ってしまっています。ただだからと言ってそれを気にする必要があるかと言うとそうではありません。
実測した下りの平均通信速度は50Mbpsを余裕で超える値となっており、高画質の動画も全く問題なく見れるレベルです。速度の観点で不便さを感じることはよっぽどないでしょう。
格安SIMの中でMVNOと言われるキャリアの回線を借りて通信を行うタイプのものは、通常時こそ問題ないけれど利用者が増える時間帯(12時から13時、18時から19時など)は回線が混雑して極端に通信速度が遅くなる場合があります。
しかしY!mobileが利用しているのは自社回線。そのように速度が極端に遅くなるようなこともありません。
ですから、回線品質としては格安SIMの中でかなり優れている方だと言えるのです。
容量超過時も最大1Mbpsで通信可能
Y!mobileにはS(3GB)/M(15GB)/L(25GB)の3つの基本プランがありますが、このうちMとLは容量を使い切った後も最大1Mbpsでデータ通信が可能となっています。
1Mbpsというのは、LINEやTwitter・インスタなどのSNSはもちろん、中画質程度なら動画も見ることができるレベルです。
他社の制限として一般的な128KbpsではSNSすらもまともに使えず、我慢するか高いお金を払って容量を追加するかしかありませんが、Y!mobileなら普段よりは快適さが失われてしまうものの、我慢して使い続けることができるというわけです。
ちなみにSプランでも容量超過後は最大300Kbpsと他社よりは速い速度で通信可能です。動画は厳しいですが、LINE等を使うことはできます。
契約や相談はオンライン・店舗のどちらでも可能
格安SIMの多くは店舗を構えておらず、オンラインでの契約が基本です。
ただY!mobileはオンラインだけではなく、店舗での契約や相談をすることが可能となっています。
ショップはソフトバンクショップで「ワイモバイル取扱店」となっているところ、もしくは家電量販店が対象となっています。
Y!mobileの料金プランやキャッシュバック等の詳細まとめ
ではここからは、Y!mobileの料金や割引、キャッシュバック等の詳細を紹介していきましょう。
Y!mobile | |
料金/プラン(通信量) | ・2,178円/S(3GB) ・3,278円/M(20GB) ・4,158円/L(25GB) |
事務手数料 | 3,300円 |
送料 | 0円 |
回線 | softbank |
回線品質 | ○ |
通話定額 | 10分以内無料:770円 かけ放題:1,870円 |
データ繰越 | 翌月まで可 |
オプション | データ増量(+550円) |
割引等 | 家族割(2回線目から) おうち割(ソフトバンク光とのセット) |
キャンペーン | PayPayポイント10,000円分 データ増量1年間無料 一部端末代大幅割引 |
公式 | Y!mobile |

Y!mobileの料金プランはS/M/Lの3つ
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
容量繰り越し | 翌月まで可 |
Y!mobileでは3GB・15GB・25GBと小容量から中容量まで3つのプランが選べます。
さらに下記で説明する「データ追加オプション」を利用すれば、5GB・20GB・30GBとすることも可能。利用者としては様々な容量から自分に合ったものを選べるので使い勝手は良いと言えるでしょう。
ただ料金は格安SIMの中では比較的高い部類に入ってしまうという難点があります。
上記で説明した通り、Softbankに比べればかなり安いものの、他の格安SIMや同じSoftbankが出しているLINEMOと比べて基本料金では1,000円以上高いです。
ただしY!mobileではこの基本料金からさらに大幅に割引を受けることができる場合があるということに注目しなければなりません(他社はほぼない・あってもわずか)。
もし割引を適用できると、実は料金は非常に安くなります。
光回線とセットとの割引(おうち割)や2回線目以降の割引(家族割)
Y!mobileでメインとなるのは光回線やホームルーターとのセット割である「おうち割」、家族で契約している場合に割引となる「家族割」の2つです。
おうち割
おうち割はソフトバンク光(光回線)、ソフトバンクAir(ホームルーター)を契約している場合に適用される割引で、1台につき1,188円が毎月割引されます。
対象となるのは光回線を契約している本人だけではなく、家族も利用可。すなわち、もし家族4人で利用してれば毎月4,752円も割引となるわけです。
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
通常料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
割引適用後 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
非常に大きな割引となり、この割引を適用できれば他社よりも同等もしくは安い料金で利用できることになるのでかなりおすすめです。
家族割
家族割は家族(同居有無、親等数関係なし)や恋人(同居)で複数台契約している場合に、2回線目以降の料金が毎月1,188円割引になる制度です(最大9回線)。
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
通常料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
割引適用 1回線目 |
2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
割引適用 2回線目〜 |
990円 | 2,090円 | 2,970円 |
主回線となる1回線目は割引適用とならないという難点はあるものの、2回線目以降の割引額は大きく、また血縁関係があれば同居していなくても良いなど適用条件も緩いので、家族まとめて入るとかなりスマホ代金の節約になるでしょう。
なおおうち割との重複適用はできません。ですので、もしどちらも対象となるなら1回線目も割引されるおうち割を適用するのが良いでしょう。
Y!mobileの通話オプション
Y!mobileの通話定額オプションは以下の2つです。
- 10分以内かけ放題・・・770円
- かけ放題・・・1,870円
料金的には平均的です。他社は5分以内かかけ放題かのどちらかですが、Y!mobileは10分以内もしくはかけ放題です。
5分以内が良いか、10分以内が良いかというのは利用方法によって意見が分かれますが、私個人としてはなんだかんだ5分を超えることが多いので、200円程度で10分まで無料になるならそっちの方が安くすむと思っています。
データ繰越が可能
Y!mobileはもしデータ容量が余った場合に翌月までその残った分を繰り越すことが可能となっています。
すなわち15GBのプランで10GBしか使わなければ、翌月は20GBまで使えるということです。
毎月の使う容量はばらつくものですから、意外とこの「データ繰越可」というのはありがたい制度です。
ちなみに同じsoftbankが出しているLINEMO(20GB・2,728円)やdocomoが出しているahamo(20GB・2,970円)では繰越できません。
データ増量オプション
Y!mobileでは基本プランの容量(3GB・15GB・25GB)を月550円で増量できるデータ繰越オプションがあり、3GB→5GB、15GB→20GB、25GB→30GBにできます。
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
料金/容量 | 2,178円/3GB | 3,278円/15GB | 4,158円/25GB |
オプション適用 料金/容量 |
2,728円/5GB | 3,828円/20GB | 4,708円/30GB |
割引適用(※1) オプション適用 料金/容量 |
1,540円/5GB | 2,640円/20GB | 3,520円/30GB |
※1:おうち割、もしくは家族割(2回線目〜)を適用した場合
550円で5GB追加ということは、1GB110円で追加できるということですから、かなり安いオプションであると言えます。
もし容量が足りないという場合には利用すると良いでしょう。
ただし、このオプションは申し込みの翌月から適用可能となっています。すなわち容量がなくなって速度制限になったからといってこのオプションに申し込んでも解消はされないということです。
ちなみにY!mobileでは万が一足りなくなった場合に0,5GB/550円で追加することが可能です。他社と同等ですが、やはり高いのであまり利用はおすすめできません。
キャッシュバック等キャンペーン情報
Y!mobileでは現在、以下のキャンペーンが行われています。
PayPayポイント最大10,000円分プレゼント
ソフトバンク系列のY!mobileでは、契約時にPayPayポイントを貰うことができます。
PayPayは多くの様々なお店で使うことができますし、貰えるタイミングも開通月の翌月と早いので、かなりメリットの大きいキャンペーンだと言えます。
なお貰えるPayPayポイントは乗り換えor新規契約、申し込んだプランによって以下の通り異なります。
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
新規契約 | – | 6,000ポイント | 6,000ポイント |
他社から乗り換え (MNP) |
3,000ポイント | 10,000ポイント | 10,000ポイント |
シンプルM・LとシンプルSでのポイント差が大きいので、もしSでの契約を考えていてもまずはMプランで契約して貰ってからSへと変更するのが良さそうです。SとMとの差額は1,000円程度しかありませんからね。
データ増量オプション1年間無料
月550円で毎月のデータ容量を増やすことができるデータ増量オプション(S:+2GB、M・L:+5GB)が、1年間無料となるキャンペーンが行われています。
合計で6,600円分の割引、容量が増える分に困ることはありませんから、ぜひ活用しましょう。
ただし1年間の無料期間が終わると自動で支払いが発生します。もし必要ないひとは無料期間が終わったタイミングで外すのを忘れないようにしましょう。
一部端末最大21,600円割引
Y!mobileでは契約と同時に端末を購入することができますが、新規契約・他社回線からの乗り換え時だと端末代が最大21,600円割引で買えます。
iPhoneはありませんが、もしアンドロイドでもいいからスマホを新しくしたいという人は活用しましょう。
Y!mobileと他社格安SIMを徹底比較
ここからは、Y!mobileと他の格安SIMについて比較した結果をかくにんして行きましょう。
Y!mobile (割引無) |
Y!mobile (割引有) |
LINEMO | ahamo |
povo | UQモバイル | IIJmio | OCNモバイルONE | BIGLOBEモバイル |
mineo | 楽天モバイル | |
料金/通信容量 | ・2,178円/3GB ・3.278円/15GB ・4,158円/25GB |
・990円/3GB ・2,090円/15GB ・2,090円25GB (※1) |
・990円/3GB 2,728円/20GB |
・2,970円/20GB (5分通話無料込) |
・990円/3GB ・2,700円/20GB ・6,490円/60GB ・12,980円/150GB |
・1,628円/3GB ・2,728円/15GB ・3,828円/25GB |
・850円/2GB ・990円/4GB ・1,500円/8GB ・1,800円/15GB ・2,000円/20GB |
・550円/0.5GB ・770円/1GB ・990円/3GB ・1,320円/6GB ・1,760円/10GB |
・1,078円/1GB ・1,320円/3GB ・1,870円/6GB |
・1,298円/1GB ・1,518円/5GB ・1,958円/10GB ・2,178円/20GB |
・1,078円/3GB ・2,178円/20GB ・3,278円/無制限 |
使用回線 | softbank | softbank | docomo | au | au | docomo au |
docomo | docomo au |
docomo au softbank |
楽天 | |
回線品質 | ◯ | ◎ | ◎ | ◎ | ◯ | △ | △ | △ | △ | △ | |
家族割等 | ・2回線目以降 1,188円割引 ・光回線セット割 1,188円割引 |
– | – | – | ・自宅セット割で 最大858円割引他 |
・通話定額オプション 1年間410円割引 ・1GB増量1年間 |
– | ・2回線目以降 220円割引 |
・複数回線で55円/台割引 | – | |
オプション | ・通話定額10分:770円 ・かけ放題:1,870円 |
・通話定額5分:550円 ・かけ放題:1,650円 |
・1GB追加:550円 ・80GB追加:1,980円 ・かけ放題:1,100円 |
・通話定額5分:550円 ・かけ放題:1,650円 |
・通話定額10分:770円 ・かけ放題:1,870円 |
・通話定額5分:500円 ・通話定額10分:700円 ・かけ放題:1,400円 |
・通話定額10分:850円 ・かけ放題:1,430円 |
・通話定額3分:660円 ・通話定額10分:913円 |
・通話定額10分:550円 ・かけ放題:1,210円 |
・通話定額15分:1,100円 | |
キャンペーン | ・端末購入時、割引 ・PayPayポイント 最大10,000円分 ・データ増量 1年間無料 |
・乗り換えでPayPay ポイント10,000円分 ・1年間通話オプション 550円無料– |
– | – | ・端末購入時、割引 ・データ増量 オプション無料 |
・通話定額オプション 410円割引 ・MNPで端末割引 |
– | ・エンタメフリー 6ヶ月無料 |
– | ・端末購入で最大 24,000ポイント還元 |
※1:おうち割、もしくは家族割(2回線目〜)を適用した場合
プラン・料金の比較、割引を適用できれば安い
料金を見ると、割引がなければかなり高い部類に入ってしまいます。3GBで比較しても他社は990円であることがほとんどですが、Y!mobileはそれよりも1,000円以上高いです。
ただおうち割(光回線とのセット割)や家族割を適用することができれば、料金は他社と同等。容量によってはかなり安くなります。
容量別にざっと見ていきましょう。まずは3GB。
- Y!mobile(3GB・割引無):2,178円
- Y!mobile(3GB・割引有):990円
- LINEMO
(3GB):990円
- povo(3GB):990円
- IIJmio(4GB):990円
- OCNモバイルONE(3GB):990円
- 楽天モバイル(3GB):1,078円
割引適用時は他社と同等の料金です。
続いて15GBに近いプランでの比較。
- Y!mobile(15GB・割引無):3,278円
- Y!mobile(15GB・割引有):2,090円
- LINEMO
(20GB):2,728円
- ahamo(20GB):2,980円
- povo(20GB):2,700円
- IIJmio(15GB):1,800円
- mineo(20GB):2,178円
割引適用前は高いですが、割引を適用できればトップクラスの安さです。MVNOタイプ(IIJmioやmineo)に比べると若干高いですが料金差はわずか。後述する回線品質の差やキャンペーンの差を考慮すればかなり優れていると言ってよいでしょう。
最後に25GBに近いプランでの比較。
- Y!mobile(25GB・割引無):4,158円
- Y!mobile(25GB・割引有):2,970円
- LINEMO
(20GB):2,728円
- ahamo(20GB):2,980円
- povo(20GB):2,700円
- IIJmio(20GB):2,000円
- mineo(20GB):2,178円
多くの格安SIMでは上限のプランが20GBとなっている場合が多く、25GB使える(550円の増量オプションを使えば30GB)まで使えるプランがあるのは一つのメリットと言えるでしょう。
料金としても5GB多い割には十分安い(割引適用時)です。15GB同様、最も安いのはMVNOタイプ(IIJmioやmineo)ですが、それ以外の面を考慮すればおすすめできる格安SIMです。
通信速度の比較
スマホを使う上でかなり重要となる通信速度。特に10GB以上のプランを選ぶ場合は動画等を見る機会も増えてくるので、安定して速いというのは快適性という観点からかなり大事です。
ではY!mobileはどうかというと、トップクラスではないものの快適性を心配する必要はないくらい速く安定しています。
通信速度の実測値等から調べると、格安SIMのタイプによって回線品質の評価は以下のようになります。
タイプ | 例 | 回線品質 | コメント |
キャリアの 格安プラン |
LINEMO、ahamo等 | ◎ | どの時間帯でも 安定してかなり速い |
サブブランド | Y!mobile、UQモバイル | ○ | どの時間帯でも 安定して十分速い |
MVNO | IIJmio、mineo等 | △ | 回線混雑時間帯に 速度低下 |
新キャリア | 楽天モバイル | △ | 速い場合もあるが、 エリアが狭い |
最も回線品質が良いのは、LINEMOやahamoと言ったキャリアが新たに格安プランとして出したタイプ。通信速度は格安SIMの中でもトップクラスで、通信の安定性も高いです。
そしてそれに続くのが本記事で紹介しているY!mobileが含まれるキャリアのサブブランドです。キャリアの格安プランに速度の面で若干劣るとは言え、快適性という点で気になるほどではないでしょう。
独自回線なので安定性も高いですし、速度は実測した数値として多少下がる程度なので普通に使っている分には差がないと感じる人がほとんどだと思います。
MVNOタイプはキャリアから回線を借りて通信を行いますが、利用者が増える時間帯で借りている回線が混雑してしまうという難点があります。場合によっては1Mbpsを切るような極端な速度低下となってしまうことも。やはり独自回線を使う上記2つに比べると回線品質という観点では劣ってしまうでしょう(代わりに料金が安いというメリットがあります)。
最後に新キャリアである楽天モバイル。既存の回線を借りるのではなく、独自の通信網を全国に広げて独自回線で通信を行います。
独自回線なので通信速度は良い時は速いです。ただ難点なのがエリアの狭さ。徐々に拡大しているとは言え、3大キャリアの回線網には大きく劣ってしまっており、人口カバー率97%とは言え、都心部でも地下や建物の中だと楽天回線には繋がらないケースが多いです。
楽天回線に繋がらない場合はパートナー回線(au回線)に繋がるので圏外とはなりませんが、パートナーかいせんは月5GBまでという制約がある上、速度も借りている回線なのであまり速くないので回線品質としては△というのが現状です。
ですので、もし回線に快適性を求めるのであればキャリアの格安プランかサブブランドを選ぶことをおすすめします。
キャンペーンの比較
端末代割引等をおこなっている会社はいくつかありますが、キャッシュバックを行なっているところはY!mobileと同じソフトバンク系列のLINEMOくらい(同じくPayPay最大10,000円分)であまりありません。
さらにデータ増量1年間無料(通常月550円のオプション)もあるので、Y!mobileはキャンペーンとしてはかなり優秀だと言えるでしょう。
たとえ月額料金が多少高くても、キャンペーンを考慮すれば一番お得に使えるかもしれません。
Y!mobileのメリット・デメリット
ここからは、今まで説明したことを整理してメリットとデメリットを紹介していきます。
Y!mobileのメリット
ではまずはY!mobileのメリットからです。
回線品質が良い
キャリアの格安タイプ(LINEMOやahamoなど)に比べると、実測した数値上の通信速度は多少下回ります。
しかし普通に使う分には十分な通信速度。MVNOタイプのように回線が混雑する時間帯で極端に速度が低下することもなく、安定性という面でも優れています。
これまで遅いのが嫌だという理由からキャリアを選んでいた人にとっても十分満足できますから、純粋に通信費を下げることができるでしょう。
割引額が大きく、適用できればトップクラスに安い
Y!mobileの大きな特徴が、特定の条件で適用できる割引の割引額が大きいこと(月1,188円)。
- おうち割(光回線とのセット割)
- 家族割(2回線目〜割引)
この割引が適用した場合、スマホの料金としてはトップクラスで安くなります。
キャンペーン込みで考えれば、トータルで考えた時にかなり優秀
Y!mobileではPayPayポイント最大10,000円分プレゼントや、データ増量無料といった格安SIMの中ではかなり優秀なキャンペーンがあります。
割引を適用できればトップクラスに安い料金、良好な回線品質を含めてトータルで考えれば、Y!mobileは格安SIMの中でもかなり優秀でおすすめできると言えるでしょう。
契約は窓口でも可能
多くの格安SIMが契約は窓口のみ、相談もオンラインでチャットというケースが多い中で、実際に店舗で契約や相談ができるというのは人によって大きなメリットとなるでしょう。
慣れていて困った時に自分で解決できるという人ばかりではありませんからね。
Y!mobileのデメリット
では次にデメリットです。
割引を適用できないとかなり高い
おうち割、家族割による割引(1,188円)を適用できないのであれば、他社と比較してかなり高いので正直おすすめできないというのが本音です。
3GBで2,178円。LINEMOなら3GB990円。
15GBで3,278円。LINEMOなら20GB2,728円。
回線品質としても優れているLINEMOの方が、料金が安いです。ですので、もし割引を適用できずに通常料金のまま契約するのであれば、圧倒的にLINEMOをおすすめします。
正直Y!mobileのデメリットはこの一点だけ。ただかなり大きいデメリットです。
割引が適用できるかできないか、それによって利用すべきかすべきではないかが決まると言えます。
Y!mobileをおすすめできる人
では次にY!mobileをおすすめできる人について紹介していきます。やはり割引を適用できるかできないかが大きな分かれ目です。
家族でまとめてスマホを持つ人
Y!mobileには家族割があり、家族でまとめて契約するとお得です。
- 家族割割引額・・・2回線目以降1,188円引き
- 対象・・・家族(同居有無、親等数関係なし)もしくは恋人(同居)
- 最大適用回線数・・・9回線
1回線目(主回線)の割引はなく、2回線目以降が対象となる点には注意が必要ですが、家族が多ければ多いほどお得なので家族分まとめて契約できるというのであればかなりおすすめです。
自宅の光回線がソフトバンク光、もしくは今後光回線を変える予定の人
おうち割(光回線やホームルーターとのセット割)が適用できる人もおすすめ。
- おうち割割引額・・・1,188円(契約者本人、家族全て)
- 対象・・・ソフトバンク光もしくはホームルーターを契約している本人や家族
おうち割は光回線等の契約者本人だけではなく、家族全員割引が可能。4人家族なら4人分、合計4,752円の割引となります。
家族割と違って1回線目から全員適用となるので、もし該当の光回線もしくはホームルーターを使っているならまず間違いなくY!mobileを使うことをおすすめします。
また現在光回線を使っていて多少なりとも乗り換えを考えているなら、このタイミングでソフトバンク光に乗り換えるというのも一つの手です。ソフトバンク光はキャッシュバック額が大きくかなりお得なので光回線の中ならおすすめなので。
Y!mobile(ワイモバイル)の口コミ、評判
Y!mobileには「速くて安い」「さまざまなサービスがある」といった、よい口コミが多く寄せられています。
【速度の口コミ】
3月分の格安SIMの速度計測結果が出ました
まずはワイモバイルですお昼12:30でも50Mbps近く出ていて、相変わらず爆速です
私の計測ではUQモバイルより速いですね「格安SIMにしたいけど遅いのは嫌だ」という方はワイモバイルがおすすめです#ワイモバイル https://t.co/cAhKFqXUKb
(Twitter)
今メインで使ってるスマホはワイモバイルのSIMを使ってる。
サービス面で細かいデメリットはあるけど、なにより根本的な通信速度の面で安定してるので格安SIMにありがちな混雑時のストレスを一切感じさせない。従来の MNOの3キャリアと同じ使い勝手で料金を抑えられるのでおすすめ。(Twitter)
Y!mobileでは、高速という報告が多く寄せられています。
50Mbpsという実測値はキャリアのスマホに匹敵するスピードであり、Webの閲覧はもちろん、動画の視聴も快適。
単に速いだけでなく、混雑しやすい時間帯でも快適に使える点も魅力です。
まとめ:Y!mobileは割引が適用できるか否かでかなり違う
Y!mobileの特徴をまとめると以下の通りです。
- 通常の料金は高いが、割引適用で料金はトップクラスに安くなる
- 回線品質はかなり良い
- キャンペーンによる特典がかなり良い
Y!mobileを選ぶか否かはおうち割(光回線とのセット割)や家族割を適用できるかどうかです。
回線品質が良く、キャンペーンが良いY!mobileですが、もし割引を適用できないなら他社と比べて高すぎます。
ただもし割引が適用できるのであれば、かなりベストな選択肢となると言って良いでしょう。
